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冒険者ギルド

「ようこそ、始まりの町へ」


 町がはっきり見え、門番がいることに気付いた俺達は門に向かい、鉄製の鎧を着こんだ門番に声をかけられる。


「王都からダンジョンに行くためにきたのだが、町に入ることは可能か?」


「ああ、もちろんだ。身分証を見せてもらえるか?」


やっぱりというか思っていた通り、身分証がいるのか。誰でも入れたら犯罪者の無法地帯になるか。悪い人でもなさそうだし、俺は素直に応じることにした。


「すまない、持っていないのだが」


「三人ともか?いや、あんただけか」


(あれ、二人は身分証あるの?)

 門番の言葉を不思議に思ったため、二人に念話で話しかけるとすぐさまメフィスから返事があった。

(私達の存在は、ユリト様の存在だけで十分なのです)


(どういうことだ?)


 念話は門番には聞こえないため、黙っている俺を不審に感じるだろと俺は考え、門番に質問する。

「二人はいいのか?」


「召喚の特徴が現れているからな。気づいてないのか?あんたの髪、一部金とピンクになっているぞ」

((そういうわけです))


 はあああああああああああああああああああああああああああ。

 特徴ってそういうことかよ。召喚側も紋章が、どこかに現れるくらいかと感じていたが中二病をさらに極めることになると・・・・・・・後で鏡を確認だ。


 その後、適当に門番と会話し

「まあ、悪い奴でもなさそうだし通っていいぞ。後、ダンジョンに行くなら冒険者登録が必要だから、門を入ってまっすぐ行くと、左側に冒険者ギルドがあるからそこで冒険者になることだ。近くに宿屋もあるから、必要なら行ってみるといい」


 門番に感謝し、俺は鏡・・・冒険者ギルドに向かうのだった。



 メイド二人も連れて、冒険者ギルドってテンプレ展開待ったなしだよな。

(テンプレ回避したいなー)

 切実に願いながら、俺は冒険者ギルドの門を開ける。

 左側に受付が見えたため、まっすぐ向かう。右側の酒場に目線を送るものか。


「おい、メイド連れていいご身分だな。どこかのおぼっちゃまか?」


 目の前のおっさん冒険者三人組が目の前に立ち俺達の足を止める。

 はい。第六感のおかげで気づいていました。

 この世界ステータスないし、戦闘なんて盗賊としかやっていないから争いごとは回避したい。


「俺はただの召喚術士ですよ。冒険者登録に来たのですが、通してくれませんか――」

 期待はしていない。そんな甘い世界ではないだろう。


「俺達三人で飲んでんだ。一人貸してくれないか?断るとは言わな「光魔法:セイントハンド」がっ」


 メフィスが魔法を発動した。

 メフィスの腕から魔法陣が出現し、手のヒラから3本の腕が伸び盗賊達の首を掴み、持ち上げている。足が地上から離れており、冒険者は必死な顔で、手を伸ばし光の腕を掴もうとしているが空振りで終わる。メフィスは手が早いタイプだった。


「メフィス、離してやれ」


 その声と同時に、光の腕が消えて男達が床に落ちる。

 二人が気絶しており、話しかけてきた男は四つん這いになり咳込んでいる。

 その光景も束の間、第六感が発動した。二階から誰か下りてきた。


「なんの騒ぎだ?」

 その声と同時に、空気が変わる。

 冒険者ギルドが静寂に包まれる。


「ギルド長!」

 今の一部始終を見ていた受付嬢であろう女性がギルド長の元に向かい、説明を行う。

 その話が終わり、ギルド長が俺達に向かい謝罪を行う。


「俺はこのギルド長のアランという。先ほどは冒険者がすまなかった」


「気にしていない。とりあえず俺達はダンジョンに行きたいから冒険者登録をしてくれないか」


 ギルド長は少し考える表情をしたが、すぐに先ほどの受付嬢を呼び俺達の登録をするよう言いつけ、二階に戻っていた。


「はじめまして、私は受付嬢のマリノ。冒険者ギルドへの登録を行います。こちらの用紙に記入をお願いします」

 この世界の字が読めるか不安に思ったが、称号のおかげだろう日本と同じ感覚で問題なかった。

 記入項目は、名前・武器・出身である。

 名前にヨリトと記入し、他は空欄でマリノに渡した。


「ありがとうございます。本当は試験があるのですが、先ほどの冒険者がCランクということで、ユリトさんはCランクからスタートという形とさせていただきます。続いて冒険者ギルドについて説明させていただきます」


 マリノの話を要約すると、冒険者はEランクからSSSランクまで存在する。

 現在の最高はSSランク冒険者が存在する。Aランクから冒険者ギルドを通して、魔王が存在するダンジョンがある世界樹にいける。世界樹は商業ギルド、錬金ギルドなどのAランク以上が入れる都市となっている。そこで魔王討伐をする準備が行われているが、魔王ダンジョンに入れる条件は、各国の最高難易度のダンジョン踏破を設定してある。踏破することでSSSランクとなるわけだが、SSSランクがいないということは誰も踏破ができていないということだろう。そこまで魔王討伐に向かうだけでもハードな理由としては、少し前に魔王討伐を目標にSランク、SSランクがレイドを組んで挑戦したが、9割の命が失われ、それでも1階のボスが倒せなかったからだ。

 ランクアップについてだが、冒険者ギルドの依頼でSランクまで上げることができる。SSランクからは各国にある指定されたダンジョンの踏破に応じてとなる。


「それではこちらが冒険者カードになります。紛失などで再発行を行う場合は、10万エルが必要となりますので、お気を付けください」


 マリノから冒険者カードが渡される。


「色々とありがとう。さっそく最弱のダンジョンに行きたいのだがどうすればいい?」


 マリノは、最弱のダンジョンより依頼を進めてくれたが、まだモンスター退治もしたことないことを伝え、それならということでダンジョンの場所を教えてくれた。


「こちらの通行書をダンジョン前にいる門兵にお渡しください。踏破が完了しましたら冒険者ギルドまで返却をお願いします」



 そうして俺達は最弱のダンジョンに向かうのだった――


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