プロローグ
「はあ、はあ、」
「お兄ちゃん!!」
あれ、俺こんなに誰かのために必死に戦うやつだったけ?
一年中ゲームやアニメのぐーたら生活を送って、中学入ってからは体育の授業以外ほとんど運動どころか動くことすらしなかったのに
まあ、そんなことはどうでもいい。目の前のこの美人だけどムカつくヤツをさっさとたおしてアイツを連れて一緒に帰る、それだけだ。 まあ、助けたらまたアイツ、俺になつくんだろうな…
そりゃアイツ、胸も少しあるし、くっつかれるのはいやじゃないけど、
でもなあ、一応妹なわけだし、そういう異性として見るのはちょっとなあ…
って!なんで俺アイツを妹って思っついるんだ!
アイツは自称だろう自称!勝手に妹って言っているだけで…
「ねえ、もう戦いを再開してもいいかしら?」
「うるせぇぇ!!!」
「う、うるさい!?」
「人が色々考えているっていうのに、どうでもいいこと言うんじゃねぇぇぇ!」
「ど、どうでもいいですって!?一応、家に侵入してきたのはそっちなのだけど」
「ああもういい‼お前のせいで考えてていること全部忘れちまったじゃねぇぇか!さっさとお前をたおしてぐーたら生活に戻ってやる‼」
「ちょっ!何その理由!ふざけてるの!?」
そう言うと俺は、腰に掛けてある短剣に手をあてた、そして
「かかってこいやぁぁぁ‼」
そう叫んで突っ込んでいった。
初投稿させていただきました、根暗 ヒリアと申します。
これからも「異世界妹」投稿させていただきますので
どうぞよろしくお願いします。
さいごになりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。