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弥勒の拳  作者: 真桑瓜
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正月三態・妙心館


正月三態・妙心館


元日の昼、槇草と美希はおせちを持って如水館を訪ねた。

平助は、炬燵に丸まって年の初めのうたた寝を楽しんでいた。


「明けましておめでとうございます師匠。今年もよろしくお願いいたします」槇草は畳に手をついて新年の挨拶をした。

「おお、良う来た。おめでとう、まあ座れ」平助は二人を交互に見ながら言った。

「先生、明けましておめでとうございます、旧年中は父共々お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします」美希が改まった挨拶をする。

「おめでとう、こちらこそよろしくお願いする。ところで父上はどうしておる、一人にして良かったのかな?」

「父は、お弟子さんたちと百道の浜で寒稽古をしております」

「ほう、正月早々ご苦労なことだ」平助は寒そうに顔を顰めた。

「先生、父は武張ったことが大好きなのです、それに付き合わされるお弟子さんたちは大変ですけど」美希はコロコロと笑った。

「槇草も婿として参加せんでも良かったのか?」

「はあ、それとこれとは別問題ですから」槇草はさらりと躱す。

「はは、うまく逃げおった」

「先生、おせちを食べましょう、味は保証しませんけど」美希が風呂敷を解きながら言った。

「なんの、美希さんが作ったのなら例え口がひん曲がっても不味いとは言わんよ」

「師匠相変わらずだなあ、俺がそんなことを言ったら大変ですよ」

「悠さんが言ったら婚約解消です」美希が槇草を睨んだ。

「ははは、惚気にしかなっておらんぞ」








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