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冒険者に仕立て上げるぞ

その日の夕方、俺は学院長に会いに来ていた


「トーマくん、どうしたんだい?合同訓練に問題でも」


「問題は沢山あるけど、魔法使いの地位向上を目指したいかな」


「それは俺も考えていたんだ、騎士団からしたら魔法使いは後方支援しか出来ないと思われているからな」


「学院長、進路先に冒険者を加えませんか? 魔法使いの冒険者はまだほんの一握り程度しかいません ここで名声を上げれば魔法使いの地位向上になりますよ」


「それはいい案なのだが、トーマくんがいると君の一人勝ちにならないか?」


「俺は卒業したら静かな村で婚約者たちとひっそり暮らしますよ」


「君とレイナくんには教師をして欲しいのだが」


「国家対校戦のことを詳しく聞かせてください」


1ヶ月後にある、聖王国にある第二学院と競い合い、勝った方が代表になる。開催国は毎年変わり、今年は王国だ ここ数年は帝国が優勝している。


「競い合う競技は実戦向きではないですね。」


「そこは各国の学院どうしで話し合っているのだが、話が平行線でな」


「3年生20名、2年生5名、1年生58名になりましたが」


「1年生はトーマくんの指導のおかげだとして少なすぎでは」


「3年生の方は過半数が反発したので、2年生の方はいつも通りのゴーレム訓練の生き残りですね。努力を怠った者たちへの罰でもありますよ」


「それで学院長に相談があります。」


「相談とは、厄介なことでなければ」


「合同訓練で全員、冒険者になっても大丈夫なくらいに鍛えますので演習で魔の森に行ってもいいですか」


「それはいいのだが」


「それでは、代表戦前日くらいまで鍛えて来ますね」


83名くらいなら大丈夫だろうな、あとはレイナの治癒魔法科の生徒たちにも協力してもらおう 今から楽しみで笑いがこみ上げてくるぞ


寮に帰り、メアリーさんとレイナに明日からの予定を話、参加者全員に通達してもらった。


ちなみにレイナの治癒魔法科の生徒は20人らしい レイナを含めて全員で104名 21人に分けて、20人の所にホワイトを入れたら大丈夫だろう


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