表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

百、合、子。

百、合、子。

作者: nocori
掲載日:2025/12/03

ー19xx年、12月ー

宇田川啓司は目を疑った。

木造仕立ての古いアパートの一室で、かつての同志が首を吊って死んだ。

肺がひゅっとなり息がうまく吸えない。

足元が崩れてしまい立てない。

ズボンのポケットにあるピッチを震えながら取り出し、#9110と押した。

駆けつけてくれた警察に事情を話していてはいたが、頭の中は真っ白でふらふらしていた。

小宮健志郎とは仲が特別良かったわけではなかった。しかしある事件がキッカケでよく話すようになって行った。

人って、死ぬんだ。

そう思った。

死ぬ勇気があった人間は愚かなのか。

宇田川にはわからなかった。小宮の気持ちを汲み取り理解してあげられなかった。

すまない…心の底からそう思った。

雪がちらつき、やがてしんしんと降る頃には事情聴取から解放された。

雪が小宮の涙に見えた。

その時に初めて涙を流した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ