アフロディーテの実力
何故か捉えられていた女神アフロディーテを救出、契約までさせられたが
「アフロディーテは俺と契約したが別の生き物へ擬態はできるのか?」
「出来るけどやらないわ、美しくないんだもの それとディーテって呼んでね」
変な神と契約してしまったな
「今、変な女神とか思ったでしょ」
「いや、面倒くさい奴と思っただけだ もう一発城に魔法を使うか」
「私がやるわ、城に魔法を使えば誓約には引っ掛からない、瓦礫の下敷きなんかは関係ないからね」
「なぁ、ミネルヴァ ディーテはなんの女神なんだ」
「愛と美は本人の言ったとおりですが性と豊穣の女神でもあります。土魔法と木魔法が得意ですね」
木魔法、植物魔法とも言われる 土魔法の発展魔法だったな
「それじゃやるわね」
俺たちは空にいるからわからないが地上ではディーテが地震を起こしたようだ 城は跡形もなく崩れていった。
「帰るか」
川の方まで戻り、仕込んでいた転移陣を起動 一応監視のため鳥型のゴーレムを数羽放っておいた。転移陣かは学院の俺の部屋へ転移した。
「おかえりなさい、トーマくん」
「ただいま、レイナ」
「1人、増えていませんか?」
「こいつはアフロディーテ 女性の味方の女神様だよ 強制契約させられたけど」
「トーマくん、アンジェお姉様方は帰って来ていますよ、アフロディーテ様 私の悩みを聞いてください。」
レイナにも色々あるのだろう、俺はホワイトとミネルヴァを連れて部屋の外へ 学院長に報告かな 学院長室へ向かった。
「トーマくん、早かったではないか」
「とりあえず城を消滅?焼滅?させて来ました。」
「何故疑問系?」
アフロディーテを助けたことと契約したことを話した、学院長は驚きを通り越して呆れられた。
「神と契約、それも2柱目」
「アフロディーテは強制ですよ、俺に拒否権はありませんでしたし」
「帝国の件は聖王陛下にも伝えておく、このことは絶対に漏らさないように」
学院長との話は終わり、寮へと帰った。