表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/86

サバイバル終了

8日目、俺とミネルヴァは朝から魔物を間引きしていた。魔の森はとても広いため、少しくらい開拓しても問題ないだろう


「主、このぐらいでよろしいでしょうか」

「ちょうどいい具合だな、さっそく」


俺は空に向けて最上級火属性魔法『スパイラル・インフェルノ』の放った 地獄の炎のような竜巻は雑草を燃やしながらその場に留まり続ける


「主、この魔法は」

「少し手を加えて、雑草を燃やすようにしているのとその場に留まり続けるように構築しているから目印になるだろう」


探知魔法を使い、全チームの位置を把握 こちらに向かっているようで何よりだ


ミネルヴァは魔物相手なら戦えるが人相手になると神の制約が掛かり戦えなくなる、それが模擬戦であってもだ、他にも神の制約は色々あるらしい


30分後、全チームが揃った。


「今日でサバイバル訓練は終わりだ、最後の仕上げだ訓練で身につけた力を見せてくれ」


前日、作った物よりも大きなドラゴンゴーレムを作り出した。転生前の世界のドラゴンと同じような感じにしている。こちらの世界ではドラゴンの存在がフェンリルと同じで伝説の生き物と呼ばれているらしい


生徒たちの方は近接特化のアンジェ姉さんを軸に近接部隊と中距離、遠距離部隊に分かれ『重ね』を主軸に攻撃するようだ。


ドラゴンゴーレムと生徒たちの戦いが始まった。ドラゴンゴーレムにらリミッターを掛けており、どれだけ攻撃をしても回復魔法で治せれる範囲のダメージしか与えられないようにしている。


ドラゴンゴーレムは尻尾で近接部隊を薙ぎ払うが5人の生徒が盾を『重ね』で強化して防ぎ被害を抑えたが完全に防ぎきれなく吹き飛ばされた、怪我をした生徒は治癒科の生徒が駆けつけて回復させていく


後方からの弾幕のおかげでドラゴンゴーレムに接近できた、近接部隊は尻尾から攻撃を始めた。広い範囲を攻撃出来る尻尾を破壊するのは定石だが、それは間違えだ ドラゴンゴーレムは空へ飛び、空中から圧縮した空気のブレスを吐いた、気づいた時には遅く近接部隊は壊滅した、ドラゴンゴーレムはそのまま、中距離部隊の方へ向かい、着地 着地した振動で中距離部隊はよろけ、ドラゴンゴーレムの尻尾の餌食になった。


「主、やり過ぎではないだろうか」

「慢心している心をへし折るのも俺の仕事だと思うけど、力の加減はしているから死人はいないよ」


ドラゴンゴーレムの圧倒的な力差に動揺した遠距離部隊は統制が取れなくなり、各自バラバラに攻撃を開始した、『重ね』もしていない攻撃が効くわけもなく壊滅した。


84名の生徒は治癒科の生徒により無事に回復した。


「サバイバル訓練お疲れ様でした。1ヶ月は掛かると思ったけど3年生が優秀で助かったよ 君たちのことは監視していたからね 食事を用意したから食べたら学院に帰ります。」


生徒たちは歓声を上げた、泣く者もいた。俺が作った料理は美味しかったらしい ミネルヴァの料理?ミネルヴァは生地を作っただけだよ、彼女とても不器用なんだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ