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レイナ怒る

次の日俺とレイナは学院長に呼び出された


「トーマくんは無事にレイナさんを連れ帰ってくれて助かったよ、あの街のことは国に任せても大丈夫だと思うが」


「えっと、話はそれだけですか」


「まだあるぞ、トーマくんには明日から基礎魔法の授業を講師としてやってもらいたい、レイナさんには回復魔法の授業をお願いしたい」


俺とレイナの結論はこの世界の魔法技術を進展させる手助けくらいならやってもいい 答えはもちろん


「「 引き受けます 」」


「レイナさん、ご実家から手紙を預かっているよ」


手紙を手渡され、レイナは中身の内容を確認する


「婚約者ですって」


レイナの身体から魔力が溢れ出している


「内容はなんだったんだ」


「第一王子を婚約者にすると書かれてました。トーマくん、手紙を書くので呪いを掛けてください」


「なんでそんなに怒っているんだ」


「お父様には結婚相手は自分で見つけるから干渉をしないで欲しいと申し上げたのですが」


「干渉して来たんだ」


「はい、それに私はトーマくんと結婚するつもりです。相手がどこの王族だとしても火の粉は払います。」


「学院長、第一王子とはどんな人物ですか?」


「第一王子のリヴァロ様は時期聖王として注目度が高い人物です。年齢は14歳で気が弱いところが欠点ですが聡明ですぞ」


「なら、決闘でも戦争でもいいわ、怪我人は私が治すからトーマくんが全員倒してよ」


「学院長、なんとかならないですか?聖王国消滅の危機ですよ」


「トーマくん、くれぐれも校舎の破壊はしないように頼む」


学院長は王子の生命より学院を取った


「トーマくん、一体何をしでかしたの?」


「破壊不能の的とか言われたからメテオを落としただけだよ」


「なるほど〜トーマくんらしいね」


王子側には学院長が手紙を出し、実家にはレイナが手紙を出した。返事までには数日かかるらしい


「学院長、あの馬車はなんですか」


魔道具科の教師らしい、レイナが教えてくれた


「馬車なんて知らんぞ」


あ〜昨日、潰していなかったやつだ


「その馬車、俺が作った馬車です。」


「君は確かトーマくんだったね、どう作ったのか教えてもらえないか」


圧が凄い、顔が近い鼻息が荒い


「土のみで作りました。ゴーレムが作れるなら簡単ですよ」


「あれは魔道具じゃないのかね」


「魔法ですよ」


「あの馬車を私が引き取ってもいいかね?」


「いいですが、明日には魔力が切れて土に戻りますよ あれの維持には教諭の全魔力3日分の量が必要になりますが」


「今日中に調べれるだけ調べよう」


「水に濡れると崩れるので気をつけて」


魔道具科の教諭は去っていった、まるでおもちゃをもらった子供のようにはしゃいでいる


「学院長、明日から授業をしますが、訓練場を使います。」


「基礎科のカリキュラムは全て任せる」


この時点で俺は重大なミスをし、その結果今年の1年生は歴代最強になってしまった


基礎魔法ってことは魔法戦闘の基礎でしょう どこで対人戦や対魔物戦を教えるカリキュラムがあるんだ



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