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理不尽スクールライフ  作者: 雨見 零
1学期編

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18/22

18話 静かなテスト前日

 この学校は他とは違う。はっきり言えばどの学校もそれぞれ違った特色がある。

「どうやら最近、生徒会のメンバーが変わったと聞いたのだが何か知っておるか?」

「申し訳ありません。わたくしのところまでまだ詳しい情報が入っておりません。」

「そうか、まあ時間が経てばすぐ情報が回ってくるだろう。何かあればまた報告を。」

「承知しました。」

「本当に君は私が信頼できる1人じゃ。引き続き頑張ってくれ。」

「ありがとうございます。もっとお役にたてるよう、努力します。この辺で失礼します、丹咲たんざき校長。」

「ああ、また今度。」

(生徒会のメンバーが変わった?しかも短期間で?いろいろと怪しいな。でも時間が経てばいずれ分かる話。ほっといてもいいのだが、もし誰かの仕業だったらそれは大したものだ。いるのかもしれないな、真の支配者がこの学校にも。)


 

 期末テストまで残り1日となった。何かあったかと言われれば何もない。部活の終わる時間が早くなっただけだ。中学校の時よりも定期テストの実感がない。中学校の時は2週間前から部活の時間短縮、1週間前になると完全停止になる。そのためテスト勉強に集中できたり、焦りや不安から勉強を自然とするようになる。それが高校生になってからなくなった。テスト期間中でも練習はあるし、先生はほとんどテストの情報を伝えてくれない。1週間前になってようやく気づく生徒だっている。

「正直、テストっていう感覚がないな。」

「嘘だろ、俺なんて明日にテストがあるって不安しかないんだけど。」

ここにも1人いたか。テスト前日になって急に焦りだす奴が。

「しかし内森は余裕そうだな。さすがそこそこ勉強できる奴だ。」

「誰がそこそこだ。一応前回45位だぞ。」

「普通に高かった。」

この学年は他学年と違って1クラス多い。そのため、他学年より40人ほど多いわけだ。これは去年のオープンスクールの参加人数があまりにも多すぎたため急遽募集定員を増やしたらしい。それも、生徒会が案を出したという噂もある。本当か嘘かは俺は分からない。すぐ聞ける話ではあるが特に興味がないため知る必要はないと判断した。

「200人中45位?俺と…80位差くらいか。」

「つまりお前は120〜130位あたりか、真ん中より下か。まあ頑張れば2桁はいけるな。」

「計算するな。それに今回は前回よりも勉強はしてるぜ。」

「なのに自信ないのか?」

「それは…よし勉強だ。」

「自信ないんだな。」

はっきり言えば良いものを、なぜ人は正直に言えないんだよ。

「勉強教えてくれよー。頼む。」

「無理だ。俺が教えれる力があると思うか?」

「無いな。」

「そこはオブラートに包んで言ってくれ。即答だと流石に結構くる。」

テスト前日か。改めて考えると焦るべきなんだろうが今は他の事で頭がいっぱいだ。テストが近づき、テスト期間になると生徒も先生もテスト関係で頭がいっぱいで忙しくなる。つまり、今はほぼフリーで情報収集や作戦実行する事が可能だ。俺はそこそこ勉強はできる。ただ、勉強をすればの話だ。勉強もせずに得意とする事は相手の心理を読み取る事、策をたてることだ。このテスト期間が1番の狙いだと前々から思っていた。作戦はきっとうまくいく。情報をなるべく多く集め、早くて2学期で勝負を決める。この期末テストは評定だけでなく俺の計画にも影響してきそうだ。

 今回の18話の内容は期末テスト前日の話です。特に進展は無いですが動いているのは内森だけでは無いという事を分かってもらえたら良いなと思っております。そして、丹咲校長の心の中で言った言葉の意味とは何なのか、そのあたりもこれから分かっていくのですが、それぞれ考えてみてください。次回も1週間以内に投稿予定です。

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