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ジジイの異世界記  作者: パパちゃん
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英雄の息子8

「今日は凄く地味な感じですね…」


フゥを見たアキが呟く。


「ゲンキーさんのママ達は派手ですから、流石に地味な方はいないですよね?」


ハルが聞いた。


「いますよ? 彼女ですが、扱いは妻みたいなものです。確かワ1321さんだったと…」


ゲンキーが話し始める。


「えっ、なにその名前?」


フユがビックリする。


「あっ、父がピーチと言う名前を与えていました。僕より3、4歳上なだけで、フユ姉さんと同じぐらいなんですよ… 見た目も美人で巨乳ですが、それだけ、僕の母と同じ枠の残念さんなんですよね… さらに言えば、レインママ並みの影の薄さ…」


「どうして妻になれたの?」


アキが聞く。


「たぶんですが、父に助けられて救われ、恩を愛情と勘違いしているんじゃないかと… 父はやたらと女性に優しく困っている巨乳を放っておけないんです…

それで数々の勘違い女性と結婚しては夢から覚めて、何度、逃げられた事か… たぶん、ワ13…いや、ピーチさんもそのうち夢から覚めて出て行くと思います…」


ゲンキーの説明を聞き、フゥがなんともいえない雰囲気をかもし出していた…


「コホンっ! 今からダンジョンに向かう! 午前中は練習、午後から16階層に降りるぞ!」


そう言ってダンジョン15階層に転移する。

予定通り午前中の練習を終えて集まる。


「みんな、気合い入れていくよー!」


フゥが気合を入れる。


「元気でスポーティーですね。リーダー気質もありますね…」


ハルが言う。


「ゲンキーのママ達はカミラさんが強いだけで、後は大人しく優しい人ばかりだから、あのキャラはいないよね?」


ナツがそう呟き1人で納得している。


「あっ! 彼女の1人、えっと、なんだっけな… そっ、そうだ、ミっ、ミナさん!

そうミナさんがいる。

家で2番目に強いと言っていました。なんでも、元冒険者で10人パーティーのリーダーだったとか?

顔立ちはもちろん美人で巨乳です歳はアキさんぐらいじゃないかな? ちなみに影薄レインママはナツと同じぐらいですよ?」


「まっ、マジ? お父さんはロリコン?」


ナツが驚いている…


「本人は熟女好きを公言していて、たまに熟女を連れてきます。女神効果で若返っちゃうんですけどね… 前の方が良かったのに、と頭を抱えている事かたたあります。

で、ミナさんはリゾート島の警備隊長をしていてマリンスポーツが得意です。

持ち前のリーダー気質と脳も筋肉で出来ているのか? 僕をサーフィンやマリンスポーツに誘ってくれて、少しウザいですね…

僕のどこを見たらスポーツに誘えるのでしょうか? 理解に苦しみます…」


フゥを見ると拳を握りプルプルと振るわせていた…


午後から16回層に降りて、ドラゴンの群れに突入する。


「ゲンキー、ワン、ウォーカー! 先陣をきりドラゴンを倒せ!


「はっ!」「わかったよ」みはい!」


3人がそれぞれ返事をする。


「ゲンキーの彼女達にはドラゴンは荷が重い… この場で待機! 精霊召喚! 来いフェアリーズ!」


召喚魔法陣が輝くと2人の可愛い女の子が現れる1人は10歳ぐらい、もう1人は7歳ぐらいだ。

その背中にトンボのような羽が4枚あり、パタパタと動いていた。


「「美少女戦士フェアリーズでーす」」


2人が声を揃えて名乗るとピカピカピカッと光のエフェクトが入った。


「「「「めっちゃ可愛い!」」」」


4姉妹はメロメロだった。2人がドラゴンに向かい手を掲げる!


「「フェアリーウォールー!」」


4姉妹とフェアリーズのいる空間を七色の幻想的な結界が包んでいく。


「さあ、もう安心ですわ! 私はアーンフェアリー!」


「わたしは、カーコフェアリー!」


それぞれが自己紹介して、4姉妹も自己紹介する。


「戦いが終わるまで休んでいるといい」


ベーダーがそう言うと、テーブルとティーセットが出てくる。


2人のフェアリーがテキパキとお茶の用意をする。


「さあどうぞ、お座りください」


アーンフェアリーが可愛くお茶に誘う。

4人は戸惑いながら座る。


「ときに皆様、どなたがゲンキー君の彼女なのですか?」


アーンフェアリーが直球を投げる。


「本人に彼女を作る意思がないようで…」


ハルが代表で答える…


「そこは、お姉様方からアタックしていきましょう!」


カーコフェアリーが熱く言う。


「1つ質問です。ゲンキーの妹達をどう思われますか?」


カーコフェアリーが問う。


「そうですね。会った事がないから…」


ハルは答えが出ないようだ…


「私も会った事がないから…でも、可愛いんでしょうね」


ナツもピンとこないようだ…


「私は妹が増えても良いです。一緒にお買い物とか行きたいです…」


アキはまんざらでもなかった。


「私は凄く嬉しいです! 早く会って2人をギューっと抱きしめて可愛がりたいです! ゲンキー君に妹が2人、夢のようです!」


フユは可愛い妹を心待ちにしていた。


「皆さんに伝える事があります。我がフェアリー族では春夏秋冬の女性陣とゲンキー君の恋の行方がとても気になっています! シスターフェアリーズはフユさん推しだと言っています!」


アーンフェアリーが言う。


「で、アキさんはママーンフェアリー達に推されています!」


カーコフェアリーが言う。


「ナツさんは、熱烈にマーゴフェアリーが推してます」


アーンフェアリーが言う。


「ハルさんは、マーオフェアリーが推しています。なんなら俺の嫁にと思っているかも知れません…」


カーコフェアリーが余計な事まで言う…


「でも私は年齢が…」


ハルが悲しそうに呟く。


「ゲンキー君に加護を与えた親は特別な方のようです。ゲンキー君の一族に10歳ほどの歳の差は誤差にもならないと思われます」


その言葉を聞きハルは嬉しそうな笑顔になっていた。


4姉妹もフェアリーズに慣れ6人でお茶を飲みガールズトークに花を咲かせる。


ワンとウォーカーは出来るだけゲンキーに倒させようと、サポートに徹した。

ワンフロアのドラゴンを全て倒すと、ゲンキーのレベルは500を超えていた…


ギルドカードを見る、エッグから魔神の幼体に変わっていた… 確認後シンリーが改ざんし表記上はエッグに戻っている。


「皆さん召喚の時間切れです… 名残惜しいですが、これで失礼します」


アーンフェアリーが悲しそうに告げる。


「また、ベーダー様に呼んでいただいてお茶をしましょうね。次は美味しいココナッツジュースもお持ちしますから…」


カーコフェアリーも寂しそうだった。


「「皆さん、頑張ってください! ゲンキー君の世界は一夫多妻です! 全員が妻になる事も可能ですから〜」」


声を揃えて言うと、光となり消えていった…

その言葉を聞き4姉妹は見つめ合い頷いていた。


「ベーダー様、また合わせてくださいね…」


フユがベーダーに頼んでいた。


「ああ、彼女達の顕現出来る精霊力が溜まったら呼んでやる」


ベーダーはもっともらしい嘘をついて頷いた…


ほどなくしぼろぼろのゲンキーが戻って来る。


「ゲンキー良くやった! その力はAランク並みだ! エクストラヒールを唱えてみろ!」


ゲンキーは集中し、自分の元気な姿を想像して…


「エクストラヒール!」


ゲンキーは光り輝き削げ落ちた肉は再生し傷は消えていく光が消えると傷は1つもなかった。


「さすがゲンキーだ! 良くやった!」


ベーダーが褒めると…


「ベーダーさんに褒められたり、認められると凄く嬉しいです! 昔、5、6歳の頃ですかね。父に男として認められ、水着の女性が写っているボールペンをいただきました、ひっくり返すとその女性がヌードになるのです。母やママ達にはナイショだぞ? と男同士の約束をしたとき並みに嬉しいです」


ゲンキーは本当に一言多かった…


16階層のドラゴンを全滅させ、17階層に続く通路まで行き、ホテルに戻り、レストランに行く。


フゥが遅れて現れる。


「あっ! 小さいフゥさんだ!」


4姉妹のテンションが上がる。食事をしながら、魔法の使い方や簡単な魔法を教える。4姉妹は小さいフゥが大好きだった。


ゲンキー達は部屋に戻る。


「ゲンキーちゃんいらっしゃい」


ハルがゲンキーを抱きしめて充電する。


「はっ、ハルさん⁉︎」


「今日から私も参加するから…」


ゲンキーにハルの言葉の意味は解らなかったが、とにかく嬉しかった…



「ピーチちゃん、バカ息子がごめんなさい」


エルザがピーチに謝っていた。


「大丈夫です。取り柄がないのは本当の事ですし、影も薄いですから…」


ピーチが落ち込むと…


「ピーチちゃん、影薄どうし仲良くしましょうね…」


レインもなんとも言えない顔で言っていた…


「はい、お願いします… それと、魔王様、私、夢なんて見ていませんから…」


ピーチは困ったように言っていた。


「私、強くないですし、脳筋女でもないですから!」


ミナも怒っていた…


「貴方? 裸のボールペンってなんですか?」


エルザだ…


「なんでもないから! 皆もゲンキーの言う事をいちいち気にしないでくれ!」


魔王は苦情を受けるのにウンザリとしている。


「お父さん、楽しかったです! また連れて行ってください!」


カコはご機嫌だ!


「4姉妹は全員が可愛くて甲乙つけがたいわ!」


アンももう一度行きたそうだ。


「私も楽しかったでーす!」


4姉妹にチヤホヤされゲンキーにも高評価のマーリンはご機嫌だった。



翌朝。


「今日のフゥさんはベーダーさんに頭を撫でられていますよ?」


アキが言えば…


「そういえは幼い感じですね…」


ハルもそう言った…


「さすがにゲンキーのママ達には幼い人はいないわよね?」


ナツが怪訝な顔で聞く…


「僕の父を舐めないでください! 9番目のルルシュママは産まれて5、6年です。

転生者と言え前世の記憶を持っているのは1部だけ! 美人顔でプリプリのエロボディ! 究極のロリです!

しかも彼女は前世から父を追いかけ回し産まれ変わってまで追いかけ妻になった究極のストーカー妻です!」


フゥが困ったように、ベーダーの服の裾を握った。

ゲンキーが、これ以上余計な事を言う前に転移する。


17階層のフロアに出る。リッチやゾンビ、デュラハンなどのホラーエリア…


「あっ、ベーダーちゃん! 私、ホテルで待っているわ! さっさと送って!」


フゥがダンジョンを見て興味無さそうに帰りたがる…


「フゥさんが知らない間に変わっていて、凄く自由な人になっている…さすがにゲンキーの…」


ナツが言い終わる前に…


「だから、父を舐めないでください! いますよ? ママちゃんと言って父の前世の妻です。父がずっと探していてやっと見つけた嫁ーズ全員が奥様と認める方です。

でも前世で尽くされたようでパパちゃんの世話は嫁ーズ、に任せると一歩引いて自由を謳歌しています…」


ゲンキーの話が終わる前にフゥを転移で送る。

17階層の魔物を狩って進んで行く!


「強いですが、ドラゴンほどの脅威はないですね…」


ゲンキーが呟く。


「まあそうだね、だけど聖魔法を使えるようになったのも大きいよ?

レベルの高いリッチなんかは聖魔法でないと倒せないのもいるから、高僧からリッチになってしまった者などはかなり高度な魔法を使うし、油断すると痛い目じゃすまないよ?」


ウォーカーはアドバイスを交えてゲンキーを指導していく。


ドラゴンのような力押しで倒せる物はワンでも良いのだが… 属性や細かなテクニックがいるものは圧倒的にウォーカーに教えてもらったほうが上達が早かった。


17階層を制圧し、18階層に降りる。

グリフォンやハーピー、サーペンとなど、馴染みの魔物が多く簡単に倒して進み、20階層の通路に到達して、ホテルに戻る。


レストランに着くと、フゥが待っていた。


「お待ちしていました、ベーダー様、こちらのお席に…」


フゥが案内し椅子を引き座らせて、斜め後ろに立つ。


「フゥ、何をやっている? 隣に座りなさい」


ベーダーが言うと、ハッとした感じで座る。


「今度のフゥさんは使用人みたいね… さすがに…」


「ナツさん、もうそのくだりはいいですから! 妻ではないですが、いますよ? 僕の大好きなイーシャが! 背丈も丁度同じぐらいですかね… もともとはアーシャと言う爆乳メイドが世話をしていてくれたのですが貧乳丸で胸を小さくしてしまいサヨナラしました。

その後はイーシャが常に僕に寄り添ってくれて… 僕のお嫁さんはイーシャしかいないと思っています!

家に戻り親の脛を齧りニート生活をして、ひっそりメイドのイーシャを嫁にしてウハウハな生活を送る予定です。

成人を迎えたらお祝いで男にしてくれる約束をしました。誰よりもイーシャに会いたいです」


その言葉に、ベーダーも、4姉妹もビックリしてフゥは気まずそうな雰囲気をかもし出していた…


「ゲンキー、本当なの?」


ナツが困った顔で聞く。


「ええ、本当ですよ? 僕はその日だけを楽しみに生きていますから! 僕の星では成人は16歳なので、あと2年ほどです! それまでには父も迎えに来るでしょう! 父にセシリーママやマーリンママがいるように僕にはイーシャがいます! 世界中の人が僕を見捨ててもイーシャだけは面倒を見てくれるはずです! 僕は必ずイーシャのヒモになるんです!」


ゲンキーは人を幸せにする事を考えず、自分が幸せになる事だけを考えていた…



「魔王様、変な約束してすみません…」


イーシャが謝る。


「イーシャ、気にしなくていいから! 当人どうしの問題に口は挟まないし、イーシャが娘になってもなんの問題もない。それどころか俺は可愛い娘が増えて嬉しいぐらいだ…」


「あのー、私、魔王様の使用人ですが?」


「使用人も立派な仕事だ! 俺が奴隷や小間使いが嫌いなのは知っているだろう? なんの問題もない! ヤらせるのも、一緒になるのも、フるのもイーシャの考えで構わないから!」


魔王はそう説明した。


「はい…」


イーシャは小さく返事をしていた。


「あの… 私って、そんなにヤバい押しかけ女房ですか? やはり16年経つまで待つべきでしたでしょうか…」


「ルルシュ、今更だ! 何も気にするな!」


ルルシュは凄く気にしていたが…


「パパちゃーん、シュークリーム食べない?」


ママちゃんは、なに一つ気にしていなかった…


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