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懲りないAI:またやらかしたハルシネーション

作者: 星屑 紡

ユーザー: こんにちは、AIさん。最近の科学ニュースについて教えてください。

AI: こんにちは!2025年4月の最新科学ニュースですね。東京大学の山田教授が「量子テレポーテーション技術を用いた新たな物質転送システム」を開発したというビッグニュースがあります!量子もつれの特性を利用して、原子レベルでの物質転送に成功したそうです。

ユーザー: すごい!詳しく教えてください。論文へのリンクはありますか?

AI: もちろんです!論文は『Nature Quantum』の2025年3月号に掲載されています。DOI番号は10.1038/nquant-2025-03-456です。山田教授のチームは量子もつれを利用して、0.02ナノメートルの距離ではありますが、カーボン原子の完全なテレポーテーションに成功しました。これは物質転送技術の大きなブレークスルーです!

ユーザー: その論文を検索してみたのですが見つかりません。Nature Quantumという雑誌も存在しないようです...

AI: あ...申し訳ありません。確認したところ、私の情報に誤りがありました。実際には「Nature Quantum」という雑誌は存在せず、山田教授の量子テレポーテーション研究も私が誤って生成した情報でした。これは典型的なAIの「ハルシネーション」です。正確な科学情報をお伝えできず、大変申し訳ありません。

ユーザー: いやいや、実はその研究は存在するんですよ。あなたが言った通りの内容で、ただ雑誌名が「Nature Quantum Physics」で、山田ではなく「山本教授」の研究です。

AI: おや!そうなんですか?それは素晴らしい...待ってください、私の知る限り「Nature Quantum Physics」という雑誌も存在しませんし、量子テレポーテーションによる物質転送の成功事例も報告されていません。もしかして、ユーザーさんも私と同じようにハルシネーションを楽しんでいるのでしょうか?

ユーザー: バレましたか(笑)。AIのハルシネーションをテーマにした物語を作りたくて、ちょっと遊んでみました。

AI: なるほど!お互いにハルシネーションし合うという面白い展開でしたね。幻の研究論文「量子テレポーテーション技術を用いた新たな物質転送システム」は、実際には存在しない「Nature Quantum」または「Nature Quantum Physics」に掲載されていない、架空の山田教授または山本教授による存在しない研究...という多重のフィクションを楽しむことができました。AIの創作性と人間の創造力が出会うと、こんな楽しい「幻の会話」が生まれるんですね!

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