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自由すぎる人たち 〔freedom world Online〕   作者: 親戚のおっさん
8月11日
69/266

第49話 PvPテストマッチ Gバカvs龍さん!

第49話です。


サーバー初の本格的PvPを始めます!


結果、………ソウナルヨネ(笑)


南の村に行きましょう。

村が見つからない秘密が判明!


第49話


【PVPテストプレーを行います。Gバカvs龍さんの対戦になります。全損ルールが採用されました。なお、勝者は敗者に1つ要求が出来ます。Gバカさんの要求はガン〇ムの製造発注権を要求しました。龍さんはオリハルコンインゴット×1000個を要求しました。双方宜しいですか (yes/no) 】


僕は勿論、すぐに"yes"を押した。


「ちょっと待て、龍さん。オリハルコンインゴットを1000個って何? 無理に決まってるでしょ? ゲームバランスが崩れるから止めて! 」


「ガ〇ダム作る方がゲームバランスが崩れると思うけどね。とにかく1000個用意してね♪ 」


「別に良いぞ! Gバカが勝てば問題無いしな。Gバカ! 負けたら減俸………は、もう無いか? ………ウ~ン困ったなぁ~? 」 東雲


「何がもう無いの? それに勝てば良いって、まるで負けるのを前提にしてないか? 何でだよ! 」


「本気の龍さんに勝てると言う神経がおかしいとしか思えないわよ。大体その鎧、龍さんの開発した装甲板のパクリでただの重装甲鎧バージョンじゃないですか? 大体貴方のアバターはただでさえ脳筋仕様なのにオールラウンダーの龍さんに勝てる自信がどこから出てくるのかわからないわ? 」


「大体今の龍さんは種族ペナルテーでステータスが1/4なんだからチャンスなんだよ。フィールドでは雨は降らせないしね! 」


「確かにフィールドでは雨は降らせないけどネェ~? Gバカさん、まだ気付かないのかな? 」


「良いんじゃないの、ヴォルフ? 今現在、龍さんにペナルテーが無い状態なのに気付いて無いのかしら? 」


「え、ドウイウコトGM秘書? 何モ聞イテナイヨ? 」


「もういいぞ。カウント始め! 」


焦れた東雲本部長が言うと!


【双方承諾しました。カウント始めます。30、29、28、27、…………………… 】


「ちょっと待て!? 承諾してないぞ! 」


「私の方で承認しておきました。さっさと終わらせてね、龍さん♪ 」


結局、カウントは止まらずフィールドが展開して隔離した空間(直径10mの円形)が出来た。

どうも体は縮小しているらしいがそのような感覚はない。

〔上にモニターが現れて外では"オオォ~! "と驚きの声が聞こえてた 〕


【………………5、4、3、2、1、バトルスタート! 】


龍さん:スタートと同時にAMRを撃ちその場に投棄してバスターソード二刀流で接近。


Gバカ:盾([龍式複合装甲シールド]のパクリ? )を構えてAMR弾を受けるが爆発の威力を押さえる事が出来ず盾を投棄してしまう。


龍さん:接近しつつ、[アクアランス][アイスランス]の魔法をバカスカとGバカに打ち込む。


Gバカ:盾を無くしたので剣で魔法を切っていくが追い付かず数発受けてしまう。(当たった部分が凍る! )


龍さん:バスターソードに魔力を這わして切りつける。


Gバカ:長剣(ミスリル製? )で攻撃を受けたが魔力を這わしていなかった為簡単に折れる?


龍さん:間髪も入れず二撃目を肩関節に入れて右腕を落として三撃目で膝関節に入れて左足を落とす。この時点でGバカのHPゲージはレッドになっていたので様子を見ることに。


Gバカ:右腕と左足が無くなった状態になってようやく負けを理解した? のか降伏した。


【 Win、龍さんです♪ 】


周りでは "ウオォォォォォ、スゲェェェェェ!"とか"お前、あの攻撃耐えられるか?"とか"あの装備凄いな"とか"AMR欲しいな"とか"Gバカの"ピチュン♪"見たかった"とか"見かけ倒しの鎧だな"とか"龍さんの剣だったらオークションで落とせるかな" とか色々と騒ぎになっていた。



バトルも終わりGバカが元の姿で現れる………何か悔しそう?


「はぁ~、これでわかったでしょ。まだ手加減されてた事が 」


「何故腕と足を斬れたんだ? 龍式装甲で固めたはずなのに……… 」


「斬ったのは関節の非装甲部分! その鎧? は関節の部分に問題がありますね。ま、装甲に当たってもものすごいノックバックがあるけど耐えられたかな? 」


「だからか。最初に盾を飛ばして近寄りながらの魔法攻撃で動きを阻害しての武器破壊してからの部位切断しての無力化………流石だね、龍さん! 」


「武器破壊は偶然できただけだよ、ヴォルフ。所でその鎧もどきはどうしたの、Gバカ。良く作れたね………ってまさか? 」


「生産ギルドにデータがあったからね。それを元に街の工房に製作依頼をしたんだよ。そしたらゴムだけは無理だったけど他は何とかなったよ 」


「確かにしつこかったよ! そこのGバカ辺境伯爵様は。しかも職人も紹介しろって言うしね。ガンコを紹介したら断られると思ったんだけどね。何故か引き受けた見たいでその変な鎧?を作ったみたいね。何でだろう? 」


[龍眼(鑑定)]してみて納得した。


[GM辺境伯爵専用重装甲全身鎧セット(Gタイプ?)]

〔フルプレートアーマー(頭、鎧上、鎧下、ガントレット、脚甲付ブーツのフルセット) 〕

防御力70

魔防力70

衝撃耐性(小)

装飾(宝石類、過大)

耐久値100/200

重量9

品質:A

製作:ガンコ

解説:ガンコがGバカ用に適当に作った全身

   鎧?

   Gバカの図面?を元に生産ギルドに有

   った龍式装甲のデータを流用して無理

   矢理製作した物

   龍さんオリジナル装甲と違ってゴム部

   分がなく衝撃には弱い

価格:28,000,000G?


流石だねガンコ師匠は、手抜きでも良いものを作るよ、関節部分はいただけないけど。

しかもかなり吹っ掛けているね。

〔この鎧、本当は1,400,000G位なのを宝石類付けて無駄に高くしてるし(笑) 〕


「師匠は装甲板のデータだけ欲しかったんですね。そんな変な鎧なんか普通作りませんしね? 」


「ヤッパリ? だから私はガンコに止しなさいと言ったのにね。ま、毎度ありかな、この場合(笑) 」


「龍さん、すまんがオリハルコンの引き渡しは申し訳ないが1日以降でお願いしたい。一応まだ他のサーバーがやっとこさ第二層に着いたばかりでね、ここで渡してオリハルコン装備何かを出したらそれこそ騒ぎになってしまってめんどくさくなるのでね 」


「別に良いですよ、東雲本部長。ただ、結局どうするのかな? 出なくてもいいの? 」


結局Gバカを除く各ギルドマスターの話し合いをして夕方までに決めるそうな?

〔ぶっちゃけどうでも良いがね(笑) 〕


GバカはGM秘書さんに装備ごと簀巻きにされてまた転がされていた。

時々"ヴ~ヴ~"と聞こえていたが誰もが見て見ないふりをしていた。

〔スノウちゃん&クーちゃんと他の獣魔達は大爆笑していたけどね♪ 〕


"ポーン♪"


【[龍種召喚魔法]がレベル26になりました 】


さて、他の人達は各ギルドでエントリーをして参加する様になった。

結局はうちのクランでは自由参加となり………


PVP大会には与作、白菜、きんに君、カジキ、マグロ、ハマチと焼肉チームの戦闘部隊中心に。

レース大会にはninzin、岩鉄、ヨモギ。

〔龍さん車作ってと依頼してきた。一応、有料だぞと言っておく! 〕


ファッションショーにはバイトで親衛隊全員と獣魔全員?

まぁ、ホドホドにと言っておく。

〔既にGM秘書様が登録済。親衛隊はコンパニオンで獣魔とランウェイを歩くらしい? 〕


オークションには出せる人は1品は出すとなった。

複数出しても良いそうです。

〔適当に作り置きの[龍式ロングソード]か[龍式複合装甲シールド]でも出しておくか? 〕


さて、時間も時間なので用事に行きますか………と、一旦皆で源さんファームに戻る事に。



戻って早速[アルファ]を準備して騎獣魔持ちの面子をのせて南門に向かう。

南門の門番さんに挨拶して出発します。

〔南方面に真っ直ぐ進む事に! 〕


南門から出て、しばらく真っ直ぐ南に向かう。

今回のお出掛けのメンバーは、龍さん、ハマチ、カルビ、ロース、ブリジット、ら・ぱんで行くことに。

〔勿論、獣魔も一緒にである 〕


今回、[アルファ]には専用牽引荷台車を引かせていた。


[牽引式荷台車2t]

防御力50

耐久値300/300 重量20

最大積載量2,000kg

品質:A

製作:sin

解説:[アルファ]や[くろ]タイプの車両用に作った

   牽引式荷台

   板バネ搭載で揺れを軽減

   4輪 最大積載量2,000kg

価格:1,000,000G



たまにデザートワームが出たが[アルファ]で轢いていく。


「所でロースさんや、何故ついて来たの? ダチョウ? には乗れんだろ、普通 」


「いやいや龍さん、某RPGのキャラにそっくりなんですよ。この子エアリーちゃんは 」


エアリーちゃん「クエ~♪ 」


スノウちゃん「キュイ? 」


クーちゃん「キュン? 」


「うちの子達も首傾げてるぞ。大丈夫か? 」


「龍さん、ロマンは大事だよ♪ 」カルビ


「そうそう、ロマンは大事だよ♪ 」ハマチ


「そ、そうだよね? 夢は持とうよ……… 」ブリジット


「え~と、そうよね? 夢は大事よ……… 」ら・ぱん


「最後の二人は疑問系なのはスルーするけどね。わかったよ、夢やロマンは大事だよ………ハァ~ 」


途中地下から頭を出したデザートワームはしっかり[アルファ]の"ひき逃げアタック"により殉滅させていった。

〔しかし誰だ、ひき逃げアタックなんて名前つけたのは? 〕


そしてあるポイントに付くと一旦停止してから、皆を[アルファ]の上に立たして周りを見回す。


「こんなカラクリだったのか………確かに気付かないわ……ホント運営は鬼畜だよね 」カルビ


「確かにこんなのわかるか! ってレベルだよね。みんな知ったら切れるよ、これ? 」ロース


「何なんだ、これ? トリックアートみたいだね。知ってしまうとな~んだレベルですね! 」ハマチ


「きっとこれ考えた人は上から見ていて笑ってたんじゃないかな? これはひどいよね! 」ブリジット


「確かに気付かないわよ。事前に情報がないとキツイわよ、これ? 」ら・ぱん


今回のカラクリは南門から南に延々と30kmくらい傾斜角度1~2%のゆる~い上り坂になっていた。

〔実際にこの頂まで来ないと登って来た気が全くしないしそもそも坂を登った気すら無い! 〕


そしてこの場所から先は5kmほど下り坂になっていてその下方に村があった。

〔完全に尾根の影に隠れていて、村が全く見えない状態だった! 〕


与作のチームも20km付近までは来たらしいが、村の影が見えずしかもドクターがワームに丸のみピチュンしていた為に引き返したらしい。

〔確かにあの濃いマズポーションしか無ければ、さらに先には行こうとは思わないよな? 〕


皆を中に戻して村に向かって出発。

しばらく草原の中の坂を下って行く。

〔坂にはデザートワームはいないので途中から牛? (6本足? )や羊? (モコモコのデカイ奴? )の群れが草を食んでいた 〕


村の門まで行くと門番さんといつぞやの大瓶を売ってくれた猫人族のおばちゃんが驚いて固まって見ていた。


[アルファ]の運転席から顔を出して挨拶をした。


「あ、オバちゃん、元気にしとったか。この前はありがとさん。あの大瓶、役にたったから助かったわ♪ 」


「あれ、いつぞやのお兄さんやあらへんのん。あん時は大瓶売れ残って困っとったから、ええとこにきて買うてくれはって助かったわぁ。おおきに~! 」


「なんやオバちゃんの知り合いか。何や珍しい馬車? で来るからびっくりしたわ 」


「オバちゃん、今日はガラスを見に来たんやけどエエかな? 」


「ええで。見ていきなさい。そうそう、ようこそいらっしゃいませ! ガラスと牧畜の村《ヘルメース村》へ 」







今回のボツネタ


sin「所でその鎧もどき? はどうしたの。良く作れたね………まさか!? 」


Gバカ「ソリャ~! 街の工房に無理を言って作ってもらったよ。サンプル見せてね……あ、」


私はGバカが持ってる盾を即[龍眼(鑑定)]して[龍式複合装甲シールドNo13]と確認………これは………


sin「おかしいな? 倉庫に仕舞って有ったはずのシールドと剣を何故Gバカが持ってるのかな? 」


GM秘書「まさか、あなたは窃盗!? でもしたのかな。これはないな……… 」


ヴォルフ「確かにそれはないだろな………運営が勝手に持ち出して使うのは……… 」


東雲「Gバカさん、ナニオシテルノカナ? 運営としてこれは大問題だよ………はぁ~ドウスンノこれ? 」


………ヤッパリ泥棒は良くないしね………結果ボツ!






関西弁の表現方法について


前作の時、関西弁のご指摘がありました。

一応、関西弁は関西弁翻訳サイトで翻訳しました物を使用しています。

〔気になった人は 関西弁 翻訳 でググろう♪ 〕

確かに大阪出身の方からみたらおかしな点が多々あると思います。

一応龍さんが何故話せたかは仕事柄関西方面によく行ってたのと同僚に似非関西人がいるからと言う設定にしました。

ただ、今話も次話も、大阪弁の会話が有り同じ翻訳サイトを利用したので、もしかしたら違和感があると思いますがその辺はご了承下さい。

なお、ここはおかしいよって所が有りましたら教えて下さい。




49話

結果は予定通り(笑)


ヴォルフ→ヤッパリね

GM秘書→ヤッパリね

運営上司→ヤッパリね

運営一同→ヤッパリね

Gバカ→………… orz



???→ヤッパリ強いねェ~、〇イブンは!………1GMを瞬殺って………ププ…………プププ♥


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