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④クロスケ〇〇〇〇

ちょっとしんみりさせてしまうかも?です



早速ですが、皆さんこんにちニャ?こんばんニャ?クロスケです。


クロちゃんて呼ぶなよ!

シロちゃんて間違えるなよ!

振りじゃないぞ、!

ワワワワーって泣くぞ、


今。









お俺は


















カミラ夫人にお説教を受けてます!




ちなみに、侍女?俺は断固いうぞメイドさんにクビをつままれて手足ブラーんの状態です。

お説教は聞き流してます、だって今の俺は猫なんですから!

猫の耳に念仏ってことわざあったよなぁって考えたらなんか変!

そうだあれは「馬」だった。恥ずか死ぬー。

何て考えてます。

まだまだお説教は続いてます。


退屈してきたんで足を振って見ます

ブラーん

をっなんか楽しい!


もっと振ってみよう。

ブラー〜ん、ブラー〜ん、ブニャーーン。


なにこれー!たーのしーい!


恐ろしい空気を感じます。

ハット我にかえると、

目の前に夫人の怖い顔が。


カミラ夫人怒ってます

「あ・な・た・は・ナ・ニ・ヲ・シ・テ・イ・ル・ノ・カ・シ・ラ」


しかし俺は気づいてます。

俺を持ってるメイドさん、手が震えてますよ。笑いこらえてますね。

ここは駄目押しで、夫人に向かって〜。




右手を挙げて〜







ニャウ!




ご挨拶してみます。


プッ!

よしっ夫人も吹き出した、俺の勝ちー


手が緩んだんで、すかさず体を捻って逃れて着地。

脱兎の如く逃走します。猫なのにウサギです!


ん?黒猫にウサギ?と言えば〜

月に変わってーおっしおきはーされたくな〜い

〇っ〇〇星人の俺は木星の娘が好みでした。なんて考えながら

逃げます。


追っ手は?


巻けたな!


最近見つけた更衣室のロッカーの上、死角になってる隠れ家に避難します。

まるで誰かが此処に隠れなさいっていうかのように箱が置いてあったんです。

おれのサイズにジャストフィット!おれの為にあるような箱です。


偶々、定期パトロール中に、見つけたんです。

こちらからも見えてないから覗きではないです。無罪です!


此処は猫に優しい公爵家、ごはん抜きの罰はありません。

晩御飯まで逃げ切ればセーフです。


そういえば「どんな罪でも3日間逃げ切れば無罪」ってあにめがあったな。

気になったらザブ〇グルでググってくれ、カッチカチやでーのお笑いじゃ無いよ。


叔父さんのビデオコレクションで見たんだ。VHSだよ

叔父さん、多趣味でいろんな事教えてくれました。

ブラック企業に勤めてから疎遠になってたんで、お別れできなかったなぁ

自分が死んだ時は欲しいの全部やるって言ってくれてたけど。

自分で処分するのめんどくさいんだろうなって思ってた。


だけど.....俺、先に死んじゃった。ゴメンね。

叔父さん言ってたよな、順番守って親より先に死んじゃダメだって


まあ死んじゃったもんははどうしようもない。今は今だね!


で最近は隠れるのも難しくなってます。


クッションの隙間、ソファの陰、カーテンレールの上、

隠れても直ぐに見つかるんだよね。

おかしいと思って、様子をみてるとクロスケ捜索マップが出来てました。

偶に視線を感じたと思ったら、跡をつけられたのか。

俺、そんなにやらかしてる?


最近は、誰が見つけるか賭けがされてるみたいです。

「エイミちゃんお迎え準備室」になってる会議室にランキング表も出来てました。

最近は何故か会議に参加させられるようになって気づきました。

過去12回開かれてました。


あっ!あの子が5回でトップだ!

最近よく抱っこしてくれると思ったら〜。

下心が有ったのかー!

ひどい!俺は全力であの胸に甘えてたのにー!


ここは最下位の中から、ちょっとトロイ、いやおっとりしてる天使の胸の子に甘えてあげよう。

win-winの関係だね!


そんな事考えながら箱の狭さを堪能してますと。


パタン⁈


あれっ?暗くなった!


違う、箱に蓋されてる?


捕まった?


箱の横に空いた穴から外を見ると、

目が合いました

さっき考えてた子です。


「ふっふっふー、やっぱり此処にいたわねー」


持ち上げられました。

移動してます。


声がかかります。


「えーっあなたが見つけたのー」

「大穴だー、今日のおやつがー」

「私なんて、デザート3日ぶーん」

「どうして見つかるのよー、逃げ切るに賭けてたのにー」


さすが公爵家、賭けもささやかです。

胴元の執事さんが過度にならないように仕切ってます。


箱のままで運ばれてます。

待って、せめて抱っこして、

仔猫のふみふみスペシャルしたげるよ!

逃げないから、お願い!

抱っこしてーーーーーッ!



その後夫人の前につれていかれて又お説教くらいました。

今度は執事さんが掴んでるんで、逃げるのは無理です。


そもそもどうして怒られてたのかって?


実力行使って事で、エイミちゃんちの帰りの馬車に紛れ込んで密航しようしました。

こそっと馬車のシートの影に隠れてますと、ティガーの兄貴に見つかりました。


次こそは!!


昔偉い人が言ってました

「諦めたらそこでゲームセットだよ」って



ほとぼり冷めた頃に再チャレンジです。


毎回のアピールも忘れませんよ。

他の偉い人も言ってました。


「努力は必ず報われるー」って叫んでました。





後で知ったんだけど、あの箱は女の子の専用スペースに置かれていて。

「クロスケホイホイ」て呼ばれてるらしい。


それはお屋敷でいたずら猫の捕獲用になって、代々伝えられるが名前の出自は謎となるらしい。




おれ、黒いけどGじゃありません


白いくつ下柄も愛らしい、くつ下クロネコです!


ホイホイは勘弁して。










タイトルはお分かりのように

[クロスケホイホイ]です

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