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夜に霧を纏う2話

私は12歳程になりました。


僕こと、私はエルフの女の子ユリアとして転生したらしい

なぜいきなり現地の言葉が理解できるのか?転生が赤子からじゃないのか気になるし、この中世ではジェンダー平等なんか期待できないからなぁ

不安だがまあ、魔法で黙らせようかな。


転生からある程度動ける様になるまで本当に暇だった。まあある程度動ける様になった今では関係なし。

それに執事のおっさんやメイドさんが本をよく読んでくれた。魔力の練習も出来たからそこまでやることがなかったわけでもないが。


動けるからといって完全自由な訳でもないらしい。

メイドさんやたまにからお姉さまやお兄様の家の話を

聞く限りかなり良い家柄でマナーが必要らしい。

というかそういうものだろう。


まあ生前、旅行に行った時

貴族の家や資料館、博物館に行ったがそういった本や

資料などがあったし。言葉や食事のマナーなどは執事のおさっんにこっそり聞いて教えてもらったからそこは問題ない。なんなら毎日食事の時にそうしてるしね。 



▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲


魔法の本を読んだり、メイドさんに文字や

図形を書くための道具の場所を聞いていたら

何やら外で人が歩く音が聞こえた、あとベルトや

金属の擦れる音、ティータイムには早い様な?


こっそり顔を見出してみると、いつも世話になってる執事のおっさんと兄上二人とお父様が話している、なんなら弓まであるし。


盗み聞きも良くないので少し聞いてみようか


声を少しだけ低いトーンで

「失礼しますお父様、何か大切な用事がある様ですが

なにかお手伝いいたしますか」

12歳の生娘にできることなぞないだろうが


お父様は少し悩んだ顔をしてすぐに

「ユリアこれから紳士の嗜みとしてローマンとノヴァと

私で領地の視察と狩りをしに行く。」

「お前も体調が悪くないのなら来なさい」


やっさしーーい


「よろしいのでしょうか?」


「なに、シュバルツ家当主の私がいるのだ安心なさい」

「バードロッド動きやすい服を見繕ってくれ」


そう言っていつもお世話になってる執事のおっさん

を指示した。


そうして、男手は狩りの準備

私は服と持ち物の準備をした、動きやすいドレス

やワンピース、あとどっかの国の民族服の様な

特殊なものを持ってきてくれたが普通にロングブーツ

とシャツと上着にした。あと執事のおっさんが持ってきてくれた剣も


「ありがとうバードロッド」


「お気になさらずユリア様。あぁ、それとその剣は

私の予備としての建前で積みますのでバイロン当主様が

いる前ではあまり触れぬ様」


軽く頷いた。

なんかうちのお父様はどこか私のことを変に思ってる節があるような、なぜだろうか?森や妖精が出てくる様な本を

くれるが魔法の本がほしいなぁ、謎の民族衣装もそうだし

剣より弓を渡してくるし。不思議だ。


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