表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ジジイの異世界記  作者: パパちゃん
402/546

時の旅人、外伝13

サンズ王国、王都の近くの森に、突如、巨大な木が現れる。

それは世界樹といわれる神聖な植物で、その周りに亜人達の里が作られた。

そして、冒険者ギルドも多くの亜人が出入りして賑やかとなった。


「陛下、賑やかになりましたのう…」


カイザルがロビーを見回して呟く…


「陛下はやめろ、ギルマスと呼べ… まあだが、その通りだな、改築して大きくしないとな…」


マオウがため息を吐いて答えた。


「へっ、いえ、マオウ様、いったいどれほどの魔法が使えるのですじゃ?」


カイザルが聞く、隣りにいるハイデンも興味津々だ。


「無限だ… 魔法なんてものは、思い描いた事が現実になるだけだ…」


マオウはそういった質問に答えるのが苦手だった。


「でもな、俺が使う魔法なんて数十個、いや戦闘用は、メテオ、サンダーブレイク、破滅の光、ヘルファイア、レールカノン、ライオット、スーパーノヴァ、無限地獄、回復系はエクストラヒールと癒しの光り、あと転移と結界ぐらいだな」


マオウが付け足した。


「意外と少ないですな… 敵の攻撃や属性に合わせたりしないのですか?」


カイザルが聞く。


「ああ、そんなもの、圧倒的な力でねじ伏せて仕舞えばいい。

俺のヘルファイアに燃やせない物はないし、サンダーブレイクで蒸発させられない物もない…」


マオウは力押しだった。


「圧倒的な力があると、細かな事は拘らなくて良いのじゃな…」


カイザルはなんともいえない顔をした。

カイザルは数百年、魔法の研究をし、さまざまな魔法を覚え、新しい魔法を作った。

それが、根底から覆らされた瞬間だった。


「ヒールもエクストラヒールだけですか?」


ハイデンも質問する。


「ああ、面倒じゃないか? 1番効くやつがあるんだ。それを使えば良いだろう?」


マオウは不思議に思う。


「私が、家具などに、足や手をぶつけて痛がっていると、エクストラヒールと癒しの光りを掛けてくれます…

それを見た宮廷魔導師が驚いていました」


ララミーが説明する。


「ですよね、エクストラヒールなんて、かなりの魔力を使います。

しかも陛下のエクストラヒールは身体の殆どを失っても再生すると聞きました」


ハイデンも呆れている。


「俺のエクストラヒールは神力も使っているからな」


魔王が教える。


「「神力⁉︎」」


ハイデンとカイザルが驚く!


「うん? 神力は奇跡の力のみなもとだろう?

人や神を蘇らせたり、加護を与えたり、常識じゃないのか?」


マオウが不思議そうだ。


「常識ではありません… 死者蘇生なんて聞いたこともありませんし、神を蘇らせるなんて…」


ハイデンは驚くのを通りこして呆れている。


「ワシ、もう魔法の研究をするのやめよう…

魔力量を増やすのと神力を扱えるように頑張ろう…」


カイザルは呟いた…


「貴方、そろそろ出番です。

城に戻ります」


ララミーが言う。

マオウは嫌そうな顔をして転移する。

そこは謁見の間で、マオウはマオ国王として玉座に座らされる。


「貴方、中継もご自分でお願いします…」


ララミーがマオウに頼み、隣りの席に座る。


「サンズ王国、そして世界の者どもよ、良く聞け、我がサンズ王国は亜人を人として迎えいれ、人族、獣人、エルフ、ドワーフと全員で協力し生きていくと決めた。

何人たりとも亜人を下に見る事は許さん! 全て人類、皆平等だ!

また我が国では奴隷制度は廃止されている。禁を破る者は覚悟しろよ!」


半ば脅しのような強引な演説が世界に響いた。

マオ国王はそれだけ告げ、中継を絶った。


「ふう、疲れたな…」


マオウはため息を吐く。


「少し強引な気がしますが…」


ララミーが困っている。


「俺は魔王だ。仕方がないだろう? だから表舞台に立つのは嫌なんだ…

今のを訂正すると、ララミーが言えば良い。中継してやる」


マオウはやれやれといった感じだ…


「いえ、今ので充分です…」


ララミーも仕方がないといった感じだ。

マオウはさっさと、冒険者ギルドに戻る。


「陛下、亜人の里に参りましょう」


カイザルが誘う。


「ああ、少し見に行くか…」


マオウはカイザル、ハイデンを連れ亜人の里に転移した。


「よう、サー、調子はどうだ?」


エルフの長、サーに聞く。


「はい、やはり我らは世界樹の護人のようですね…

世界樹に触れていると、心の底から安堵致します」


サーが満足そうに言った。


「園のフルーツも順調に育っています」


そうも言った。

マオウはドワーフのエリアに顔を出す。


「おお、マオウ様!」


ドワーフの長、ドワフが駆け寄る。


「はい順調です。鉱脈もあり、生産する物も多い。ドワーフ全員がやり甲斐を持って生活しています」


ドワーフ達も満足していた。

続いて、獣人エリアを見に行く。


「牧場はどうだ?」


マオウが声を掛けたのは、獣人の長、ガオーだ。


「はい、家畜は問題なく育っています」


どこも問題なかった。その後もマオウは視察を続けた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ