ep.3 知識?チート
ぐでーっ
「リリスさん、こんなところで何やってるんですか?」
目の前にはリビングで教科書らしきものと戦い机に突っ伏しているリリスさんがいた。
「疲れたのですわ」
「えっと、勉強?なのか?」
「受験勉強ですわ。わたくしは今年ベナフォード学園に受験するのですわ。それに、資産家として最低限の教養はなっていないと経営者として問題なのですわ」
「そうなのか」
「でもお姉ちゃんはアホだから今のところ合格の可能性は0に近いんだよね〜」
「ちょっとリーン!余計なことを言わないでほしいのですわ!」
「俺が勉強を教えられたらいいんだけどね。問題見てもいいか?」
「いいですわ。ただベナフォード学園はこの国ではトップレベルの学校で、この問題は正解者が1人もいない算術の問d「教えられますよ」はあ!?早すぎですわ!あなたの知力いくつなのですの!?」
いや、俺一応高校生だし、中受してるし。第一これただの三平方の定理じゃん。他の問題も3桁掛ける3桁の掛け算だったり連立方程式だったりだし
「知力は84だぞ」
「84!?真ですの!?ベナフォード学園の首席並みですわ!」
「ユーゴってそんなに頭いいの!?ならお姉ちゃんに勉強教えてあげてよ!お姉ちゃんこの成績じゃ到底入学できないし」
「うるさいのですわ。でもわたくしも賛成ですわ。ユーゴ、わたくしに勉強を教えてほしいのですわ。もちろん給料もあなたの知力に見合った額を払うつもりですわ。そうですわね…1ヶ月で金貨10枚でどうですわ」
おぉう…異世界来て2日で仕事決まっちゃったよ。でも金貨10枚ってどんくらいなんだろう?普通に聞くわけにもいかないし…異世界定番のアレでいくか。
「あの、それなんだが…実は俺、金貨の価値が分からないんだ」
「そうなの?えっとね………」
どうやらこの世界では
金貨1枚=銀貨100枚=銅貨10000枚らしく、銅貨1枚が大体50円らしいから、金貨10枚は約50万円ぐらいらしい。
「いやいやいやっ、50万!?」
「50万?何のことですの?金貨10枚は不満ですの?」
「いやそうじゃなくて…多すぎやしませんかね?」
「普通ですわ。あなたほどの知力を持つ家庭教師を雇うとなるとこれくらいは必要ですわ。それに、住み込みで働いてもらいますのに出さないほうがおかしいですわ」
「えっ?住み込み?」
「嫌ですの?ユーゴは家を確保できる、私はいつでも教えてもらえる。お互いwin-winの関係ですわよ?」
「いやでも…大丈夫なのか?自分から言うのもアレだが、襲われるとか考えないのか?」
「考えませんわ、言ったでしょう?あなたからは邪さを感じないと。わたくしは悪いことを考えている輩はすぐにわかりますの。そしてあなたはそうではない。だから信じるのですわ」
うーん…そういうもんなのかな…まぁ資産家らしいし何か企んだ奴が接触してくることも多くあるだろうしな。次第に分かるようになったんだろう。
「そういうことなら喜んで受けるよ」
「私からもよろしくね、ユーゴ」
という流れで俺はリリスの家庭教師をすることになったのだった。
そして今日は休みの日
「よし、仕事も決まったし、スキルの獲得でもするか!」
全てはこの世界で無双するために!
「まずは石ころでも投げて『投擲』みたいなスキルを手に入れてみるか」
〜1時間後〜
「疲れた…」
石を投げてるだけでもこんなに疲れるのか…
「まぁいい、『ステータス』!」
名前 ユーゴ・ナカハラ
Lv1
年齢 10歳
職業 なし
体力38→82 up!魔力78 攻撃力12→39up! 防御力10 素早さ 27→42up! 知力 84
スキル 『成長速度増加』『健脚Lv10』『鑑定Lv7』『疾走Lv4』『採集Lv10』『薬草採集Lv1』『調合Lv1』new!『投擲Lv4』new!『命中率補正Lv3』new!
「『調合』?あぁ、ポーション作ったから生えたのか。それにしても体力の伸びがエグいな。一気に2倍以上になったぞ。これならマラソンとかしても大丈夫そうだな」
〜1時間後〜
名前 ユーゴ・ナカハラ
Lv1
年齢 10歳
職業 無し
体力82→158 up!魔力78 攻撃力12→39up! 防御力10 素早さ 42→96up! 知力 84
スキル 『成長速度増加』『健脚Lv10』『鑑定Lv7』『疾走Lv4→10』→『神速Lv1』new!『採集Lv10』『薬草採集Lv1』『調合Lv1』『投擲Lv4』『命中率補正Lv3』
「ふぅ~疲れた。体力上がってるおかげかこのくらいの疲れで済んでるし、ホントに『成長速度増加』様様だわ」
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