プロローグ
南に位置する、太陽の王国で錬金術師として仕える「ケア」。
ケアの錬金術は想像、技術ともに群を抜いており、新しい錬金物が
生まれにくくなったこの世界に、つぎつぎと新しい錬金物を
作り出していった。
特に彼が生み出すポーションは、その効果から太陽の王国のみならず
他の王国にも影響を及ぼす物となった。
この時代は産業が発展した一方、各国で酸雨が猛威を奮っていた。
その酸雨から人々を守ってくれるポーションだったのだ。
世界が災害から救われ、少しづつ平和な日々が取り戻されて来たやさき、
いつしか悪い噂が流れ始めた。
その噂は砂嵐の様に広がり、太陽の王国のみならず全世界を瞬く間に呑み込んだ。
同じくして副作用を訴える者や重症者も出始めた。
その問題の重大さを受け、ポーション等を承認する『錬金法廷連邦』が動き出した。
国王はケアに対し当分の間、錬金術の禁止.王国作業に従事する事の禁止を命令した。
しかし
人々の感情は収まる事を知らず、国王の進退問題を問う者も出できた。
この混乱を終息させるため、国王は決断する。
明日、王位返上の号令を実行するのだった。
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ひ遊び