おしまい
「早くみんなを見つけなくちゃ!」
「ウルセェ!」
アムズはダインスと共に仲間である白虎同志を探す旅に出ていた。
「……多分こっちにいると思うんけどなぁ」
そんな事を言いながらアムズが荒野を歩く。
「お、おい! このまま敵に見つかったらどうすんだよぉ!? ああん?」
ダインスはアムズを睨みつけながら歩くと、遠くで爆発音がした。
「な、なんだ!?」
「行ってみるか」
アムズは決意して、音のなる方へと歩いて行った。
「……まさかと思い来てみればこんな連中がいたとは」
「はぁはぁ」
「ぜぇぜぇ」
「……あなたは一体何者でしょうか?」
「我名はムザー。 この世界を収める厄災なり!」
一方レイネア達はムザーの襲撃を受けており、苦戦していた。
「このままでは戦う事もままならんな」
「まぁ簡単に倒せるものでしょこれ」
そう言いながらリビトとハリネが特攻しようと剣を抜こうした時だ。
「待ってください。 ハリネ。 リビト。 この人は私が倒します」
「はっ! 盲目の聖女如きに何が出来る!?」
ムザーが嘲笑を浮かべ、口から魔力の砲撃を放ったが白虎同志は全く効いていなかった。
「なっ!?」
「……あなたのような人がいる事は残念に他なりません」
青い髪を揺らめかせてレイネアが笑う。
「ま、待て! 待ってくれ!」
「……さようなら自称魔王さん」
そう言ってレイネアはムザーを一刀両断した。
「ふぅ。 疲れました。 ん? あそこにいるのは?」
レイネアが視線を移すと懐かしい音が耳に響いた。
「ハリネ! リビト! 近くにアムズはいませんか!?」
大きな声を上げてレイネアはリビトとハリネに確認を取った。
「はい! 確かにアムズらしき人影が見えます!」
「そうですか! では皆さんお迎えに行きましょう!」
「「はい!」」
「ちょちょっと待ってよ!?」
レイネアの号令で白虎同志はアムズに向かって進軍を開始した。
「はぁぜぇ爆発音が起きたのはここら辺だと思うんだが?」
走りながらアムズは仲間の安否を確認すると目の前に軍勢が見えた。
「なっ!? ま、魔王軍! 魔王軍だ!」
ダインスが冷や汗を流して悲鳴をあげるがアムズはそれを無視して軍勢を見てみると見知った顔を見た。
「リビト様! ハリネ様! レイネア様! フィーエ! みんな!」
「「「「アムズ!」」」」
すると仲間達がアムズに向かって走ってきた。
「よかった! アムズ! アムズなのですね!」
「よかったぞアムズ無事でよかった!」
「うんよかったよかった」
「アムちゃん見つかってよかったわ!」
「み、みんな落ち着いてくれよ!?」
アムズは仲間達の歓声に驚きながら今自分の状況を説明しようとするが話を聞いてもらえなそうだと判断し、いつ話そうかとタイミングを見計らった。
「おいおい! なんだテメェらは!?」
するとダインスが声を上げて震えた。
「この男はなんだ? アムズ」
「この方は俺を保護してくれたダインスという人です!」
「そうか」
「まぁそれはそれは! アムズがいつもお世話になっております!」
「はっ!? えっ!?」
ダインスはレイネアの高速の頭下げに困惑して混乱しているようであった。
「そ、それよりもレイネア様! どうかお願いです! 呪いに掛かっている双子がいるので助けてあげてくださいどうかよろしくお願いします!」
そう言ってアムズは頭を下げた。
「そうですか。 なら早く行きましょうか。 その双子の所に!」
そしてこの後白虎同志は人類のアジトに向かい双子を治療してそのまま平和に暮らしました。
えっ? 厄災の巫女はどうなったのかって?
「それはそれはまたの別の物語で」




