「青い魚」
昔々、広いどこかの大きな海に、一匹の青い魚がいました。
青い魚は孤独でした。
海の色に紛れてしまって、あまり注目してもらえなくて、
カラフルな他の魚たちが羨ましかったのです。
青い魚はある日思いました。
もしも、自分がカラフルなお魚だったらどうしただろうかと。
珊瑚たちにみせびらかすでしょうか。
悠々とワカメの間を泳ぐでしょうか。
青い魚は孤独で、他の魚が羨ましくて、悶々としていました。
青い魚は、自分一匹で、寂しくて寂しくて、苦しかったのです。
そしてある日、青い魚は釣られました。
子どもが歓声を上げます。
「わあ、何てキレイな青いお魚なんだろう」と。
青い魚は、釣られて初めて思いました。
「自分のこの青い色は、キレイな色なんだ」と。
針の痛みで飛び跳ねたとき、
自分と同じ真っ青なお空を見ました。
「あ、自分と同じ色だ」と。
……青いお魚は、地球の色が何色か、知りません。
でも、地球も青い青い惑星なんだと。
これは、神様がくれた色なんだと。
もう孤独に思わなくていいんだと。
一つの命なんだと。
食べられながら、思いました。
ちょっと訳が分からないかもしれませんが、伝えたかったメッセージは以下のものです。
・人間は、同じように見えても、個性がある
・命の大切さ
・孤独についても




