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やり過ぎだと呆れられる

食事後、生徒を連れて学院に帰還した。俺はさっそく学院長室に行くことになった。


「トーマくん、早かったね」

「生徒たちが優秀だからじゃないでしょうか、1年生は1年のカリキュラムを全て終えましたよ、2年生も生き残った5名は努力を惜しまなかったので優秀な部類でしょう。3年生も3属性魔法くらいなら同時に扱えるくらいには育てましたよ。最後はやりすぎて全員敗北しましたけど」


ドラゴンゴーレムを強化しすぎたのはやりすぎたと思う、反省はしてないけど


「治癒科の生徒も治療院で働いても大丈夫なくらい強くなりましたよ」

「トーマくん、いつも思うのだがやり過ぎだ」


もう1つの学院との対戦にも日があるしどうしょう


「生徒たちには座学と自主鍛練をしてもらいますよ。気になったのは3年生の就職先ですね、冒険者や騎士になるとしても対人戦と人を殺す覚悟がないといけませんし」

「それもそうだがここ50年ほどは戦争もないからのう」

「隣の王国の第一王子から第三王子のどれかが即位した場合戦争になりますよ、あいつらバカなので」


学院長は目を丸くしている、俺が隣の王国の事情を知っているからだろうか


「人を殺すと言っても盗賊相手ですし、捕らえるか最悪の場合殺すことになるのと、冒険者ギルドに依頼を出して引率として一緒に行動してもらうだけでもいい経験になりますよ」

「ふむ、考えておこう」


トーマは学院長室を後にした。


「トーマくんのおかげで聖王国の膿は排除出来たからいいのだが、聖王様直々にトーマくんに会いたいと手紙が来ているのを忘れていたな」


学院長はため息まじりで独り言を呟いた


寮に帰ると、フクロウ状態のミネルヴァが飛んできた。


「主、助けてください」


姉さんたちがやって来た、どうやら姉さんたちから逃げていたようだ


「トーマ、その子を渡しなさい」

「契約者は俺なので渡せませんよ」

「アンジェ姉さん言い方、トーマ、私たちはミネルヴァちゃんと仲良くなりたいの」

「そうよ、ミネルヴァちゃんとお風呂に入りたいだけなのよ」

「お風呂に入りたいだけらしいぞ」

「主」


今日は疲れているから早く決着を着けよう


「ミネルヴァ、姉さんたちとお風呂に入ってあげなさい」


ミネルヴァはしぶしぶ了承し、元の姿に戻って姉さんたちに連れて行かれた。


部屋に帰ると、パトとホワイトだけでレイナはいないようだ


「姫ならお風呂に行ったにゃ」

「トーマ、今回は疲れたぞ」


パトとホワイトを労った 2人共今回は頑張ってくれたからね


「王は女神を召喚したんだにゃ」

「まともな女神で助かったぞ、あれが戦神や死神の部類だと私でも止めるのは無理だからな」


「主、助けてください〜」


部屋に裸のミネルヴァが助けを求めにやって来た。見事に美しいプロポーションが


「服を着ろ」


サバイバルが終わり、いつもの日常が戻ってきた






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