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記憶喪失彼女  作者: 四季 冬潤
第一章 ~記憶喪失彼女の保護~
4/5

第四話 \(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!

前回までのあらすじ


美少女を保護した安田冬馬は二日目を迎える。

 土曜日の朝。いつもならランニングをしに行くのだが、今日は寝床から身動きが取れずにいた。

 現在の状況を説明する。俺――安田冬馬は昨日、神社に裸でいた美少女を保護した。それで、その美少女の抱き枕に、俺はなっている。

 ああ、怨嗟の声が聞こえてくる……。だがしかし、可能ならば、この立場を味わってみてほしい。襲ってはいけないのだ。とんだ生殺しである。背中の感触が半端なく理性を削ってきます。何この責め苦。


 軽く身動きすると、サラが起きたようだ。地獄からの脱出に成功した。

「おはよう」

 朝の挨拶を一応しておく。まだ名前がサラと決まっているわけではないので、名前は呼ばない。返事はないだろうと思っていたが、

「……おはよう?」

 ……なんと返事が返ってきた。

「は!?」

 そしてこのリアクションである。大目に見ていただきたい。なにせ、喋らないと思っていたサラが喋ったのだから。

「は?」

 ……いや待て。もしかして、これはオウム返しをしているだけか?そう思い、適当に言葉を発してみる。

「生麦生米生卵」

「なまむいままこめままたまこ?」

 うん、そうっぽい。ままたまこw

 こうなると、悪戯したくなってくる。

「赤巻紙青巻紙黄巻紙」

「あかまきあみあおあきあみきまきまみ?」

「隣の客はよく柿食う客だ」

「となりのきゃくはよくかききゅうきゃきゅだ?」

 ……うん、もうこれくらいにしておこう。


 現在時刻は8時半。朝食は食パンのみにした。ブルーベリージャムを使ったが、サラの好みに合ったようで何よりだ。「美味しい?」って聞いたら「おいしい?」って返ってきた。ヨカッタヨカッタ。

 現在はネット通販の到着待ちである。サラは右にくっついている。トイレは一回済ましてある。自分でできたのでよかった。もしできないのであれば俺が確実にSAN値ピンチだっただろう。

 朝のニュースを鑑賞する。サラは思い切りがっついている。その間に俺もトイレを済ましておいた。サラは俺がいなくなったことに気付かなかったようだ。

「まだかなぁ……」

 テレビに夢中なので、サラの返事はない。

 とりあえず、SAN値は大丈夫だ。

 することもないので、俺もテレビ観賞と洒落込む。サラに関係のありそうな事件は起こってなさそうである。

どうも、四季冬潤とかいう者です。


\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!

\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!


次回は8月2日(金)の予定です。


追記:確実に間に合いません。ごめんなさい orz

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