第7話 初めての狩り
第7話です。
3日目(中は7日目)ですね。
さぁ、冒険(ウサギ狩り! )をしよう♪
ボウガン当たらないね♪
第7話
8月3日
さあ朝です!
3日目ですが、ゲーム内は7日目です。
〔流石に不思議だよね? 〕
朝起きて身支度してからルームサービスで朝食を注文しよう。
今日はぶり照り焼定食かな、気分的にはね!
〔うまうま♪ 〕
そしていつものように奴が、ドクターKが来る。
「新新さん、お加減はどうですか? 」
「調子は良いですね。そういえばポーションはどうなりました? 」
「聞いて下さいよ! 全く効能が上がらないですよ。どうしてですかね? 」
「どうゆう作り方してるかは知りませんが、何かがおかしいのでは? 」
「う~ん、わからない。どうしたら良いかな? 」
"知らんがな! "と思いつつ。
「手順がおかしいとか材料が違うとか? ………位しか思い浮かばないデスネ……… 」
「ヤッパリ薬草かな? それとも手順かな? 」
「[鑑定]スキルは使ってないのですか? 」
「使っているがただ薬草としか見えないんだよ 」
エ、まさかと思い「[鑑定]のレベルは? 」と聞くと
「[鑑定]は確かレベル5 位かな? 」
おかしい?
その位なら見えるはすなのに?
「その辺は本物の薬師に聞いて見たら? 」
「うん、そうするよ? 」
そうしてみると言って部屋から出て行った。
さぁ始めますかとトイレに行ってからダイブイン!
7日目
早速、ダイブインしました。
7日目は宿屋《冒険者のOYAKUSOKU》の2階の部屋から始まります。
今日は素材集めに東の草原に行きますかね?
〔ウサギさんの皮も欲しいしね 〕
その前にキーパーさんの所に行って地図を写しますか。
宿屋の2階の部屋から1階の食堂に行き朝食を美味しく頂く。
「トマリさん、おいしかったです。ごちそうさまです 」
「はい、お粗末様。今日はどうされますの? 」
「そうですね、キーパーさんの所に寄ってから素材集めに草原です 」
「だったら兎の肉が取れたら分けてもらえるかい? 出来れば最低10羽分 」
「良いですよ。持っててもギルドに売るか自分で食べるかですから 」
「自分で食べるって[料理]スキル持っているのかい? 」
「持ってますね。師匠達の所でお昼はまかない作ってましたから 」
「そしたら夕飯時手伝ってくれないかい? 」
「今日は良いですけど毎日は無理ですよ 」
「良いわよ。今日は商隊が来るから手伝ってほしいからね 」
「わかりました。今日は早めに戻って来ますね 」
"ピコン♪ "
【これより街中クエスト、[宿屋のお使い]が始まります 】
よろしくね、とトマリさんの依頼を受け宿屋を出て東門に向かう。
東門でキーパーさんに地図を写させてもらう。
何度見ても、やっぱり川も池もない?
〔あれ? この街の水源って井戸だけか? 〕
キーパーさんに奥さんの依頼で兎狩りですと言うと、「がんばってこい」と背中を叩かれ送り出された。
しかし今さらながら広い草原ですね。
あっちこっちで狩りをしてる人達がいますね。
〔皆さん頑張ってますね! 〕
おや、あそこにウサミミバニーさん? レア種族かな?
ほう、中々やりますね、2撃ですか。
〔結構やりますね! 〕
あれ、向こうでやられたな。
あれではねぇ?
〔誰かは知らぬが祈っておこう。 (-人-) 〕
今さらながら、ここがVRの中とは思えないクオリティーだよなと思う。
さて狩りの前にスキルを切り替えてステータスのチェックしますか。
【ステータス】
プレーヤー名:sin
種族名 :龍人族(水)
職種 :冒険者・生産者
レベル :15
HP :350/350
MP :200/200
状態 :種族ペナルティー発生中(1/2弱体中)
称号 :[妖精を癒した者]
[総合ギルドを理解した者]
[総合ギルドイースト支部受付嬢のお
気に入り]
[門番の信頼]
[イースト街生産師匠達の弟子]
固有スキル :[部分龍化]レベル3(1ヶ所)
[龍魔法]レベル3(水15.火12.風12.土15.氷15.雷10.光5.闇5)
[龍砲撃]レベル1
[龍眼]レベル15
([鑑定]15.[千里眼]8.[威圧]5)
[龍剣術]レベル5
([小剣]5.[大剣]5.[短剣]5.[刀]5)
メインスキル:[陰隠]レベル9
[アクロバット]レベル3
[盾術]レベル3
[投擲]レベル3
[ダッシュ]レベル5
サブスキル :[杖術]レベル3
[弓術]レベル3
[耐熱]レベル8
[中級鍛治]レベル10
[中級彫金]レベル10
[中級裁縫]レベル10
[中級革加工]レベル10
[中級薬師]レベル10
[中級付与術]レベル10
[中級錬金術]レベル10
[中級木工]レベル10
[料理]レベル5
装備
防具 [頭]:兎革の帽子キャップタイプ
[防具上]:兎革の軽鎧改(ナイフホルダー付)
[防具下]:兎革のカーゴパンツ
[防具腕]:兎革のガントレット
[防具脚]:兎革の脚甲
[防具靴]:兎革の安全靴
[中着上]:水のツナギ
[中着下]:水のツナギ
[防具他]:妖精のマント
:兎革のフードマントカバー
[アクセサリー]:水の腕輪
[鞄] :兎革のヒップバッグ+
武器 :鉄の長剣+
:鉄の小剣+
:鉄の投げナイフ ×50本
:試作ボウガン(仮)
:試作ボウガン専用矢×50本
G :800G (金貨×0、銀貨×8 銅貨×0)
何と言って良いか何この状態?
作業のため[盾術][弓術][投擲][杖術]スキルまで取らされたよ!
店と宿の移動中に他のPCにジロジロ見られるから移動は走るから[ダッシュ]が取れて隠れるから[陰隠]レベル9まで上がってしまって良かったのかな?
しかし妖精のマントのカバーができて良かったよ。
[兎革のフードマントカバー(IN:妖精のマント)]
防御力10
認識障害(小)
耐久値150/150 重量0
製作:sin
解説:妖精のマントを隠すためのマントカバー
見た目は兎革のフード付きマント に偽装でき
る
価格:1,000G
後は試作ボウガン(仮) かな? 苦労したよ引き金とか……
[試作ボウガン]
攻撃力10
命中率向上
射程延長
弓術のアーツ使用不可
有効射程約300m
耐久値60/60
重量2
製作:sin
解説:弓を新人にも使いやすくした弓?
弓型バリスタの構造を参考に超小型化?
試作品の為耐久値が低い 連続射撃はできない
価格:試作品の為未設定
[試作ボウガン専用矢]
攻撃力5
命中率向上
試作ボウガン専用
耐久値10/10
重量0
製作:sin
解説:sinが試作した試作ボウガン専用矢
鉄製 普通の弓には使えない
価格:試作品の為未設定
街門の上に弓型バリスタが在ったのには驚いたよ!
それを参考にして作ってみた。
〔4日目の夜にこっそりダイブアウトしてグ●グ●先生にお世話になったのはナイショだよ! 〕
ガンコ師匠とウット師匠には呆れられたが手伝ってくれた。
結構、物珍しい物だからね。
さーて兎狩り始めますか。
ついでに薬草採集しますか。
[龍眼(千里眼)]でウサギさんを探す
↓
お、見っけ! と気付かれないように約100m位に近づく
↓
試作ボウガンを構える
↓
狙って放つ
↓
ウサギさん避ける!
↓
ウサギさんこちらに気づき突撃!
↓
突撃して来たので装備の小剣で一閃
↓
ウサギさん肉、皮、角三点セットになる?
お肉をてに入れたがボウガンが当たらない!
気を取り直して次いってみよう。
〔何故か気付かれるんだよね? 〕
お、あそこに薬草が……回収 回収。
:
:
おかしい? 何故当たらない?
あの後15羽狩ったが全く当たらない!
〔薬草採集は順調なのに? 〕
ボウガンの性能のせいか??
それとも私の腕か?
〔そういえば矢が当たらない! と掲示板で騒いでたな 〕
う~ん? わからない…………
とりあえずウサギさんを鑑定してみるか?
〔解らない時は先ずは調べる! 〕
何処かにいな……………いた!
よし[龍眼(鑑定)]
モンスター名:ホーンラビット
名前 :ーーー
性別 : ♂
レベル:3
HP :30
MP :10
スキル:[角突]
[ジャンプ]
[危険予知]
状態 :ノンアクティブ
解説 :何処にでもいる角兎。
肉は近隣住民の貴重なタンパク源
うん、普通だよなぁ?
…………………………………アレ! スキル[危険予知]だと!
たしかこのスキルは………危険を予知するスキルとしか説明が無いと、掲示板で書いてあったような?
まさか危険を予知してるから当たらない…………ってことは無いよな?
〔まさかね? 〕
う~ん……わからん?
ウサギさんに兎に角、攻撃してみよう!
:
:
やっぱり当たらない、何でだろう?
………別の標的を探すか。
〔ウサギ以外ではどうだろう? 〕
おや、あそこにいるのは…………
ファンタジーでお馴染みの緑の臭い人こと、ゴブリンかな?
〔ウ~ン、本当に小さな緑色の人だね 〕
東門より東に暫く行くと、森エリアになるのだがゴブリンは基本森の中にいるらしい。
大分森の近くまで来ていた為森から出たはぐれゴブリンかな?
〔森から出るんだ? 〕
まだノンアクティブみたいだから今の内に[龍眼(鑑定)]
モンスター名:ゴブリン(はぐれ)
名前 :ーーー
性別 : ♂
レベル:5
HP :60
MP :10
スキル:[棍棒術]
[逃げ足]
[悪臭]
状態 :ノンアクティブ
解説:ファンタジーでお馴染みの緑の小人?
悪臭と逃げ足は一級品
群からはぐれた個体
ん、臭いのか。
あまり近寄りたく無いな………
〔においキツそうだしね 〕
よし! ボウガンで試して見ますか。
スキル[龍眼(千里眼)]で位置の確認
↓
ボウガンを構える
↓
ゴブリンを射つ
↓
頭に当たった!
(クリティカル表示)
↓
ゴブリンのHPがあとわずかに!
↓
ゴブリン、こっちに気付いて向かってくる!
↓
投げナイフを投げる!
↓
命中してポリゴンになる!
え、当たったの?
ウサギさんには当たらんのに?
〔エ、何で? 〕
ドロップは、ゴブリンの耳(討伐部位)、腰布(臭い)、棍棒(ただの太い枝)だった。
う~ん、要らないなぁ~!
〔臭いし、どうするのこれって? 〕
やはりウサギが避けるのは、[危険予知]だったな!
だがどうするか………
〔何か有るハズだが? 〕
そうだ!
[陰隠]で隠れて打ったらどうなる?
〔試してみるか……… 〕
森の手前から街に戻りながらウサギさんを探す。
薬草採集しながら探す。
〔捜そうとするといないよね 〕
いないなぁ……………!
居たよ、ウサギさんが草食べてるね?
スキル[陰隠]使用
↓
スキル[龍眼(千里眼)]で位置の確認、100mまで近づく
↓
ボウガンを構える
↓
ウサギさんを射つ!
(射つと同時に陰隠が解除された! )
↓
ウサギさんに命中!
(クリティカル表示! )
↓
ポリゴンになり三点セット+αになる♪
つまり気配を[陰隠]で消して矢を打てば命中する………
これはすごいことを発見したかも!
〔よし、帰りながら検証かな 〕
ちなみに今回のドロップ革角肉三点セット以外にこんな+α物があった。
[幸運の兎のしっぽ]
幸運値+50
解説:滅多に出ないウサギさんのレア素材
持ってるだけで良いこと有るかも?
アクセサリーに加工して装備すれば
幸運アップ!
価格:最低1,000,000G以上になるかも?
なんかとんでもない物が出たな。
これは師匠方に相談………だな。
〔何かヤバイ物出た! 〕
試しながら戻っていたが、ボウガンが壊れた(耐久ぎれ? )ので、街に帰る事に。
検証結果は、ほぼ間違いないので、後はボウガンの改良をどうするかだな……………
〔材料次第な様な? 〕
街門の近くに着いた時に、突然声をかけられた?
「すみません。そこのフードを被った方、ちょっとよろしいですか? 」
「え? (キョロキョロ? )はい、私ですか? 」
振り向くとPCの三毛猫人族の人? (女性)が声を掛けてきていた。
「さっき、クロスボウ? みたいなの使っていませんでしたか? 」
どうやら、[試作ボウガン]を見られていたらしい。
「ええまぁ、[試作ボウガン]ですが使ってましたよ。それが何か? 」
「この世界に[ボウガン]なんかあったんですか? 」
「有ったって言うか、私が作ってみました。ただ耐久値が低かったからね。だからすぐ壊れたし、矢は専用品を意しないといけないし、まだまだだよね? 」
壊れた[ボウガン]を見せる。
うん、ボロボロだね。
〔新規に作り直した方が良いかな? 〕
「ほんとに壊れてる! これって作ってもらうのは可能ですか? 」
「う~ん、無理だな。すぐに壊れる物を売ることはできないし、しないよ。そもそも、このボウガンは売り物ではないしね 」
「確かにそうですが……… 無理なお願いしてすみませんでした! 」
「別に気にしてませんよ。所で何故こんな物がほしかったのですか? 」
「………実は私、弓を使っているのですが、全く当たらないんですよ! 特に兎には、何でですか? 」
そりゃそうだろうね。
「マナー違反にはなるけど、ちなみに[弓術]のレベルはいくつです? 」
「え~と、レベル8です。低いですか? 」
何この子、何気にレベル高いし。
「ぜんぜん、低くないどころか7日目でレベル8って、どうやってそこまで上げたの? 」
「え、高いですか? 街の弓道場に通ってレベルを5まで上げて後は、道場に通いながら草原で兎を射ってました。当たらないけど……」
へぇ~、街に道場が有るんだ。
後で見に行ってみようかな?
「的には当たるんだろ? 兎以外のモンスターには? 」
「的には必ず命中します。ただ、兎以外は……草原狼も狙って矢を放ったんですが、外れて返り討ちに遭いました……… 」
掲示板で草原狼に殺られましたって書いた人は、この人かな?
「う~ん、なぜ当たらないのかは解らないけど、もう少し検証してみないと何とも言えないしねぇ……… 」
「エ、何か解ったのですか? 」
「いや、まだ検証中なんですがね。でも、ゴブリンには気付かれずに当たったんだよな。何でだろう? 」
「ゴ、ゴブリンですか!よく当たりましたねじゃなくて、よく殺られませんでしたね! 」
え、そっちかよ? と思ったよ!
ここは適当に、ごまかすか?
「たまたま頭に当たってヘッドショットクリティカルになったので、後は剣で何とか倒したよ。マァ、その後、ボウガンが壊れたから赤字だよね(笑) 」
「壊れたのはしょうがないですね。でも、何かしら有りそうですねぇ……… 何か解ったら教えてもらえますか? 」
「う~ん不確定な情報は混乱するだけだしな。何か解ったら掲示板に書きますし、教えますよ! 」
「そしたらフレンド登録してくれませんか? あ、申し遅れました、私はプレーヤーネーム みこ です。よろしくお願いします 」
「これはご丁寧に。私はsinと申します。よろしくお願いします 」
彼女とフレンド登録して別れた。
門番さんに挨拶(顔パス)して、街の中に入り急いで宿屋に向かう。
〔お肉を早く届けないとね 〕
お昼をちょっと過ぎた頃でちょうど休憩に入った所に到着。
トマリさんに兎肉を大量(20羽分)渡したらびっくりしてたが喜んでいたので"良し"としよう。
"ピコン"
【街中クエスト[宿屋のお使い]をクリアしました!
報酬は100G+追加分100G、宿屋《宿屋冒険者のOYAKUSOKU》宿泊優遇権を送ります 】
宿泊優遇権は良いものをもらえたな。
トマリさんに"後15羽分有りますよ!"と言うと、そんなに要らないのでギルドに回してと言われた。
この世界ゲーム内はマジックバッグは有るのだが中の時間が止まっていない仕様になっていた。
そんな事とは知らず、チュートリアル報酬の兎肉を賄いで調理しようとしてバックから出したら見事に腐っていた。
〔腐臭テロになって、クリン師匠に怒られた! 〕
マリック師匠いわく、マジックバッグは何でも入るが肉など生物は時間がたつと腐ってしまうらしい。
だから肉を仕入れたら、すぐにギルドに売るか、宿屋等に卸すか、自分で食うかしかないらしい。
〔急がないと痛んじゃうからね 〕
仕方ないので急いで総合ギルドに向かった。
登場人物紹介
PC名:みこ
解説 :たまたまsinのボウガンの試射を見ていた人?
後に再会して驚く事に?
偶然って凄いね(笑)
7話
まさかのウサギさんは[危険予知]持ちとは!
sin→せっかく作ったのに! でも大丈夫♪
みこ→何で矢が当たらないの??
と、言うわけでボウガンを出して見ました
本来はクロスボウと表記した方が良いかもですがあえてボウガン表記にしました
日本人ですからね(笑)
ウサギさんには避けられてますがね(笑)