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天才設計士の小劇場  作者: 滝神龍二
8/34

9/19 『笑い』

☆★☆★


 斂侍電志れんじでんし:青みがかった黒の長髪に眼鏡の少年。鋭い目つきでよく怖がられる。超論理思考。


 倉朋愛佳くらともあいか:背中まで伸びた茶の髪に垂れ眉と切れ長の目を持つ少女。一人称はボク。感情の赴くままに生きる。


〈DDCF〉:宇宙戦闘機設計部でその名の通り設計士が集まる部署。室内は広大で、棚と机が雑多に並ぶ研究所風の空間。壁や天井は木目調で、床は靴音を吸収するカーペットが敷き詰められている。部屋の一角、宇宙がよく見える大窓の傍に電志と愛佳の机がある。


☆★☆★

〈DDCF〉は今日も平常運転。

 愛佳が作業の手を止めて話し出した。

「さあ電志、そろそろボクたちのトークショーの時間だ」

 それを受け電志も作業を中断し、応じる。

「ああもうそんな時間か」


「今日の執筆状況は、カクヨムの最新話を無事アップできたみたいだね」

「昨日に引き続き、順調なようだな」

「なろうの方で気に入ってくれた人は、『どうしても先が気になる!』という場合カクヨムの方を見てみるといいね」

「そういえば、カクヨムの方ではオススメレビュー書いてくれた人がいるようだぞ。今まで星だけつけてくれていたんだが、文章も書いてくれたようだ」

「へえ、何だって?」

「登場する男性が良いんだとよ」

「ウソだね、女性が素敵だと書いてあったよ」

「知ってんじゃねえか」

「くふふ、敢えて言わせたかったんだよ」

「何にせよ、褒めてもらえるというのは嬉しいことだな」


「ねえ電志、笑うと長生きできるって本当かな?」

「何の証拠も無い」

「じゃあ電志って笑わないからさ、電志が早死にしたら証明になるんじゃあないかな」

「そうだな」

「ボクはきっと長生きするね」

「神経図太いからな」

「違うよ、常に笑っているからだよ」

「ヘラヘラしてるだけじゃねえか」

「人聞きの悪い言い方をしないでくれたまえよ。これは相手を安心させるためのポーズだ」

「じゃあ笑ってないんだな」

「笑ってるよ。相手を安心させながらほくそ笑んでいるよ」

「絶対長生きする類の笑い方じゃねえ。今日はここら辺で締めるか」

「そうだね。また明日!」

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