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プラトニック ラブ  作者: 伊咲 汐恩
第三章
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セイからのメッセージ




ーーバイク接触未遂事件があった日の翌朝。

紗南はスマホのアラーム音で目が覚めて枕元のスマホを取ってホームボタンを押すと、セイからLINEメッセージが届いていた。

嬉しさのあまりベッドから飛び起きると、3秒前までの眠気が一気に吹っ飛んだ。


しかも、今日はいつもみたく約束時間の数字ではない。

交際をスタートしてから初めて文字というものが届けられた。

それによって嬉しさに拍車がかかる。




『おやすみ』




内容はたった一行。

絵文字やスタンプなど使用されていないシンプルなもの。

送信時刻は午前4:23。

当然その時刻はまだ夢の中。



紗南はバイク接触未遂事件をセイに伝えていない。

自分の事で余計な心配をかけたくないと思っていたから。

普段からは考えられないようなメッセージを受け取って喜んだのも束の間。

少しひっかかりを感じた。


初めて送信された文字コミュニケーションは、それほど特別なものだったから。


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