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5話 生徒会選挙 クラス投票

 生徒会。それは学校の顔になる立ち位置だ。三瀬高校では生徒会選挙というイベントに入る。それぞれのクラスで推薦投票が行われる。中間テスト前のイベント、生徒会選挙で学校はどう変わっていくのだろうか。

 入学から1ヶ月が過ぎ、最初の中間テストが近づいてきた。正直勉強に集中できない。最近、小崎先生のメンバー外の扱いが酷い。特に俺たち一年生に対しては練習もろくにできないし、怒りをぶつけてくる。ストレスが溜まって私生活に影響が出てきている。中間テストが迫っている中、その前にもう一つイベントがある。それは、生徒会選挙である。この三瀬高校の生徒会選挙は少し独特なルールがある。基本は生徒会に立候補する場合とクラス、学年で推薦された生徒から最終的に誰が生徒会に相応しいかを投票し、選ばれた生徒が生徒会に入ることになる。もちろん、立候補した生徒が優先的に生徒会に選ばれる。生徒会から推薦される特別な場合もなくはない。今はクラスで誰が生徒会に推薦するかを決める時間だ。

「まず立候補する人はいるか?…って聞いてもいないよな。よし誰を推薦するか決めるぞ。」

スポーツクラスは誰も立候補する奴なんていない。そう担任の浅間先生も理解しているみたいだ。ただでさえ部活動でしんどいのに生徒会なんて誰も入る気なんてない。

「まず、周りと話し合って良いから誰が生徒会に相応しいか考えろ。5分計るぞ。」と浅間先生から言い渡された。正直誰でも良いと思っている。もしクラス推薦になったとしても、学年またはコースで落とされる可能性だってある、というかスポーツクラスは大体学年で落とされることがほとんど。最悪選ばれたとしても生徒会選挙で落ちることはほぼ決定事項である。

「笹木でよくね。あいつ頭いいし。」

「そういう酒見はどうなんだ。中学校のホームページになるくらいじゃないか。」

「いやいや、やるわけないじゃん。面倒いし。」

「菊池は絶対無いからいいよな。」

「頭悪いしな。その前に浅間先生から即却下されるだろ。」

話し合うが誰にするか決まりそうにない。まあ俺の名前が上がることはないと自分で思っている。

「5分経ったぞ。誰がいいか決まったか?」

浅間先生が聞くがみんな視線が下に向く。

「そうか。じゃ誰が相応しいか投票するか?」

浅間先生からそう告げられた。まあこれしか方法はないだろう。俺はそう思った。

「投票方法はどうする。1人ずつ名前を紙に書くか。」

そう言ってあらかじめ用意していたであろう小さな紙を配り出す。こうなることが分かっていたのだろう。俺にもその紙が回ってくる。俺は学級委員長の名前を書いた。無難だろと思いすぐ書きペンを置いたが他の人はまだの人が多いみたいだ。少し時間が流れ回収される。先生が集計している。その間俺たちは喋ることを禁止された。誰に投票したのかを話すことを禁止するためだろう。俺はタブレットを開き英語の勉強を始めた。そして集計が終わりとうとう発表の時が来た。

前のボードに書かれた名前に俺は驚いた。

「投票結果はこの通りだ。まだ人数が少ないからこの中からまた投票するぞ。」

ボードに書かれた名前を見ると俺の名前があった。しかも3番目に多い。

「全員目を閉じて下を向け。名前を言うから相応しいと思う人に手を挙げてくれ。」

これは予想外な展開だ。俺の名前が出てくるなんて想像していなかった。

(まあ3番目に多いから流石にトップになることはないな。)と思いかんでいた。そして結果発表の時。

ボードに書かれた名前の下に投票数が書いてある。

「まじか。」

俺は思わず口に出てしまった。そう俺の投票数が1番多かったのだ。2番目の人とは1票差で俺が上回った。

「投票の結果、このクラスからは内森を推薦する。内森は後で詳しく話があるから先生の所へ来てくれ。みんなお疲れ。」

そう言ってクラス投票は終了した。俺はすぐに浅間先生の所へ向かった。

「まさか選ばれるとは。」

廊下を歩いているとまだ投票中のクラスもあった。職員室に着くと浅間先生からプリントを渡された。

「これがにはこれからのスケジュールや生徒会選挙の内容だったり書いてある。選ばれた以上できるだけ頑張ってくれ。」

「分かりました。頑張ってみます。」

嘘だ。絶対にやりたくない。そもそもなんで俺が選ばれたのか理由が分からない。職員室を出ようとした時に他のクラスの選ばれた人を見た。

「あいつも選ばれたのか。まあ真面目だしあり得そうだな。」

野球部がもう1人選ばれているのを知って内心少しホッとしている自分がいた。教室に戻ると友達から声をかけられる。

「ドンマイ。」

俺は少しイラっときた。

「マジでめんどくさい。なんで俺になったん?」

「俺も投票したけどな。」

「何やっとんねん。その1票なかったら俺じゃなかったやん。」

少し言い過ぎた。ここからは切り替えていくしかないだろう。

「どうせ落ちるしいいや。」

俺はそう言っていつも通りその日を過ごした。

雨見零です。久しぶりの投稿になりました。今回は生徒会選挙のクラス投票編を上げました。ここから生徒会選挙編が続きます。なので部活のシーンより学校生活がメインになります。中間テストという一大イベントの前の生徒会選挙編をぜひ楽しく読んで頂けると嬉しい限りです。次回の投稿はすぐに上げる予定です。理不尽スクールライフをこれからも読み続けてくれると嬉しいです。

次回の投稿までお楽しみに。

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