ep.2異世界人との出会い
僕は今、ポーションを作ろうとしていた。というのも、神様からもらったマジックバックの中にポーションの瓶とポーションの作り方が書いてあったからだ。
「だーっ!難しい!もう失敗しすぎて毎回薬草とってきてるから採集のスキル生えちゃったよ!しかもレベルもう少しでカンストだし!」
失敗続きであきらめたくなるが1人なのでけがなどをした場合誰も手当てなどしてくれないのだ。だから作ろうとする。そうやってまた薬草を採集していると急に薬草の位置がはっきりわかるようになった。
「おっ、もしかして…『ステータス』!」
名前 ユーゴ・ナカハラ
Lv1
年齢 10歳
職業 無し
体力24→38 up!魔力78 攻撃力12 防御力10 素早さ 27 知力 67→84up!
スキル 『成長速度増加』『健脚L10』up!『鑑定Lv7』up!『疾走Lv4』up!『採集Lv10』up!『薬草採集Lv1』new!
予想通り採集がレベルマックスになっていた。そしてそこから『薬草採集』が派生したようだ。ついでに鑑定のレベルも上がっている。健脚に関してはレベルカンストしているし、『成長速度増加』様様だ。
そして『薬草採集』が生えたからかポーションを作る方法が頭の中にするする入ってくる。今ならいけそうだ。試しに一つ作ってみたところ、驚くほど簡単にうまくいった。
「『鑑定』!」
毒消しポーション
詳細 毒を消す効果のあるポーション。品質(良)
「おお~うまくいってる。品質も良ってなってるし、かなりいい感じなんじゃないのかn「キャーーーー!!!」
???叫び声?つまり人か!助けなきゃ!」
本当は助けたいんじゃなくて人里に行きたいだけだがまあ別に助けたくないわけでもないしいいだろう。
叫び声が聞こえた場所に行くとそこにはきれいな一人の女の人が倒れこんでいた。
「しゃぁ!テンプレキター!って、そうじゃないそうじゃない。助けなきゃな」
よく見ると巨大な蜂が去っていく様子が見えたので毒にやられているのだろう。それがわかったら俺は迷わず作ったばかりの毒消しポーションをぶっかけた。ぶっちゃけぶっかけるのが正解なのかはわからなかったが、顔色がよくなっていったのでおそらく正解なのだろう
「んっ、ここは…?確かポイズンビーに襲われて…」
「あっ、起きました?毒にやられてたんで毒消しポーションかけましたよ。治ってよかったですね」
「毒消しポーション!?そんな高価なものを!?私にそんなお金ないよ?」
「えっ?大丈夫ですよ。お金なんか取りませんよ。そもそもポーションって高いんですか?あと話変わるんですけど人里ってどこにありますか?」
「人里?それならこっちだけど…もしかして道に迷ったの?それなら助けてもらったたお礼とまではいかないけど案内するよ。こっちだよ」
「ありがとうございます!」
「ところで自己紹介がまだだったな。俺は雄吾だ」
「リーンよ。先ほどはありがとうユーゴ。ところで、ポーションは高価で貴族しか使えないもののはずなのになんで私に使ったの?私がどこかの貴族にでも見えたの?」
「いや?倒れてて今にも死にそうな人がいたから助けただけだ、普通のことをしただけだよ。逆に普通じゃないのか?」
「ユーゴは優しいんだね。普通は倒れている人がいても見捨てる人のほうが多いよ?」
「あぁ、この世界はそういう感じなのね…」
「???どういうこと?」
「いや何でもない。ただの独り言だよ」
「あっ!見えてきたよ!あれが私が住んでる街、エダンだよ!」
「おぉ〜」
中世ヨーロッパのような街だった。王道だな。予想はしていたけどすごいな
「もうすぐ日が暮れるし、宿に行こう。道案内ありがとう」
「こっちこそ助けてくれてありがとう!じゃあね!」
そうして別れた瞬間に気づいた。
「あ!俺お金持ってない!」
僕はこの世界では無一文だった。このままでは野垂れ死ぬと焦っていると
「お金ないの?ならうちに泊めてあげるよ。助けてもらった恩もあるし、長くは無理だけど仕事が見つかるまでは養うよ」
救世主が現れた。神はいたのか…いや、会ったことあるけど。数時間前に
「ありがとう!本当にありがとう!」
というわけで、リーンの家にしばらく居候することになった。僕はリーンを崇めることにした。
「ここが私の家よ。結構小さいけど我慢してね」
………………
「いやいやいや!広すぎでしょ!十分広いよ!?」
リーンの家は大きかった。豪邸とまではいかないが、地球では都会っ子だったし賃貸に住んでいたこともあって俺にとっては十分豪邸だった。
この世界ではこの大きさが普通なのかと思ってしまったが周りの家はそこまで大きくないので多分ここがおかしいだけだ。
「リリスお姉ちゃーん!命の恩人連れてきたよ〜!」
「命の恩人!?どういうことですの!?」
リリスお姉さんと呼ばれた人が部屋から飛び出てきた。命の恩人連れてきたと言われたら普通そうなるわな。ハハッ(乾き笑い)
「紹介するね。ポイズンビーに襲われたところに毒消しポーションで助けてくれた旅人のユーゴだよ。お金がないらしいから仕事が見つかるまで泊めてあげることにしたの」
「ご紹介にあずかりました中原雄吾です。私あいにくお金を持っておらず、リーンさんの言うとおり仕事が見つかるまで泊めていただこうと思いまして…どうかお願いできないでしょうか…」
「ふーん」
なんだろう。ずーっとジロジロ見られてる。
「いいでしょう。あなたからは邪さを感じませんわ。おそらく本当に困ってるのでしょう?どうせ部屋も余るほどあるし問題ありませんわ。私はリリスですわ。よろしくお願いしますわ、ユーゴさん」
よかった。なんか信用してもらえたみたいだ。
「ありがとうございます!リリスさん」
ん?ちょっと待てよ…リリス?もしかして…
「あの〜森でこんなの拾ったんですけど…リリスさんのだったりします?」
そう言って僕は森の中で拾った本を手渡した。
「まぁ!どうして持っていらっしゃるのですか!?」
「いや…たまたま森で拾ったんですけど…あぁ、中身は読んでいませんよ」
「そうですか…感謝しますわ。詳しくは言えませんがこれはとても大切なものなんです。感謝しますわ。ユーゴさん」
「いえいえ、偶然ですから。ところでご両親はどこへ?挨拶をしたいのですが」
「両親は他界しましたわ」
「あっ…」
申し訳ないことを聞いてしまった。これからしばらくお世話になるというのに。
「大丈夫ですわ。両親の死はとっくに受け入れていますわ。だからお気になさらず」
聞くとリリスさんの両親は幼い頃に他界。しかし両親が金持ちだったためこんないい家に住めてるのだとか。さらに事業もやっていたので生活費も困らない程度にはなっているのだとか。
「さっ、いつまでも玄関に立ってないで奥に行くのですわ」
そうして俺は仕事が見つかるまでここに泊まることになったのだった
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