表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

謎空間と転生

 少しずつ、意識が覚醒していく。手の感覚が無い。足の感覚が無い。呼吸を感じられない。すべての感覚や神経の活動を感じることができない。


「申し訳ないけど、話を聞いてくれ。」


 声が聞こえる。耳鳴りのように頭に響く。


「君は勇者召喚に巻き込まれて死んだんだ。勇者召喚の魔法陣は邪神召喚の魔法陣を無理やり書き換えたものでね、中途半端に巻き込まれたせいで死んだのさ。まったく、神にも困ったものだ。」


「ゲームができないじゃないか。」


 ゲームのために今までかなりの時間をかけてきた。まだまだ面白いゲームがたくさんでてきただろう。無念。


「ならちょうどいい。君のクラスメイトが召喚された世界は、神話の神々によって保たれていて、ステータスが存在する。実にゲームチックな世界さ。勇者の得たスキルをポイントに戻すと120ポイント、だから君に100ポイント分のスキルを与えてその世界に転生させてあげよう。ささ、一覧表を出すからその中から100ポイント分のスキルを選んでくれ。」


 いきなり迷惑な話だが、乗らないといけないのだろう。そのほうがいい気がする。とりあえず選ぼう。


・武術の才 20ポイント

・魔術の才 20ポイント

・物作りの才 20ポイント


 転生で時間はたくさんあるから才能を磨けばいいだろう。


・武術の知識 5ポイント

・魔術の知識 5ポイント

・物作りの知識 5ポイント


 才能を取ったから知識を得て生かさないと。


・上限、制限の撤廃 20ポイント


 できることが増えればそれだけで楽しい。


・演出効果 5ポイント


 演出は大事だ。場の臨場感などを表してくれる。


 これできれいに100ポイント。あとは何とかなるだろう。


「準備が終わった。送ってくれ。」


「じゃ、勇者召喚が行われる16年前に送るよ。」


 勇者召喚の時に、巻き込まれた16歳になるようにするとか微妙な気遣いありがとう。

 こうして俺は転生した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ