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ジジイの異世界記  作者: パパちゃん
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時の旅人、外伝38

あれから、数年の月日が流れた…


「悪魔王サタンは何処へ行ってしまったのでしょう…」


ララミーが呟く…


「さあな、この星で暴れなければそれで良い…」


マオウはどうでも良かった…

この数年、ダゾーン星に悪魔王サタンが現れる事はなかった…


「後任も育って、王位もヘルズに譲り、俺はただのギルマスだ。なっ、世界女王?」


マオウがヘルズに言うと、ヘルズは困った顔をする。

世界はマオウの元、一つとなり、サンズ世界国が誕生し、初代世界女王にヘルズが就任した。

カイザルが首相をし、ハイデンが副首相をしている。

マオウはギルド総帥となったが、サンズギルドが本部となっただけで、今までとやっている事は同じだ。

オオトリやコトリもギルド本部に勤めている。


「マオウ、悪魔王サタンは私の宇宙の何処かしらの星で暴れては星を壊滅させて次の星に行き壊滅させる。

それを繰り返しているわ…」


ゼンが困った感じで報告する。


「そうだったな… まあだが、悪魔王サタンと行動を共にしている科学者が曲者だ…

自分達が星に入り込むと同時に、星になんらかの結界のような物を張り、その星の神はゼンや他の神達に助けを求める事が出来ない。

俺達が星が襲われたのを知るのは、その星が壊滅してサタン達が去ったあとだ…

タイムトラベルや時間逆行の魔法が使えない今、なす術がない…」


マオウがため息を吐き顔を左右に振った…


「そうね…」


ゼンは困った感じを出して同意する。


「まあだが、この星には俺やサタンを凌駕する存在がいる…

科学者という者は、常に最高の結果を望む。

この星の戦士達、最終的には俺を倒さないかぎり、サタンを最高傑作の兵器とはいえない…

納得いく力を手に入れば、俺達を倒しにこの星に現れるだろう…」


マオウが分析する。

その場で聞いていた全員が納得する。


「陛下… いえ、元陛下、私にラシードを魔改造させてください!

きっと悪魔王サタンを超える存在にしてみせます!」


ミラーがマオウに頼む。

その場にいるラシードが青い顔をする。


「魔改造など駄目だ! やるのなら自信を改造しろ!」


マオウは怒ってミラーを睨む!

ミラーは考え込む。


「解りました! 私が科学の力でサタンを超えてみせます!」


ミラーが宣言する!


「邪悪な者となったら、俺が消滅させるからな!」


マオウはムッとしたままだ!


「はい、ミラーさん、女王命令でその研究は禁止です…」


ヘルズが呆れて命令した。

ミラーはなんともいえない顔をする。


「まあだが、サタンなんて大した事ないんじゃないか?

創造魔神より少し強い程度だろう?」


マオウはやれやれと言った感じで呆れる。


「あの、誰が創造魔神に勝てるのですか?」


メイデンが手を上げて尋ねる。

マオウは辺りを見回し…


「おれ、かな?」


そう答えた…


「でしょうね…」


ララミーが呆れている…


「しかしまあ、オオトリ、タタカエル、メイデン、ボロス、コトリ辺りでパーティーを組んで挑めば倒せるんじゃないか?」


マオウが分析する。


「あの、僕は…」


ラシードが手を上げる…


「ラシードはな…」


マオウが困った顔でラシードを見ると…


「「「「「「「絶対に駄目!」」」」」」


30人の妻が声を揃えて叫んだ!


「確かに俺も、お前が妻を増やすのは楽しい…

いや、問題ないが…

何処かへ出掛ける度に増やすから、マリー達が、俺が面白がってわざと、妻を増やすように仕向けていると言い出してな…」


マオウが困った感じで説明すると…


「ちょっと、ギルマス! 私達の誤解みたいな言い方しないでくれる?

なんで、装備品や冒険者の服に、勇者ラシードと書くのよ!

ラシードは魔勇者で勇者ではありません!

勇者ブランドを利用するなんて卑怯です!

地方に行かせると、必ず、美女の冒険者を案内に付けるし…

全てギルマスのせいじゃない!

どうしてくれるのよ!

もう30人よ!

しかも、まだ他にもいそうだし! ほんとうに100人とかになっちゃうわよ!」


マリーが泣きながら抗議する。


「まっ、マリーなくな… サリー、ミネ、お前達も泣くな…

ほら、100人になっても良いように巨大な家をプレゼントしただろう?

破格の報酬も出している…

安泰じゃないか…」


「生活はですね…

ですが、私達、心がどうにかなりそうで…」


ユイまで泣き出す。


「わっ、解った… ラシード、お前、冒険者資格の剥奪と勇者を名乗る事を禁ずる…」


マオウは困った顔で告げる。


「マオウさん、酷い!

トカゲの尻尾切りですか!

今まで僕で散々遊んだくせに!

困ったら切り捨てるなんて…」


ラシードも泣きそうだ…


「いや、それは、その…」


マオウはタジタジだった。


「ラシード! 貴方達! マオウ様を責めるのはお門違いです。

全ては私の責任でした事ですし、そもそもラシードがしっかりして、他の女性に手を出さないでいたら、妻が沢山増える事はなかったのです!

マリー達も、ラシードにしっかりと言い聞かせて、女性に手を出させなければよかったのではないですか?」


オオトリは強い口調で言い、ラシードとその妻達を叱った。

ラシードもマリー達も何も反論出来ずにいた…


「まああれだ、ラシードは保留、現状維持…

しばらくは妻達の目の届く範囲で活動な…

ほら、マリー、またパーティーを組んで活動すれば良いじゃないか?

しっかりと見張っていろ…」


マオウはマリー達を宥めるのに必死だった。

マリー達は納得のいかない顔をしていたが、マオウの提案に頷き。

冒険者活動を再開する事とした。

メンバーはラシードと身重の妻を除く、20人の妻達だ。


「ラシード問題は解決と…」


マオウは強制的に終わらせる。


「ギルマス! 俺にもアドバイスをくれ!」


ルーロンが声を上げる。

ルーロンは数年前から、キャナリーとツーマンセルのパーティーを組み、24時間見張られている。


「ルーロン、幸せな事じゃないか… 現状維持…」


マオウは呆れて答える。


「お前ら、いい加減にしろ! ここは冒険者ギルドで相談所ではない!

ラシードもルーロンも依頼に行け! ヘルズはハイデンとカイザルを連れて城へ帰り、ダゾーンはメイデンとゼンを連れて園に帰れ!」


マオウが叫ぶ。

数年前に、やはり園がないと不都合だと、ゼンが豪華な園を創ったが…

ゼンはもちろん、ダゾーン達も冒険者ギルドに住み着いている。

マオウも王位をヘルズに譲ってから、巨大な冒険者ギルド本部を建てて、ララミーと住んでいた。


「マオウ、横暴よ!」


ゼンがムッとする。


「俺は、忙しいんだ、お前達のせいでろくに仕事が出来ない」


マオウもムッとする。


「まあまあ、マオウ様、ゼン様、落ち着いてください…」


ダゾーンがなだめる。

いつの頃からか、マオウを様付けで呼び、ゼンと同様に接している。


「お前もだ、ダゾーン… あっ! 空間ごと結界を破り、何者か… まあ、サタンだろうな… 転移して来るぞ?」


マオウが全員に告げると、ゴーー! 星が振動し大気が震える!


「マオウ様の結界を…」


オオトリが絶句する。


「なに、ただの魔神域だ驚く事ではない…」


マオウは相手の力を見るためにそこそこの結界を張っていた。

魔神域を破るようなら自分達が倒さないといけないと思っていて、破れないのなら何処かの星で倒されるだろうと思っていた。


バッキ! 星全体に響くように結界が割れる音が聞こえた…

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