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詩置場

漆桶ながれて海をなす

作者: さわい

何を隠し持ってんだい

世への恨み辛みをナイフにかえて

何処へ向けて構えるか

相手を探してさまようか

持つことすら出来ない上に

想像だけで怯むくせに

錆びる前に棄てっちまえ


波にさらわれどこまでも

愛に嫌われどこまでも

遠く遠くへ運んでおくれ

深く深くへ沈めておくれ

そこで出会えたものこそが

期待を持って着いたとき

遺体が一人待っていた

貴方によく似たもう一人

唯一の生き物マーメイド


深い深い海の底

底の見えない闇の底

目指して進むか堕ちるのか

差し伸べられたその手はきっと

上がることを拒んでる

そう思ってつかんだものは

孤独と言う名の貴方だろう


海境越えてしまう前に

泡沫消えてしまう前に

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