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対校戦5日目

今日から3年生の攻城戦が始まる。初戦は帝国なので確実に勝ちを拾いたい問題は俺は攻めか守りか選ばないといけないことだ。


「トーマくん、作戦はどうするんだい」

「ゴーレム戦法の第2形態をやりましょうか」


全員驚いている。ゴーレム創成魔法を死ぬ気で覚えた人たちだからな


「2人で1つのゴーレムを作るのですよ。気が合わないと創れませんが」

「ゴーレムはどう変わるんだ」

「そうですね、耐久力、攻撃力は2倍になりますね」


全員やってみたが失敗に終わり、ゴーレム戦法は以前使った物を採用することに


「俺はどっちに出ればいいですか?」

「相手の心を折るなら攻めだろう」


そうなるな


「堅牢な城だと攻め難くですし、そちらでも心を折れますわ」

「確実に勝つなら攻めだろ」

「守りで確実に他校の戦意を削いだほうが」


言い争いになりそうだな


「攻めで行こう、守りにいく攻めで落としきれなくて2本目に入るとみんなの残り魔力の問題にも発展するからね」


なんで驚いているんだ、勝てば2戦目もあるんだぞ、忘れていたのか


「そうでしたわ、優勝を目標にしているですもの」

「帝国に勝てば終わりかと勘違いしていた」


俺が攻めに入ることになり、作戦を


「守りはゴーレム戦法を使う方向で、みんなで城を作ってからなら十分に間に合うはず 攻めはゴーレム戦法を使わない方向で」


朝食後の作戦会議は終了した、さっそく1回戦目から試合だ、こちらは後攻 俺の出番はまだ


「みんな、地獄の訓練を思い出せ」

「確実に守りきれば勝てる」

「頑張ろう」


15人で水晶を設置する城を作りあげ、10人は急いで城壁を作り上げた


「トーマ様、どうして城壁早く築いたのですか」

「メアリーさんそれはね、城壁の中は見えないでしょう」

「確かにそうですわね」

「だから城壁の中で15人が防衛用のゴーレムを作っていれば」

「数が分からない」

「そういうことだね」


城を作る制限時間が過ぎ、帝国側が攻めてくる 制限時間は10分その間に守りきればいい

開始時刻と同時に城門が開き大量のゴーレムが現れた、その数75体 1人5体計算だな


「今の所は作戦通りだね」

「そうですわね」


ゴーレムに阻まれ、一向に攻めることが出来ず時間切れになった。

もちろん帝国側からのクレームが入ったが学院長が


「通常のゴーレムも破壊できない生徒を出場させた帝国側が悪い、このゴーレムは防衛用であり、攻撃行動は一切おこなっていない、帝国の学院もレベルが落ちたな、今、出場している聖王国の全生徒は簡単に破壊できますが」


挑発をした、帝国側はキレている

次はこちらの攻める番だ、そしてパトを通して学院長からのオーダーがきた、最速で頼む


「学院長からの指令で最速ということなんだけど」

「それなら城ごと水晶を破壊したらいいだろ」

「ルール上、水晶の破壊は認められていますね」

「俺がデカい魔法で城を破壊します。水晶が破壊できてなければ確保の方をお願いします。」

「トーマくんなら破壊出来るだろ」

「一応、俺たちも準備はしておくけど」


ここか屋内である以上俺が使う魔法は限られてくる。手っ取り早く潰すならこの魔法だな

攻める時間がきた、俺は上級重力魔法『グラビティ・フォール』を発動、指定は城のみ

放たれた重力魔法は城を徐々に崩し、最終的に粉々に潰れた。水晶も同様に

圧倒的な実力差を見せつけて勝利した。


2回戦は相手校が棄権ということで何もなかった


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