第1話 プロローグ的なバックボーン?
ども、親戚のおっさんです。
後半の話を適合させるために頭から書き直しました。
内容的には余り変わらないと思いますが、素人のおっさんが書いていますので気にしてはダメですよ(笑)
第1話
2066年 2月 某日
「新さん危ない!! 」
突然、声をかけられ後ろを振り返ると、目の前にはバイク? が飛んで来て………………
2066年 5月
いや〜〜死んだと思ったよ。
目を覚まして知らない天井の部屋で寝かされてて体を動かそうとしても動かないしなんだろう? と思ったら担当ドクターが飛んで来て説明してくれた。
どうも私は、バイクに撥ね飛ばされた時に激しく頭部を地面に打ち付けた衝撃で外傷性脳挫傷になったらしいと。
即、ドクターヘリでこの病院に運ばれ、緊急手術で何とか助けたとの事。
〔他に骨折等も有ったが特に頭部がひどかったらしい〕
そして気が付いた事を家族に知らせたのかおやじや妹どもと甥っ子達が来て騒いでいった。
"おい、ここ病院!(小声で呂律が回っていない!)"って言っても"生き返った! "なんて喜んでいるのでそれ以上言えず仕舞いだった………
まさかまさかの会社の構内でバイクが突っ込んで来るとは思わなかったわ………。
挙げ句に撥ね飛ばされて生死の境を彷徨うとは、人生何があるのか分かったもんじゃ無いな。
〔まぁ、死ななかっただけでも奇跡な状態?らしいが 〕
しかし参ったな!
頭を打ち付けたせいで3ヶ月意識不明で気が付いたら左半身動かねえし、しゃべるのも厳しい。
〔命が有っただけでもラッキーだったらしい? 〕
しかし何故、構内はバイクは禁止されてるのにどこから飛んできたんだ?
何故構内に入れたんだ?
〔バイクなどの禁止は安全の為だった。構内は広いとはいっても、トラックやフォークリフトが走ってるしね〕
気がついてからしばらくして、まさか社長が見舞いに来た?
エ、病室に入るなり、いきなり土下座するのは何で?
〔社長がアレなんで、一緒に来た弁護士さんから話を聞く事にした〕
相手の飛んできたバイクが まさか社長の息子(三男坊、高校1年生)が運転していたとはおもわなかったわ!
何でも1月が16歳の誕生日で大型バイクの免許を取ったので社長秘書の大型バイク(750cc)を借りて構内でバイクの練習していたらしい。
〔親にもナイショだったらしく、私が轢かれる間際まで家族の誰も知らなかったらしい………〕
案の定アクセル操作をミスって、三男坊を振り落としたバイクだけが暴走して、たまたま前を歩いていた私に激突したのだと分かった。
この事故が構内(社有地)だったため道交法云々は無いがどうもマスゴミ様(フェイクニュース専門誌)にバレて大騒ぎになったらしい。
〔どうもライバル社がリークしたらしい……… 余計な事を! 〕
そのためできれば穏便に運んで(示談して)ほしいらしい。
会社としても親としてもけじめをつけるために、今後の補償(入院費から今後の生活の面倒)まで行き届いた至れり尽くせりのケアをしてくれる事になった。
〔ほう、それはそれは………〕
しかし参ったな。
会社で進めていたプロジェクトは別件のとばっちりで計画自体が消えたらしい。
〔営業がミスったらしいって? 〕
参加予定の趣味のある遊びの全国大会は僕の事故のせいで結局辞退していた。
そして気付けば、その筋の人達の中ではチームは解散した事になっていた?
〔後で共同倉庫が気になって調べたら……… ウ~ン、アイツラ……… 〕
さてと、入院費用とかは気にしなくていいし、リハビリに力を入れますか。
病院食不味いしね(笑)
2066年 11月
あのバイク事故から9ヶ月後、傷は癒えて何とかリハビリも順調なのだが、相変わらず左腕と左足は動かず入院中だった。
入院中はリハビリ以外は兎に角暇だなぁぁぁぁぁぁぁ〜 と、思っていたら病院の担当ドクターからの依頼と言うかお願いがあった。
「今度、世界初のフルダイブ型MMORPGのテストプレーヤー障害者枠が有るけど、新新さんやらないかい? 」
「MMORPG? 暇だから良いけど僕はあまりゲームとか得意じゃ無いけど? 」
「院内でやるのは動作確認と接続確認のαテストだけで、いきなりゲームするわけではないよ 」
何でも、後遺症が残った人が操作した時に問題なく動かせるかどうか、今後義手義足等の技術移転できないかなどの研究に使うためのデータサンプルを採りたいそうな。
「それじゃ、βテストは? 」
「それは後のお楽しみに♪ 」
当然のごとくギャラも出るそうなので、やらせてもらうことにした。
2067年 1月頃
αテストは病院内に作った専用室、[αルーム]にてのテストだった。
αテスト自体は、そこそこ楽しんだ。
〔いやぁ〜、体ってここまで動くんだなぁ〜〕
仮想空間で作った自分のアバターが動くっていうか、体の感覚が有ったんだ!
左半身動かないと思ってたら結構動くと言うか何この動きはと思う。
〔元々、バクテンなんてできないハズナノニナゼ……? 〕
後で聞いたらシステムアシストのおかげで、馴れればより動けるようになるらしい?
脳内の信号の親和性が良いとなおいい感じらしいが?
〔専門用語ばかりで話半分だったよ(笑)〕
αルームには、今回のαテストの為にいろんな人が協力していた。
同室(テストの為に)の二人と小児科に入院中のちびっ子5人組と一緒にダイブしていた。
同じテスターの中に一人、アバターの身体が上手く動かないと悩んでいた女の子(小児科に入院中)がいた。
一緒にダイブしていた先生やシステムエンジニア達が困っていたので手伝うことに。
暫くしてコツを掴んだら、あっという間に何とか動かせる様になった。
「お兄ちゃん♪ 」となつかれたのは参ったが。
〔中身はアラフォーおっさんなんだけどね(笑) 〕
仲良くなったちびっ子達の為に、リハビリがてら自分のを弄る次いでにちびっ子達の電動車イスをチューンアップしてあげたら喜んでもらえた。
が、その後鬼の形相の看護師長(女性)に怒られ、急いでスピードを抑えた仕様にしたのは良い思い出になったかな?
〔マジで怖かったです! ((ブルブル))) 〕
今回のαテストでは脳内信号等の不具合のチェックで実際のβテストには販売するソフトを先行して体験させて問題点を洗い出してから正規版を販売する予定らしい。
ただし、今回は18才以下の方はβテストには参加できないとの事。
〔普通にそうなるよね 〕
ちびっ子達は一緒にやりたいと駄々をこねていた。
そのため、正規版で一緒にプレーするお約束(と言う名のお願いされた。上目使いで! )をさせられる事に。
〔僕は決してロリコンではない! ちびっ子に甘々なだけだぞ! ………ホントだぞ! 〕
2067年7月31日 日曜日
明日よりβテストが始まるこの日東京近郊のとある施設に到着。
〔某○険組合が作ったらしい巨大保養所? みたいな。確か格安で売りに……… 〕
担当の医師(けっこう有名な先生らしかった? )と入院仲間達と来ました。
病院のドクターカーで………
〔うん、目立ってるね! 〕
他のテスター候補らしい人たちはメディカルチェックの為に並んでいた。
彼らの横を通りすぎた時にめちゃめちゃ見られていた。
〔結構、ハズカシイ! 〕
私達はメディカルチェックを受けなくても良いのでそのまま中に移動。
受付を済ますと、指定の部屋まで案内される。
〔元々入院中だからね(笑)〕
そこで担当者より説明を受ける事に。
今回のβテストはインターネットに大々的に募集をかけて全国から何と約10万人の応募者がいたらしい。
〔………マジか!? 〕
厳正なる抽選の上に身元確認まで徹底的にやったらしい。
〔それだけで1年かけたとか? ってドンダケだよ! 〕
全国4ヶ所に設けられた第1〜第4サーバー(各サーバー約3,000人位)を同時に走らせて、問題点を洗い出すそうだ。各サーバーごとに3層あるマップ(基本同じマップ)を攻略するのもよし、のんびりと過ごすのもよしと自由度が高いのが特徴的だ。
〔意外に広いマップなのかな? 〕
最終的には第5サーバーでサーバー対抗戦を行う予定だそうで、内容は後からのお楽しみにとのこと。
ちなみに、ここは第1サーバーらしい。
〔あくまでもその予定だそうです? 〕
プレイスタイルは基本自由で、やりたい事はほとんどできる仕様(リアルでできることは可能? )だそうです。
ジョブ(職業)もいろいろあり、なんかしらの職に就くと有利に働くことがほとんどとのことだ。
〔その代わり、リアル準拠になっている部分が多いとか? 〕
種族は基本形態が人型になるものに限られるが、人族、亜人族(犬、猫、狐、熊、他)、妖精族(エルフ族、ドワーフ族、フェアリー族、小人族、他)とある。
レア以上の種族はランダムでしか出ないらしいが選べるらしい。
〔まぁ、ランダムは当たりハズレが凄いとの事。何やら危険な匂いが……… 〕
ゲーム内通貨はゴールド表記で銅貨1枚=1G、大金貨1枚=金貨100枚=銀貨10,000枚=銅貨1,000,000枚だそうな。
銅貨1枚=10円相当の感覚でいいらしい。
〔まぁ、そんなものなのかな? 〕
プレイ自体は1日最大8時間(9時〜17時の間)、ゲーム内では9倍速で進むので実質中では3日間中での滞在プレーする事になる。
時間の確認用に操作ウインド上には現実時間も表記されていて、タイマーの設定も出来るので途中お昼に一旦ログアウトして昼食を取りまた夕方までログインしてもいいそうな。
〔果たしてトイレ休憩以外に、お昼にログアウトするヤツはいるのかな? 〕
もちろん、17時になると何処に居ようが戦闘中でも、強制ログアウトになるそうです。
基本βテストでは廃人プレーは出来ないそうです。
〔○生○働省からの指導というか、実質命令! 正規版でも廃人プレーは基本無理そうだ〕
ログアウトする場合は宿屋やホーム(クランハウスまたは個人所有宅)でのログアウトを推奨するとのこと。
下手にフィールド上でログアウトするとアバターがそのままその場所に残るので、最悪魔物に襲われて死に戻りしていて、ログインしたら教会で復活しているって事も有るそうです。
〔教会で復活すると神父様の説教付きます(笑) 〕
ただ、野営も出来るがその辺の準備はしっかりとしないと魔物等に襲われるらしい。
特に夜は魔物が凶暴化するらしい。
〔野営の難易度は高くなってます! 〕
戦闘等で死に戻りすると溜めていたゴールドやアイテムが1/3ロストする。
また、基礎能力の弱体化がゲーム内時間で12時間継続し、最大1/10になるらしい。
〔12時間は大人しくしていましょう 〕
基礎能力に関しては、時間経過で緩和する温情はあるようだ。
なお、その間ログアウトしていても良いらしい。
〔ペナルティーは、解消されるけどねぇ 〕
なお、街の中では傷を付ける事も出来ないが、フィールド上では実質、PK行為はできるらしい。
但し、システム上PKが可能だとは言っても、やった本人は自動でレッドプレーヤーとなり、賞金首になり討伐対象になるらしい。
〔町にも立ち入れなくなり、NPC、PC関係無しに捕まるか、倒されるまで襲われるって………怖! 〕
その他、犯罪行為などでイエロープレーヤーやレッドプレーヤーになるそうです。
救済措置が一応設けられており、自首(街の門番に申告)して罪を清算(街のボランティアなど)をすれば元に戻せるそうです。
〔救済措置は、一応あった方が良いよね? 〕
ボランティアの内容は罪にもよる物としてしか言えないらしい………って何をやらすの?
ただ、あまりにも酷い内容の場合(リアルの法律的や倫理的に酷い場合)は、強制リタイアの上正規版もできなくなるらしい。
〔警〇庁と検〇庁と弁〇士会推奨! 運営も容赦無しに推奨! 〕
あとは、解説書を一通り確認の上サインして説明会は終った。
係りの人に部屋まで案内してもらい、部屋の機器類の使い方等を教えてもらう。
〔うん、部屋はビジネスホテルの個室風だよね。案内ありがとう♪ 〕
部屋の備品等は使い放題で、消耗品は結構補充されるらしい。
もちろん、冷蔵庫の中身も飲み食いし放題!
〔流石にアルコールがなかった………残念! 〕
ネットも動画も料金気にせず見放題!
ググっても良いらしいが、イカガワシイサイトやウイルス汚染されてるサイトには、繋がらない様になっていた。
〔ただし、外に書き込みは出来ないし、監視してるそうです 〕
メール、ライン、フェイスブック等のSNSでの外部との連絡は一切禁止。
勿論、電話も緊急時以外禁止。
〔機密保持の為でも有った 〕
館内専用携帯電話を貸し出していた。
個人携帯は通じないように漏れなく対策済み。
〔携帯のアンテナ立ってないわ! 〕
食事は基本ルームサービス。
食堂も有るのでそこで食事をしても良いそうです。
〔基本、外出、外食、出前、宅配はNG 〕
館内にはコンビニもどきもあり買い物もできる。
一応、酒類以外のコンビニに有るものは一通り有るそうです。
〔コンビニは何とタダ! 買いすぎ注意だけどね(笑) 〕
また、トレーニングジムなどの運動施設もあってタダで利用できるそうです。
ちゃんとトレーナーも付いていて指導もしてくれるらしい。
〔リハビリどうしようかと思ったけど、大変助かります〕
僕が泊まっている部屋は、障害者用に設けられた特別仕様だった。
トイレや風呂は係員を呼べば介助してくれるらしい。
〔ま、リハビリ頑張ってある程度一人でできるけどね 〕
あとは、ゲームのスタート前と後に医師によるメディカルチェックを必ず受ける事ぐらいかな?
さて、飯食って風呂入って明日に備えようかね。
〔初日の最初は、キャラメイクとチュートリアルを済まさないと、本編が始められないそうだからね 〕
2067年8月1日 月曜日 朝6時
さあ今日から1ヶ月間βテストの始まりだ!
朝食は、朝食の定番、焼鮭定食を食べた。
〔朝食って言ったらこれだよね♪ 〕
食べ終った頃のタイミングで"トントン"とドアからノック音 がした。
誰だろう?
「どうぞ? 」
と言うと担当の主治医が入ってきた。
「やあ、新新さん、お加減はどうですか? 」
ちなみに、私の名前は新井新一、35才独身のおっさんだ。
「あ、ドクター! おかげで調子いいですよ。所でどうしました? 」
「まあ最終確認みたいな事ですよ。それに他の2人の所にも挨拶に行って来ましたよ 」
「へぇ~、ドクターも大変ですね? お疲れ様です 」
「色々アッチでは大変らしいから、お互いに頑張りましょう! 」
「お互い頑張りましょう? ってドクターも参加するのですか? 」
「ええ、こういうのは楽しまなきゃ損でしょう(笑)。あっちでは"ドクターK"で薬師する予定だよ! 」
どこの迷医だよ!と心の中でツッコミを入れておく。
向こうで会ったら遊ぶ約束(と言う名の強制!)をさせられた。
〔会わない様にひたすら逃げよう! 多分、無理かな? 〕
はあぁ〜、脳外科医としては優秀で研究熱心な所は良いのですが、子供っぽい所がなければ良い先生なのに……
しかも、シツコイしキモかった。
〔そのため、小児科に入院中のチビッコ達にうざがられてるというのに………〕
ドクターが部屋から出たので、早速ダイブしますかね。
トイレを済まして(これ大事だよ! )からダイブ専用のベッドに入る。
〔少し苦労しながらね(笑) 〕
ベッドの中に置いてある、試作品のヘルメット型端末(結構デカイ、フルフェイス位あるヘルメット)をなんとかかぶった所で横になり、端末のスイッチを入れた。
すると、"ブーン"とゆう音がしてメットのバイザー部分に[スタンバイOK]と文字が出たのでキーワード「ダイブイン」と言うとフワッとした感覚が来たと思ったら視界が一瞬にして真っ白になった。
〔VRの世界に入ったのかな? 〕
こうして、激動?の1ヵ月(リアル)が始まっていくのだった………
〇
貨幣の価値
単位はG
大金貨1枚=金貨100枚、金貨1枚=銀貨100枚、銀貨1枚=銅貨100枚になります。
リアルだと1G=10円相当かな?
登場人物紹介
PC名:sin (一応主人公のおっさん!? )
本名:新井新一 35才 会社員(設計主任?)
解説:交通事故? のせいで左半身不随になった
運が悪い?人
とあるVRMMOのβテストに参加したことで色々と巻き込まれ
ているが、本人はその事実に気付いていない。
1話
先ずは主人公のバックボーンかな?
sin→俺良く生きてたな?
ドクターK→私の腕だよ♪ エッヘン!
sin→(イラ#)黙ってれば良いものを………
さぁ、おっさんの冒険が始まる………よね?