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シゾフレニア  作者: 民音慧可
第一部 空想上の物語
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他人

「なるほど~、そういう事情なのね」


電話して十数分で自分の家に来た母に大体説明し終わり、一応今有る現状を理解してくれた


「・・・ソヴィちゃん、学校の方はどうしたの?」


「言い辛いのですが、すでにこの家の近辺の学校に転校届けを出してあります・・・」


「どこの高校?」


「九条峰高校です」


「あら、湊とは別の高校ね」


「え、そうなんですか!」


心底驚いたように反応した


「でも、この辺じゃあ一番近いと思ったのですが・・・」


「単純に成績が足りなかったんだよ。俺は頭いい方じゃないから、もう少し先に有る高校に通ってる


言い訳じゃないがこんな持病持ちじゃぁ勉強すらロクに出来ないからな


・・・・いやホントだよ?あと休む日とか多かったし、部活動も大して成果という成果は残してないから一般中学生が持つプラス点が殆んどなかったんだよ


「・・・・・そう、だったんですか。残念です。学校に一人でも知り合いが居れば助かったのですが」


「その辺なら心配しなくてもいいんじゃないか?小学校はこっちに居たんなら、誰かしら覚えてるだろう」


最低限、目線を合わせないように会話する


そうじゃないと精神不安定なる


「まあ、高校も決まってるならここに住んでも私は構わないわよ?ミナトが私を呼んだのは、つまりはこの娘の保護者になれってことでしょ?」


「この国の学生には必要不可欠の存在だからな。顔合わせぐらいしておいたほうがいいだろうと思ったんだよ」


あくまで重要なことと、その理由を簡潔に説明する


無駄話をしている暇は無い


正直、早く終わらないかと心底思う


「・・・え?それじゃあ」


なんだコイツ、いちいち確認しなくちゃ分からないのか?


「行く宛てがないなら日本に居ればいい。遺書を読む限り親父さんとお前の父親が約束したのは事実だしな。その尻拭いぐらいはするさ」


言わせんな、恥ずかしい


最底辺の俺でも、流石に目の前で困ってる女性を放置するほど落ちぶれちゃいない


面倒だとは思うが


「あ、ありがとございます!」


嬉しそうな声で頭を下げる


見てないけど、そうしてる様子は雰囲気で分かる


「荷物はその手元に有るものだけ?」


「いえ、後からこの家の住所に届くはずです」


「なら今更荷物運ぶの面倒だからこの家に住むって事になるけど、大丈夫?ここは湊一人だけど」


「ぜ、贅沢は言いません・・・」


少し顔を赤らめながらそう呟いた


何を想像してるんだか


「うん、なら私の出番はここまでね。後のことは湊に聞いて頂戴。この家のことなら一番詳しいから」


「わかりました」


「じゃあ私は帰るけど、他に用事はある?」


「今は無い。またソヴィ関係で問題が起きたら連絡する」


「ソヴィちゃん関係だけじゃなく、あなたからも頼られたいのだけれどーーーー」


「それは無い」


キッパリと、ハッキリと、しっかりと拒絶する


嫌いというわけではない。ただ、苦手なのである


家族というものが


そして、そうなった原因は全て俺にある


だから誰の所為にもしないし、するつもりもない


だからこそ自分で解決しなければならないことだと思う


だから、“他人”に迷惑は掛けたくない


「・・・分かったわ。またなにかあれば連絡頂戴」


「ああ、時間を取らせたな」



グロ要素は当分先になりそうです。早く書きたいけど構想上、しっかりと書きたいたいので・・・

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