3、予兆
遅くなりました。
調べて大体のことは分かった。
途中でメルリに3歳なのに字が読めるなんてすごいね!、誰に教わったのな~んて聞かれたけど無視した。でもほかの質問には答えた、好物とか。【シチュー】
本は完璧日本語だった。
「マテルナさん、グッジョブ!!」
『いえいえ、どういたしまして!」
というわけで、情報整理!!
この世界は小国を除けば3大国に分かれる。
1、商業や技術発展を主とした東のグランテール同盟。
2、武が全ての戦闘民族ラナ人が住む北のバルス帝国。
3、そして俺が住む農業に特化した、インバス王国。
住んでる村は王都から二日で案外近い。
と結構、蔵書なんかを引っ張ってきた割にあんまり有用な情報がない。
((;´д`)トホホ)
窓を見ると夕焼けが見えた。
今日はこれくらいにしよう。
「今日は帰るよ。」
「うん、また来てね。」
別れるときも可愛かった。メルリ最高!は~ばづごびー
涙が止まんねー。
歩いているとマテルナさんの声がした。
『ルークさん、止まって。』
「え、はい。」
『右3歩、直進7歩、行ったとき枝から垂れ下がってる種を食べてください!』
言われた通り種が下がってた。
「これ何?」
『そうですね~あっさっきの分の経験値使える!、えい!!』
なんだかあったかい
「なにしたの?」
『基礎レベルをアップしました。』
[基礎lv1→20]
「聞こえた、これがそうなの?」
『はい、種を見てみてください。』
[超身体能力活性化種]
「すごそうな名前がでたんですけど。」
『私が一つだけ作っときました、明日に備えて。』
「明日?」
『いいから食べて。』
パクリ。粗雑な味。
「何も起きないけど。」
『なれるのに一晩はかかりますからね。』
「で、明日って?」
『明日この村、盗賊団に襲われるんですよ。』
なんだとーーーー。
一日おきは学生身分にはつらい。