全てのはじまり
いじめという描写があります。
読む際 トラウマ フラッシュバックをうむ可能性がございますので そういう方は読まないでください。
この作品はフィクションです。
ドン ドタドタドタ ドン
押されてそのまま落ちていく
「い いたぁーい (小声)」
泣くのを我慢している少女
「ヘヘッ痛いだろぉ〜」
ヤンチャそうな男の子
「フフフッ痛いわけ無いじゃん!
全然へーきだし」
涙声になりながらも強く言い切る少女
「うわ
気持ちわりぃー↓↓」
逃げるようにその場をさっていく男の子
三上奈緒12歳
階段から突き落とされ事件から
早7年近くたっている
もうその時のことなんてわすれかけるほど
平和に過ごしていた
「奈緒ー今週のバレンタイン誰にあげるの?」
友達のりさが聞いてくる
「私は去年同様ゆうくんにあげようと思う
りさは誰にあげるの?」
「私はけいくんにあげようと思ってる。
だからさその日学校おわったら待ち合わせして一緒に渡しにいかない?」
「うん。いいよ」
【バレンタイン当日〜学校後】
「あ、奈緒ーこっちこっち!!!」
手招きをしながらりさが呼んでいる
「ヤッホーおまたせ」
「行こうか!!」
ドキドキしながら まずは りさの好きなけいくんに
チョコを渡しに。
けいくんは恥ずかしそうにしながらも
「ありがとう」
って貰っていた。
一方 私の好きな相手のゆうくん
まさかの友達と集団でいることが判明する。
「どうする?
渡す?」
とりさが心配してくれている。
「せっかく作ったしりさも一緒だから渡すよ」
と何としても渡そうと決意して
呼び出す
「あ あのぉ〜 これ 」
ゆうくんは下をむきながら
「ありがとう」
と小声でいいながら受け取る。
私はりさとの約束で
ラブレター入りの箱をわたしていた。
その日はドキドキして寝れなかった
翌日
昼休み
私は廊下で呼び止められた。
私の苦手な男の子
そう、
幼稚園時代に階段からつきとばきてきたあの男の子だ。
私が振り向くかふりむかないかぐらいの時に
「きっしょ!!」
と聞こえた。
なんだろうと足を止めると
そいつは何かを読み始めた
「私はゆうくんの事がすきです。」
どんどん声を大きくしていく
「よければ付き合ってください」
「やべぇ〜マジでキモいキショイその顔で?アハハハ」
心臓がぎゅーってなって
ものすごい悲しい感情と
恥ずかしさ
どこにぶつけていいのかわからない感情を押し殺している
私。
そいつは持っていた手紙を
「キモいキモい」
言いながら
ビリビリに破いていく
(こんなはずじゃなかったのにな。)
涙が頬を伝っていく。
ただ。私は自分にマインド・コントロールをする
「笑う門には福来たる
だから辛い事あってもわらってなきゃ」
(亡くなった祖母がよく私にいっていた言葉だ。)
同級生は詳しくはわからないけど。
ビリヒリにやぶかれた紙切れを必死に片付ける私を見て 「何があったの?」
と口々にきいてきたが。
「何もないよ」
と笑顔でこたえるしかなかった。
だって。
笑っていれば神様がみてくれていて
幸せになれるんでしょ?
【中学生】
小学生の頃からの天然な明るさはもうない。
なるべく人と関わらないようにすごしていた。
だが、
私悪い事しました?
ぐらいの感じで
またもや
事件はおきる
もう。何度も経験してると
涙も出てこない
だが。私は
笑う事だけはわすれずにやっていた。
どんだけ辛くても笑う事だけは
きっと笑っていたから気持ち悪がられてたのかもしれない。
でもそれ(笑う事)を続けたら何かが待ってると信じてたんだ。
学校についたら
上靴の中に画鋲
体操服がゴミ箱
廊下を通れば
「バイ菌〜 キモイ」
なんもしてないのにね。
友達も庇ってくれると変わりになってしまうから
自分から遠ざけるようにしていた。
こんな辛いのは私だけ出じゅうぶんだと思っていたから、、、
読んでいただきありがとうございます。
自分の書きたいことが伝えきれていないとおもうほどの
小説 初心者 素人ですので
お手柔らかにお願いいたします。
よければ続編も読んでいただけると幸いです