13話 中間テスト
今年も暑い夏がやって来る。そんな夏が迫ってるなか多くの学生は新学期、最初の山場を迎える。そう、中間テストだ。1学期の中間テストは非常に大切なテストである。勉強に熱が入り寝不足になりながらも1教科1時間ほどのテストのために日々机に向かう。今年度最初の定期テストはどんな結果になるのか、またどんな影響を及ぼすのか。
眠い。テスト前なのにそんな言葉が頭の中で何度も何度も現れる。ここ最近いろいろあってなかなか眠れていない。それを言い訳に点数が下がったなんて言えない。それも自分が悪いからである。ボーッとしながら教室へ向かう。
「地味にに遠いんだよな。」
俺のクラスは4階の端から2個目の教室。いつもならなんてことない距離だが、今日はやたら遠く感じる。いつもより遅いペースで教室に着く。ほとんどの生徒はもう来ているみたいだ。席に座り机の上に教科書とワークを広げ、頭に叩き込む。運良く初日は数学と国語の2教科。暗記科目ではないのが救いだった。
あっという間にテスト5分前になった。
「和の法則と積の法則は…」
頭の中で公式を唱える。そしてテストが始まった。基本的にワークから出題されていて簡単に解ける。ところどころ不安な箇所はあるが大丈夫だろう。このまま国語も、といきたかったが国語は手応えがなかった。
「やっぱ国語かー。」
「どうしたんだよ。早く行くぞ。」
「いっけね。そうだった。」
テスト後は1時間ほどの自主練習がある。あくまで自主練なので人それぞれ練習内容は違う。だが絶対参加である。その前に時間があるので昼飯を食べることにする。30分ほどで食べ終わり、着替えて練習の準備を終えたところで部室でゆっくり過ごす。まあ、騒がしくてゆっくりできないが。
「数学微妙だわ。勉強不足だった。」
「俺は国語だな。何勉強すれば良いかわかんなかったし。」
テストの話なんてもう聞きたくない。俺は先に部室を出て外で喋っている1年のところへ向かった。少し早いが最近よくキャッチボールをしている星和と軽くキャッチボールを始める。やはりテストの話題が出るが気にせずキャッチボールを続ける。少ししたところで自主練がスタートする。1時間なのであっという間に終わった。着替えて寮へ帰り部屋で鞄をおろした瞬間、意識が飛んだ。
そして気がつけば俺は寝ていた。よほど疲れが溜まっていたのだろう。時間を確認すると、もう夕方だ。
「昼寝とは言えないな。」
ぐっすり寝たが明日は苦手な英語、歴史がある。急いで机に向かった。できる限り勉強はした。
そんなこんなでテストは最終日。化学と古典で終わりだ。正直手応えは今のところ全然ない。全力を尽くしたが今日もダメだった。
「はー、今日から普通の練習だ。」
テストが上手くいかなかった。それなのに練習があるという最悪なコンボ。
「まあ短いし良いや。」
そう思っていたが、テスト終わりなのにいきなり走らされた。小崎は機嫌が悪そうだったがなぜ走らされているのか理由がない。練習が終わると小崎は何も無かったように帰って行った。山ランだけでなく塁間ダッシュやppなどいろんなランメニューだった。小崎はほとんど喋らず、ひたすらタイムを測っていた。あの目は恐らく今までで1番怖い目をしていた。
どうも久しぶりです。雨見零です。自分の事情で長く投稿をしていませんでしたがようやく再開することができました。これからはいつも通りやっていこうと思います。部活中の描写が少ないのでこれからもっと増やしていくつもりです。ぜひ楽しみにしてください。




