指名依頼をする
帝国の動きは全くなく、月日は流れ1月
「でトーマくん、3年生の卒業試験なのだが」
「研究の方に進むなら実験結果を論文にしてもらい、実際その実験を見るでいいのでは」
「冒険者や傭兵志望の生徒が多くてな」
「盗賊退治ですね、人の生き死ににも関わってきます。引率の冒険者は俺の方で決めていますよ」
「確かにな」
「来月に盗賊退治をする予定なので学院長は生徒たちに説明の方をお願いします。俺は冒険者ギルドで依頼をしてきます。」
学院から出て、冒険者ギルドへ向かった。肩にはフクロウ状態のミネルヴァが乗っている。
冒険者ギルドへ到着した。受付へ行く
「すみません、マリサさんとメイサさんという冒険者の方に指名依頼をしたいのですが」
「指名依頼ですか、内容はどのようなものでしょうか」
「魔法学院の3年生の盗賊退治の引率ですね、あまりにも危ないときは助けに入ってもらう感じで 2人にはトーマからの指名依頼と言えば分かりますので」
「なるほど、ギルドマスターと相談します。」
受付の女性は部屋の奥へ向かった
「主、ここには強そうな人間が多いな」
「ミネルヴァも冗談が言えるんだな」
「主に比べればまだまだだがな」
受付の女性が帰って来た
「お待たせしました。トーマ様からの依頼は最優先に受けるようにと言われました。」
「依頼の開始は2月の頭からで報酬は金貨100枚、支度金に金貨50枚でいいですか」
「・・・・はい、大丈夫です。」
魔道具とか魔物の素材を売ったりして、金は大量にあるからな
依頼の登録料などを全額支払い、ギルドを後にした。
「主も参加するのか」
「しないぞ、学院はすぐにでも卒業できるが姉さんたちを鍛える仕事があるからね 後は卒業後の棲家も探さないと」
学院の宿舎に帰った、部屋ではディーテがレイナや姉さんたち、メアリーさんに何かを講義していた。見なかったことにする。