第63話 "祭" 初日終了(笑)
第63話です。
やっと祭の初日終了(笑)………ってこの後は………
デルタさんは陸上〇〇〇の人? で出向中?
そして龍さん工房では………
第63話
オークションも無事? に終わってさぁ、帰りますかと会場を出ようとしたらデルタさんが待っていた。
「龍さんお久しぶりです 」
「あぁ、デルタさん落札おめでとう。あそこまで誉められると製作者としても照れるよ(笑) 」
「いやいや、生産者トップの人は称賛されるべきですよ。所でちょっとお願いが有りまして……… 」
「ん、バスターソードの修復カナ? さっきちょっと見たが耐久値が落ちてるね。いいぞ、今回は両手剣買ってくれたからサービスで直そう。それじゃ工房に行くか 」
「え、良いのですか! ありがとうございます! 」
「ま、ほんとはうちの連中の戦力調査でも構わないけどね 」
「(ドキッ! )………エェ~ト、わかりますか? 」
「まぁ、馴れないことはしない方が良いぞ。所で帯剣式(笑)から何していたんだ? 」
「実はあの後、東でゴブリン狩りをしてレベルを上げて、その後は西でオーク相手に豚肉狩りをしてレベルを上げてました。もっともアクアビレッチに護衛で行きたいんですけど、今は順番待ちですかね? 」
「う~ん、確かそんなに護衛依頼は需要が無いんだよね。それなら南の村に行って馬をテイムした方が良いかもな。生半可では無理だけどね 」
「え、そうなんですか? 」
「基本は成馬は売ってないしね。あくまで[騎乗]スキルがとれるだけだしね……… 」
「それでは馬は手に入らないと? 」
「野生の魔馬は居ることは居るんだけどねぇ………野生だからねぇ? 」
「そんなに難しいのですか? 」
「今の所野生の獣魔をテイムしたのは源さんだけだろうね。今のところ? 」
「源さんって、ファーマーの? アノ、最近コカトリスをテイムしたって噂の? 」
「う~ん、ちょっと違うんだけど正確には源さんの飼っていた庭鶏をテイムしたらコカトリスになった? って所かな? 正直良くわかんないんだけどね? 何で進化したのだろう? 」
本当に何でだろう?
「………じゃ移動手段は今の所は護衛の馬車しかないと? 」
「それと、うちのクランの車両ゴーレム位かな? 」
「そのゴーレムは販売しないのですか? 」
「先ず材料の問題と価格の問題があるね? 」
「材料と価格の問題ですか? 」
「先ず材料の方は制御用の魔核が要るんだが、最低でもC級以上の魔核がないと作れない。つまりゴブリンキングクラスやオークジェネラルクラスの魔核が必要だな 」
「確かにそのクラスの魔物を狩るとなると大変ですね 」
「まぁ、簡易型ゴーレムならD級でも代用可能だが……… 」
「え、D級だったら……… でも何か? 」
「簡易コントロールしかできないので基本、運転が手動しかできない。もっともリアル車と思えば問題ないけどね? 」
「アァなるほど、自動運転ができないとですか? マァ、ゴーレムなのにねぇって事で? 」
「さらにめんどくさいのは価格だよね。価格はオート設定だから嘘はできないけど実際にうちのトラックは知ってる? 」
「はい、なんでも結構早くて魔物も轢いて倒すとか? 」
「う~ん、間違ってないけど何か違うような? それはいいとして鑑定価格は304,000,000Gなんだよね。何故か(笑) 」
「サン、304,000,000Gですか! 買えないですよ! 」
「確かに個人では購入するには無理だよね。でもクランだったら? 」
「あ、買えるかも! でもクランには入るのはやなんですよね 」
「アレ? デルタさんはクランに入っていないの? 」
「まぁ、そうですね。自由にのんびりと過ごせればいいんですけどね(笑) 」
「良いですね、そう言うの。………う~ん、デルタさんは何時護衛の依頼を受けるのかな? 」
「一応次の次だからこっちの日で4日の予定カナ? それがどうしました? 」
「まぁ、後のお楽しみで♪ ちょっと頼み事をするかもなのでね。さぁ、バスターソードを修復をしますので工房に行きましょう 」
「はい、わかりました? ………あ、そうだ! 」
「どうしました? デルタさん。突然叫んで? 」
「龍さん、"バイク" 作れません? 国防軍で使っている様な、オフロードバイク? 」
「………ア~、デルタさん、悪いが作れませんっていうか作りたくない! 」
「え、また何で? 」
「今は話せないが、機会があったら話すよ! 」
「………あ、すみません。気が利かなくて申し訳ありません 」
頭を下げるデルタさん。
「いや、俺も悪かったよ。さぁ、工房に向かいましょう 」
デルタさんを連れて工房に向かった。
龍さん工房に着くと偉いことになっていた。
はしゃぎ過ぎて最後に着た服のまま休憩室で寝ているちびっ子達と衣装を作りまくりその辺にぶっ倒れている衣装職人? チームと師匠、みんなを守ってます状態のリンゴ副園長とSWASに載ってお手伝いしてたよオーラ全開のスノウちゃん&クーちゃんコンビがいた。
〔ナニ、この惨状は? 〕
「リンゴ副園長、説明をお願いします? 」
「ア、ハイ、実はあの後服を作りまくっていたんですけど、そしたらスタミナがキレた様に倒れていって今の状態に? 一応スノウちゃん達に手伝ってもらって後片付け? をしてた所ですね? 」
スノウちゃん「キュイキュイ♪ (ほめてホメテ♪ と言ってる? ) 」
クーちゃん「キュキューン♪ (ほめてホメテ♪ と言ってる? ) 」
[SWAS]「ピピ♪ (命令を施行中です♪ と言っている? ) 」
スノウちゃんとクーちゃんは胸を張ってる様に見えるね。
一応姉妹を褒めておく。
〔端から見たらべた褒めとも言う(笑) 〕
「後、すみませんが1日に[こん]を借りたいんですがよろしいですか? 」
「あ、良いよ。裁縫チームとアクアビレッチに行くんだろ。護衛はどうするの? 」
「はい、ninzinと白菜に頼む予定です。どうでしょうか? 」
「次いでにもふもふ隊の拠点を見てきてほしい。保育園キットの大きさを決めないといけないしね♪ 」
「わかりました。おつかいに行きますね(笑) 」
リンゴ副園長との打ち合わせ? も終わったのでデルタさんと工房に入る。
「しかし凄い施設ですね! 此所は……… 」
「そうかな? ま、Gバカが絡んでいるからね。当初は何で広いのか意図がわからんかったがね 」
「もしかして本気でGを作らせようと? 」
「そのまさかだよ。だから中は広いし高さも25mあるからGクラスだと、アレって確か全高が18mだから余裕で立てるしねって言ってたよ。もっとも作れないよ、そんな大きさの物なんか! 」
「それであんなに大きいのですか………何か色々と苦労してますね、龍さん? 」
「あぁ、最近は色々と諦めてるよ。さて、治しますかね………それじゃあバスターソードを貸して 」
「どうぞ、よろしくお願いいたします 」
耐久値を見ると 90/250 と落ちていた。
結構使い込んでるね。
「どうですか? 結構痛んでいると思いますが……… 」
「いや、結構使い込んでいるので驚いたよ。しかも今回初めての整備だろ? 何かリアルでやってるのかな? 」
「え~と! 企業秘密で(笑)って言ってもわかりますか。一応自衛官で警察に出向中、今は雇われテスターとして出向中ですね。おもに法規関係のになるのかな? その件の研修中にね 」
「それだとSGM………ズームの一応部下なのかな? 」
「え、ズームさんを知ってるんですか? あの人サバゲーで特戦の連中を倒した策士様なんでしょう。凄い人と知り合いなんですよね? 」
「アイツは何をばらしているんだ? 全くあの策士様は……… 」
「あの~龍さんは一体何者なんですか? ただのお友だちでは無いですよね? 」
「君は特戦に近い所にいたのかな? なら知ってるか、ズームのチームが解散したのは知っているよね? 理由は? 」
「エ~ト、確かリーダーの方が事故で再起不能で、残った4人で遊んでもつまらないから解散したって言ってましたね? ………え、まさか? 」
「ま、実際に解散しているし間違っていないけどね。サテ、問題です! 私は誰でしょう(笑) 」
「エ、エ~~トって誰ですか! まさかのリーダーのレイブンさんの訳が無いですよね………エ、まさか? 」
「内緒でお願いするが、そのまさかのレイブンだよ。マ、策士ズーム君のお膳立てで、この世界に来てるような所かな? 」
「マジですか、それなら納得ですよ! あの戦闘力は伊達じゃなかったんですね。そうか、先輩の言ってたことは間違いでは無かったんですね! 」
「因みにその先輩は何と言ってたのカナ? 」
「なんでも"車屋のくせして俺達を玩ぶ実力派で、特戦に引き抜きたい連中だよ! "と言ってましたね? ………実際に何をしたんですか? 」
「ん、確かキルゾーンに誘い込んでの集中攻撃? ダッタカナ? 因みにズームの作戦だったよ 」
「それでか………その伝説の試合の後、先輩が訓練に磨きがかかって今や中隊長ですよ。お陰で今は部下が泣いてるらしいですよ! 」
「あの時は、まさかお偉いさんが上から見てたらしいからな。その後絞られたって言ってたな。ヘェ~今は中隊長様カァ~。見舞に来たときには言ってなかったよな、ゴーストは! 」
「ゴースト先輩なら参加してますよ。確か第2サーバーだったかな? 恐らくPvPには参加するから当たるかもね♪ 」
「まさかと思うが最後に落とした第2サーバーの狼族の彼じゃないよな? 」
「ア、確かに似てましたね。………そうかも知れないカモ? 」
「う~ん、アレ、それだと各サーバーに警察、自衛隊の関係者が参加してるのかな? 」
「えぇ、一応警察官の身分での参加ってことは内緒でね。私は偶々法規の研修中に駆り出された口ですね。なんでも隊の方で訓練に使えないかとの探りですね? 」
「良いのか、そこまで喋っても? 色々と不味いだろう? 」
「え、ズームさんの知り合いなんですよね? え~と関係者ですよね? 」
「はいそこまで! って手遅れかな? 」
「よう、ズーム。ソロソロ来る頃だと思ったよ 」
「来たのは偶々だけどね。もう困りますよデルタさん。一応、彼は障害者枠での一般参加者なんですから。それにゴーストさんの事は内緒だったのに! 」
「すみません、ズームさん。まさかレイブンさんが参加されているとは知らず少し興奮してしまって ………すみません 」
「全く、法規関係の監視と犯罪予備軍の監視してレポート提出の簡単なお仕事なのに、仕事増やそうかな? 」
「それなら戦闘レポートも追加したら? 」
「それいいね! ってお前が提案するな! 」
「それだけはご勘弁を! 」
「ま、冗談だよね、ズームさん。あんたのミスでもあるよね? 」
「ウグゥ、な、ナンノコトカナ? それよりなんだよアレは何だよ? 確か[SWAS]だっけかな? 」
「え、あ~ぁアレね、良いだろう。アレならスノウちゃんの移動も簡単だしね♪ 」
「お前分かっていて………ないな、アレがどんなに画期的なアイデアか? 」
「あ、そう言うことか。確かに人工知能搭載の同じ様な物がリアルで出来れば凄いよな。もっとも さくら小隊でも同じだろう 」
「アッチは誤魔化せるが[SWAS]は別だよ。スノウちゃんの代わりに人間乗せたり、行動を覚えたら無人でも行けるしね。これは地震の救助から原発事故の処理、地雷の撤去から工兵の代わりにもなるしな 」
「あ、それは今は無理だね。主にモーターとバッテリーの問題もそうだけどAIの問題も有るだろう 」
「何でだよ? ………アァそうか、AIを内蔵するには小型化の問題が出るし、まだまだバッテリーの小型化は無理だし、モーターのパワーと小型化の問題も有るか! 」
「ま、そう言うことだから後10年はたぶん大丈夫な様な気がするよ………たぶん? 」
「そ、そうなら良いけどね。ほんとに……… 」
「そうそうデルタさん、さっきの何故バイクを作らないかと言うと、私はバイクに跳ねられて半身不随になってるからね。バイクを見ると……… 」
「「バイクを見ると……… 」」
「何故か破壊したくなるのは何でだろう? 」
「「エ、そっち系? 」」
「普通は怖くてって方なんだが………何故か壊したくなるんだよね? ドクターに聞いてもわからないらしいし? 」
ほんと、何でだろう?
「「それ、トラウマなんでしょうけど………何か違うような? 」」
「まぁ、作ったりしなければ大丈夫かな? 」
作る気が無いけどね。
「そうしてくれ。これ以上は………って言っても無駄か(笑) 」
「それで本当は何の用なんだよ、ズーム? 」
「あ、そうだったよ。実は明日の予選の解説をお願いしたいんだよね。第1サーバー予選の。良いかな? 」
「え~と無理だね。明日は猟の予定だよ、犯罪者のね! 」
「あ、報告の件か。確かに厄介だな。………わかった、こっちでなんとかしよう。な~に街道に魔法が効かない設定にすれば余裕だよ! 」
「それでうちの車が動かなくなるのも困るけどね! 」
「あ、………それは大丈夫だよ! 単に街道に岩や落し穴が出来なくなる仕様にしたよ♪ 」
「う~ん、なら良いけど、実際は馬車自体が攻撃? するかもね。優勝候補の馬車を生かす為にね? 」
「エ、アァそう言う事か。その可能性は考えなかったな……… 」
「あ、一応対策はしといたし助っ人も一緒に乗るからたぶん大丈夫だろうね。もっとも他のサーバーはどうしてるの? 」
「基本はNPCの馬車業者の依頼で出るのが普通でPC単体で出るのは各サーバーで1~2チームかな? 確か第2が1チーム、第3が2チーム、第4が1チームかな? 」
「ほう、少ないね? 」
「因みに第3サーバーは森林牝虎の妹の改造馬車チームだね。相手はセクハラ犯罪者予備軍の鍛冶素君のパーティーかな? ま、妹ちゃんは何か企んだ様だがね? 」
「何か第3サーバーのGMさん、苦労してるね。息子は"ピチュン♪"するし自分のサーバーにも酷いのがいるしね。」
「まぁ、うまくすれば酷いのは"ピチュン♪"すると思うぞ。たぶんね 」
「ま、PvP本選は依頼通りに動くよ。アンナポンコツ武器を作ってる馬鹿は順滅でね! 」
「何か物騒な事言ってますよね 」
「デルタさん、ズームと話す時はそう聞こえるらしいな。………よし、耐久値が戻ったよ! ほれ 」
「ありがとうございます。何とか予選を突破して本選で戦いましょう、龍さん! 」
「なんだ、デルタさんも戦闘狂かな? それなら正々堂々やろうじゃないか! 」
「何か良いよね。戦士の語らいは! 」
「ならズームも出れば良いだろうよ! 」
「俺はスナイパーなの! 格闘は無理だよね? 解っていて言わない事! 」
「だったらAMR使えるようにしろよ! 」
アハハハと笑ってその場の話は終わった。
この後、お寝夢のスノウちゃん&クーちゃん達を回収して部屋に戻り休息しました。
その頃の第2サーバーのゴーストさん?
「う~ん、まさか………う~ん? 」
「おや、もしかしてゴーストさん? 」
「え、あ、もしかしてブシドーか? 」
「はい、武士道です。まさかゴーストさんが参加されてるとは思いませんよ。どうしました? 」
「先程のオークションは見てたろ? 落とした剣の件だよ? 」
「あぁ、あの剣ですか。結構凄い剣ですよね 」
「お前も落とした盾もそうだが、この製作者って言ってた園長さんって何者だろうと思ってな? 」
「え、製作者ですか? そう言えば30日にはわかるって言ってますよね? 」
「そう、そこ! つまりPvPに出てくるって事だよな? その製作者の園長は? 」
「そう言うことですか。エ、それがどうかしました? 」
「いやな、知り合いにこうゆう事が得意な奴がいたな~と思ってな? 」
「誰ですか、その人は? 」
「おいおい武士道、本気で言ってるのか? 俺より詳しいだろう。その人の事は? 」
「エ、誰で………ア、まさかレイブン? 」
「ソウ、レイブン。奴の可能性が無いかな? ……… 」
「う~ん、………あり得ますね。なにせSGMがいたずらっ子のズームですしね! アイツなら誘うでしょうね、問題が無ければ? 」
「確かに問題が無ければ誘うだろうなって。ブシドーは誘われた口か? 」
「そうですよ、しかも特殊種族ですしね。ゴーストさんも誘われた口ですか? 」
「俺もそうだね。ま、仕事の次いでにかな? 内容は内緒で(笑) 」
「わかりました、内緒で(笑) 後、恐らくですがPvPには他のメンバーも出てくるでしょうね。さっきのオークションで買い込んでいましたしね? 」
「あぁ、第3に森林牝虎と第4に火力馬鹿がいたようだしこれはこれで楽しみだね♥ 」
「ま、頑張って………いや、ほどぼどに勝って、予選を突破して下さいね(笑) 」
「なんだ、PVPに出ないのか? 」
「いえ、推薦枠でPVP本選からのスタートですよ。何かスミマセン 」
「ほう、そうか。ま、本選で当たったら本気で殺ろうな♥ 」
「オ、お手柔らかにって怖いわ! 」
第2サーバーのゴーストさんには、何となく園長(龍さん)の正体がバレてるポイ様だった。
〔次いでに武士道さんにもバレた様ですね! 〕
63話
デルタさんは出向中だった(笑)。
デルタ→龍さんって凄い人ですね。
龍さん→おだてても何も出ないよ(照れ)。
Gバカ→よ、全サーバーNo.1の職人♪ だからG作って下さい !
GM秘書→またですか………Gバカは………明日の夜はお楽しみになるわ♪
運営上司→何故諦めない?………任すよ
SGM→う~ん、かなりの重症?………任せた♪
龍さん→………死刑?
Gバカ→何でだよ?
Gバカさんは地雷を踏み踏みしてました(笑)。
龍さんのトラウマ? が発覚!
デルタ→バイクはいいから車作ってもらおう、お金貯めて………いつ貯まるかな(泣)
ズーム→ウ~ン、そうゆうの止めてね、下手こくとレッドになるからね。
龍さん→カート位なら大丈夫かな?
運営一同→それは止めてね!
もしかしたら………作るかも(願望? )




