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転生したら、アンデッド!  作者: 三ノ神龍司
第三幕 終わらぬ物語の行方
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第七十六章 総取りは割と危険行為

 勝ちました。最後、ちょこっと危なかったけれども。今はもう大丈夫。『死神ノ権能』の特殊効果で無力化したあと、急いで麻酔とか打って起きないようにしたから。


 うーむ、イェネオさんの時もそうだったんだけど、今後の強い敵って最後に死力を尽くしてくる感じなのかな。強いと戦闘不能まで持っていけなくて、瀕死ひんしで最後の力をふり絞って玉砕覚悟で突っ込んでくることがある。


 二度経験してわかったのだが、結構アレって危険だなあって思ってる。


 イェネオさんの時はアルスとかが防いでくれるから、アスカ狙いだろうなあってのがわかってギリ防げただけだ。


 今のサンのもそうだけど、対応する手段があっただけだ。たとえば俺自身だけじゃなく、俺以外の仲間が狙われたらとか考えると恐ろしいんだよな。


 対抗手段がない場合とかももちろんやべえけど、特に精鋭が複数人いた場合、玉砕覚悟の援護をされたら……たぶん、今の俺だと防げないかもしれないのだ。そこら辺も課題としていかないとね。


 一発で戦闘不能、および即死系の攻撃能力を手に入れないといけない。


そういう考えに至る前にとにかく余力を削るとか? いや、それだと戦闘時間が長引くから、事故率も上がってあんまりよろしくないかな。


 俺は戦闘について、あんまり分らんので他の誰かに助言もらいましょー。


 てなことで、事後処理しますか。色々と面倒くさくなりそうなんだよね。まあ、当たり前だ。緊急時しか作動しないシェルターが作動して、中でドンパチしてたんだから……皆、集まってくるよね。


 皆……そう、四天王達だ。


 プルクラ(本物)を筆頭に、アンゼルムやトラサァン、バルトゥラロメウスがやってきていた。


 倒れている、サン。そしてその近くで鎮座するレギオンこと俺。……これは剣呑とした雰囲気を出さないほうが無理だわさ。


 でも、即刻排除とはならんかった。


 プルクラが俺を睨み(目は見えないけど眉間にシワが寄っている)ながら、口を開いた。


「それで? 誰か説明できる?」


 本物は極めて理性的で助かりますわ。んでもって、話が出来そうな『誰か』こと、ダラーさんが俺の前に進み出てきてくれた。


「説明致します――」


 ダラーさんが、かくかくしかじかと説明してくれたけど、プルクラは片手で目を押さえてうなる。


「にわかには信じがたいわね。大体、あんたが後ろのレギオンに支配されていないって保証もないわけだし」


「保証ならあとでいくらでもします。今はただサンを救うために――」


 ……なんかあれだな。ラフレシアの説明とかも挟むと、もう色々と面倒くさいことになりそう。もちろんプルクラにとっても、サンは大切なんだろうけど、大切だからこそ得体の知れない化け物にいじられるのは勘弁願いたいのだろう。


 むしろ、向こうとしてはアスカの件が終わったから自分達で助けたい……ああ、そっか。


(アスカ、かもーん!)


《しゃきーん》


 アスカがダラーさんの頭頂部から、フィーバーポーズをしながら現れた。それ好きなのね。……不死ノ王って昭和の人かしら。


 んでもって、妖精アスカが現れたわけだけれども……


「……」


 それを見たプルクラは、すごいわかりやすく固まって、


「きゃああああああああああああああああああ!!」


 めちゃくちゃすごい黄色い悲鳴を上げて、こてんとひっくり返った。もうそのまんまの意味で地面にこてんと転がっちゃったのだ。ウケる。


 まともだとこんなイカレた反応すんのね、面白い。


《おー》


 転がってしまったプルクラをアスカが感心したような声を上げて見下ろすと、プルクラは恥ずかしそうに「ふわあ」と顔を両手で覆ってしまった。


 こういう時にはあれだな。




 閑話休題。




「話は大体わかったわ」


 プルクラさんは分っていただけたようです。色々と面倒臭いから人払いを済ませ、この場にいるのは四天王と俺達とダラーさんだけである。


 ちなみにすました顔でいるプルクラさんだが、頭にアスカを乗せて指でちょいちょいちょっかいかけていた。アスカもその指をぺしぺし叩いて遊んでいる。そしてプルクラさんの脚はがくがくと震えて今にもくずおれそうだった。


「……本物のリーダーなのか?」


 トラサァンさんが敵意もそんな強い猜疑さいぎ心もなく、疑問的な感じでそう口にした。それをプルクラさんがキッとにらむ。


「見ればわかるでしょう!? この、ぜんるぅら――じゃなくて、魂の性質がアスカ様そのもの! あんたもぐり!?」


「もぐりってか直系の眷属なんだが。いや、魂の偽装とかあるんじゃねえの?」


 そう言ってトラサァンさんはアンゼルムさんに目をやる。


「まああるかもねー。ただ、そこのレギオンは……フラクシッド?」


《いぇあ》


 俺はアンゼルムさんに親指を立てて返事をすると、微笑みを浮かべてうなずいてくれた。


「じゃあ信じるよ。あの子には獣神の子と会わせてくれる約束をしているからね」


「それ、買収されてね?」


 トラサァンさんが、うーんと唸りながら、ちらりとバルトゥラロメウス……さんを見やる。


「多数決的に否定しとくか?」


「ど、どうでしょう。ただ、まあ、あれが僕をだませる力があるのは確かです。でも、プルクラさんが、ああなら、……どうしようもないんじゃないでしょうか」


「だよなあ。まっいいか」


ということで、一段落しました。んで、ダラーさんを経由して、フラワーことラフレシアのことをしっかりと伝えておく。さすがにラフレシアについては怪訝けげんそうにしたものの、本当のことを話した&フラワーの力は『確かなモノ』であることを知っているのか、止められなかった。


「で、…………結論はどうなの?」


 プルクラさんの強気がどことなくなりをひそめ、ちょっとビクついたように訊いてくる。


《出来るよ。元の人格は問題なく格納されてあるから、それを主人格に置き換えれば、なんとかなると思う》


「そんな簡単に出来るものなの?」


《簡単ではないよ。今までこんなことやったことないし。どうすればメイン人格になるのかさえ分ってなかったもん。だからそこら辺のメカニズムを把握するのに、かなーり時間がかかったってわけ。戦闘中、なんとか光明が見えてあとは実践するだけ。いっとくけど、100パーセントじゃないからね。そこだけは理解しておいて》


「……わかってるわよ。……そんな都合のいいこと元から起こるなんて思ってもなかったんだから」


 プルクラさんが最後にボソッとつぶやく。自信家に見えて、結構(もろ)いところがあるのかしらね。


(俺、なんかやることある?)


《マスターがやることはないかな。ただ魂を造ってて。一応、人格と記憶のバックアップとっておくから》


(りょーかーい)


《それと……》


 ラフレシアがちょっと小声っぽくなる。内部通信みたいなもんだから潜める必要はないんだけど、クセみたいなもんよね。


《プルクラ側の人格はどうする?》


 それってイカレた感じになってる奴よね。…………うーん。


(なんか面白そうだし、入れ替える形に出来ん?)


《えーっと……それはサンの中でってこと?》


(うん。俺はいらんよ。人格と記憶だけなんだろ? スキルがなきゃ確保する意味がない)


 面白さから変なことはたまにするけど、大体は利益があるかどうかを考えているのよ? 実際、アスカの妖精化は利益がすごいあるからやったわけだし。魔王の魂を確保したのとかもそうだしね。


 なので、この場合『面白く利益がある』のは俺が確保するんじゃなくて、サンの中でどうにかこうにかする方なのだ。


(今のサンって俺とはまた違うけど、自分の中に違う魂がもう一つあるみたいなもんだよな?)


《うーん、若干、違った。記憶保存みたいなスキルで記憶と人格が保存されて、『圧縮』された状態なんだよね。このままだと主人格として使えないから『解凍』する必要があるの。まあ、マスターとはまた違うよ》


(ほうほう。まあ、いいや。とりあえず入れ替えは出来る?)


《出来るとは思う。サンの人格と記憶がされていたように魂に記憶を入れてスキル化する方向に持っていけばなんとかなるかも? ……マスターが考えるものとは違うけど、これは結構、面白いことだね。記憶と人格の保存をこんな風に出来るなんて。……そっか、スキル化は盲点もうてんだった》


 それを応用すれば、もっと面白いことが出来そうなんだよね。そこら辺は元に戻ったサンにたずねて、承諾を得たらやってみようと思うのだ。吸血鬼の契約の技術と妖精の性質を合わせれば、かなーり面白いことが出来るかもしれない。


 ということで、ラフレシアには頑張って貰う。








 で、そっから別に劇的なこととかはない。特に感動的なBGMとかは流れることはないだろう。……この場合流すとしたら、ラフレシアが奮闘ふんとうしていることからプロジェ○トXの地上○星でも流した方が良いかもね。


《これで、良いかなあ》


 そう言いながら、ラフレシアがサンの中から這い出てきた。


(お疲れー)


《乙カレー》


 俺とアスカに労われ、ラフレシアは俺の魂内へと戻って行く。


 さて、あとは成功かどうか試すわけだけれども、それは起きて貰わないと出来ない訳で……。


「気付け、やります?」


「やめろ」


 ダラーさんとプルクラさんに怖い顔をされて止められました。くぅーん。


 まあ、だとすると起きるのに時間がかかるよな。じゃあ、ちょっとお話しようか。


 ちょっと長めに話すので、ラフレシアの声を使わせてもらう。


《ところでダラーさん、この後、どうするんです? 普通にジルドレイで暮らします?》


「どうしたんだ、急に」


 いきなりの質問にダラーさんはちょっと不思議そうに聞き返してきた。


《いえ。普通にここに戻って生活出来るのかなーって思いまして》


 色々とやらかしてますよね、貴方。特殊警察に喧嘩売ったりなんかしたり。このままだと留置所にぶち込まれるんじゃない? 少なくとも何かしらの制裁を加えられるのは確定だろう。じゃなきゃ、公衆の面前でぶちのめされた特殊警察の面目が立ちませんもの。


 舐められちゃいけない組織が舐められると治安がえらいことになるので、面子とか割と大事だろうし。


「……まあ、そこは仕方ない、としかなあ」


 ああ、罰は受ける気なのね。やっぱりそういう性格だし、そういう結論になるよね。


 うーむ。……俺は内心唸りつつ、プルクラさんを見やる。目を向けられたプルクラさんは即座に「なによ」とぶっきらぼうに返してくる。……視線に敏感ってか、感知能力結構高い?


《ダラーさん借りて良いっすか?》


「良いんじゃない? ここにいても能力をまともに使えないし、罰則与えるの面倒だし。正直言って有能過ぎる分、余計に邪魔」


「酷い言いようだな」


 ばっさり言うプルクラさんに、苦笑するトラサァンさんだ。


 俺はそんなトラサァンを見て、拳をポンッと打つ。


《あっ、トラサァンさんが一応上司になるんすかね? 良いっすかね?》


「あー、そこは……本人の意思次第だなあ」


《らしいっす。登用したいんですが、よろしいですか?》


 オレは再度、ダラーさんに向き直って似たような質問をする。――ダラーさんは、ええ……、みたいな驚きと困ったような表情が入り交じった顔をしていた。


「いや……あー、なんでだ?」


《優秀な人材はいくらでもいて良いっすからね。ちなみにこの件が片付いたら、西の共和国行って獣人虐殺しに行く予定です》


「俺がそれに関わったら歴史問題が余計にややこしくならないか!?」


《あっ、大丈夫っすよ。ダラーさんにはそういうことはさせないんで》


「そういう問題かあ?」


 素早いってかなりすごい強いアドバンテージなのよね。だから、味方としていてくれるだけですごい心強いし、……たぶん『間に合わない』なんてこともなくなるだろう。『寄生者』がなくなっても、俺はまだまだ鈍足だからな。


 ダラーさんは、腕を組んで悩む。これは後一押し必要ですね。俺はまたプルクラさんの方を向く。


《サン……さん?》


「この子は敬称とか気にしないし、見た目も性格も子供っぽいから別に呼び捨てで問題ないわよ」


《サンですけど、この後、どうします?》


「…………。……扱いが、かなり難しいのよね。『プルクラ』として上に立っていて貰ったけど、魔神のアスカ様が消えた以上、役割をし続ける意味もないのよね。……そもそもこの状態を維持し続ける意味もなくなったから、国としての方向性も変えなきゃいけないし。……アンゼルム、獣神とか言う人狼との繋がり使わせてもらうことになるわよ」


「そういうことなら別にいいよー」


 アンゼルムさんはプルクラさんから実質的に人狼と関わる承諾を得たからか、上機嫌でぴょこぴょこ地面を飛び跳ねていた。


《んでは、本人の意思を確認次第、連れて行ってもよろしいですか?》


「駄目よ。それだとあんたの総取りじゃない。この件についての礼はするけど、あくまで個人間のものよ。王種とそれに近い軍人を引き抜くなら、相応のものを渡しなさい」


そりゃそうか。けど、かなり優しい。いわゆる『政治的な振る舞い』は抜きにしてくれているから。なんか言質取られないために、迂遠うえんな言い方とかするあれは正直、俺には出来んし。


 ……そういうの抜きにしてくれるなら、お礼としてちゃんとしたものを渡さないとなあ。ちなみに個人間のことではなく、国として利益が出る何かが必要となる。……一つは、あれだ。


《人狼側と交渉できるように働きかけましょうか? フェリス……獣神との繋がりだけだと、上手くいかないかもしれませんし》


「あんたが交渉出来るの?」


《無理ですね。そういう経験も知識もないので。ただ向こうが興味を持ちそうなものなら、提示出来ると思います。――魔道具や鉱石の栽培は『商人』にとっては垂涎すいぜんものだと思いますから》


 ジルドレイって生活水準、クソ高いんだよね。冷蔵庫とかがあったりと周りは中世やってるのに、ここだけ昭和中期なんだもん。しかも資源を量産出来るチートまである。


「ふーん。つまり潜入して、見てきたていで話してくれるってこと? まあ、いいわね。あとは?」


《魔族側の問題についてで――ハイマさんにも話しましたが……俺はここに潜入したってことにはしません》


「へえ」


 プルクラは口の端を吊り上げる。


《これだけでかなり、相手側からの要求も出されにくくなるはずです》


 潜入した奴がうんこ撒き散らした汚名を受けることになるからな。そもそも認めたら、魔族側全体がそういう目で見られるかもしれないし、国としての汚名と言っても良いのだ。たぶんフーフシャーさん辺りも俺がフリーであることを強調しての交渉をするはずだったろう。


「いいわね。けどそれだとあんたと向こうの仲がかなり険悪になるんじゃない?」


《問題ないです。とある人の生死に関わる情報があるので》


 ミチサキ・ルカから教えて貰った、確率によって死亡するかもしれない魔王について教えたら、まあまあ悪くは思われないだろう。


《それと俺が撒き散らした悪臭の消臭効果がある香水を向こうに渡すつもりなんで》


「…………ああ、なるほど、それなら違う方向性でもこちらと交渉出来るってわけね」


 ――プルクラさんはやっぱりここで、それをよこせ、とは言わなかった。何事でもそうだけど『総取りは危険』なのだ。


 立場や力関係上、出来るからと言って、何もかもを奪おうとすると当たり前だがかなりのヘイトがまってしまう。結果的に、強固な姿勢を取られて本来得られた利益を長い間享受出来なくなる可能性もある。


 何事も、ほどほどが大事ってことだ。ちなみに問題なく武力や権力で総取り出来るなら、その場限りではない(実際、敵対していた時のプルクラさんはそういう感じだったし)。


 ちなみに魔族と全面戦争したら、とんでもない被害になるから絶対にプルクラさんは何もかもを奪う選択肢は取らない。


 んでもって、これが俺の出来る限り両者が穏便に済ませてくれる方法でもある。


《以上ですが、どうです?》


「及第点ね。じゃあ連れてっても良いわよ。――ああ、一応、サンの身が危険にさらされたら許さないから」


《ああ、それについてですが、プルクラさんにも検討していただきたい『強化案』がありまして――》


 ――と、そんなこんなでサンも連れて行ける感じになりました。やったぜ。


《つーわけで、よろしくお願いします》


 俺はダラーさんにぺこりんちょと頭を下げる。


「ああ、うん」


 ダラーさんはそう返すことしか出来なかったようだ。つまりはオッケーってっこったな。


 良い人材がそろってきたね。西の共和国に行く際は準備し過ぎるくらいがちょうど良い。なんたって水面下とかじゃないガチな戦争が起こってるわけだからな。……アンサムに頼んで誰か連れて行けないかなあ。ルイス将軍とか部隊ごと連れてけないかしら。


 ――んでもって、こう人が増えてきたわけだが、線引きも必要になってくるな。


 ダラーさんはあくまで『協力者』だ。だからたぶん嫌であろう殺しをさせるわけにはいかない。殺しをさせるのはラキューなどの『使役』している奴らだな。そこら辺はしっかり分けて指示や作戦を考えないと離反されちゃうからね(たぶんついてくるイェネオさんも同じ事が言えそう。この場合はラフレシアが反抗してきちゃうかも)。


 んで、そうこうしているうちに、サンから「ん、んぅ……」という微かなうめき声が聞こえてきた。


 ダラーさんとプルクラさんが、もう脊髄せきずい反射並にサンの元へ駆け寄る。気付いたらそっちにいてひざをついていたよ。まさに目にも止まらぬ速さだった。


「サン!? サン、だよな!?」


「私じゃないわよね!?」


 背景見ずに言葉だけ聞くと、意味不明だよな。


《どきどき》


《本当にドキドキ》


 アスカとラフレシアもドキドキしております。


 そんでもって、結果は……、


「あれえ……? ダラーくんにプルクラ様……? どうしたの……?」


「これは――どっちだ……!?」


 四人はとてもムギギとしている。最悪、サン・プルクラが擬態してる可能性もあるからなあ。


 あと、俺含めた外野ももしもの時に備えて、構えております。……うーん、この緊張感はヤダなあ。ラフレシアを入れて確かめるべきだけど、リスクがあるからな。だから一旦出てきた訳だし。


 ……ということで、申し訳ないけど、パックくん、かもーんしてくだちぃ。


《うん、大丈夫だよ。成功してる》


 パックくんがサンの上に現れて、一言言ったら、パッと消えました。


 ――そんな信頼性の高い言葉を受けて俺らは――、


『いぇえええええええええい!』


 と、皆一様に喜ぶのであった。


「えぇ……?」


 そんな俺らを見て、一人困惑するサンだった。

次回更新は8月27日23時の予定です。

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