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1 裏切り

 腹心に裏切られ、どん底に落とされた王女。

 だけどそれは彼の最後の忠誠だった。


 ☆


 美しい王女。

 私の王女。


 国かあなたの命か。

 私はあなたの命を選択した。


 浅ましい男。

 それがどうしました?


 時期に王国は滅ぶ。

 その時、あなたは矢面に立ち処刑だ。

 その前に王を廃し、王国を滅ぼす。

 あなたの命は助かり、私のものになる。


 ☆


 彼の思いを聞いて、元王女は胸を押さえ、涙を流した。

 彼女の父は、王として最低だったかもしれない。

 しかし、父なのだ。

 娘として、最後の王族として、運命を共にすべきだった。

 その機会を、彼女が最も信頼していた腹心が奪った。

 元王女は、軍人であり、総司令官でもあった。

 彼女には責任を取る覚悟があり、処刑されることを願っていた。

 王の、父の間違いを償うために。

 しかし、彼が奪った。

 国を、彼女を裏切った彼は最低な男だ。

 しかし、彼女は彼を嫌いになれない。

 そんな自分が惨めで涙が止まらなかった。















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