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② 遠近法

作者: 虚千院 樒

「はじめまして」の赤の他人から、「好きな異性のタイプは?」のただの他人まで

  トレンドと効率でかためられたテンプレートをぶつけ合う茶番劇の一幕を

  まるで演じる手間もなく、二つ返事で「好きだよ」まですっ飛ばしてくれる

              そういうわけだから、

    僕は君に対して好きになってもらうような努力を一切しなくていい

              だから、好きだよ

          アナタもきっと、ボクのこと好きだよね

                  ★

                  ★

                  ★

さっきまで知ってた風を装ってたクセに

そんなに

一番に

この雰囲気に馴染み過ぎている笑顔で次に行こうとしないで



って

でもその仮面は、ボクも付けてるモノだから

だから

ありがとう、って

二番目の感情で閉ざして、隔して、逃げて

見えなかったでしょう?


だから

見えなかったよ、って



じゃあ私の番だから

この、いかにも斬って、刺して、薙ぐことに特化したような

鋭利な刃物の切っ先を

貴方に向けて


それでも、あえて、守備表示で、展開するね

これで貴方はどうするのかな?

これでアナタはどうするのかな?

近寄ることはできないよね


君は僕の笑顔のカタチを変えることすら許されていない


そこでただ見ててよ

貴方がそうするように

まるでいたちごっこな、後出しじゃんけんのような茶番だけど


それがアナタと


ボクの



最大幸福、だよ

                             っていう、茶番☆

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