10/1 『宿命のエビ』
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斂侍電志:青みがかった黒の長髪に眼鏡の少年。鋭い目つきでよく怖がられる。超論理思考。
倉朋愛佳:背中まで伸びた茶の髪に垂れ眉と切れ長の目を持つ少女。一人称はボク。感情の赴くままに生きる。
〈DDCF〉:宇宙戦闘機設計部でその名の通り設計士が集まる部署。室内は広大で、棚と机が雑多に並ぶ研究所風の空間。壁や天井は木目調で、床は靴音を吸収するカーペットが敷き詰められている。部屋の一角、宇宙がよく見える大窓の傍に電志と愛佳の机がある。
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〈DDCF〉は今日も平常運転。
愛佳が作業の手を止めて話し出した。
「さあ電志、そろそろボクたちのトークショーの時間だ」
それを受け電志も作業を中断し、応じる。
「ああもうそんな時間か」
「今日の執筆状況は、カクヨムの最新話をアップ、遂にエピローグだよ!」
「完結したか!」
「うんうん、長かったねえ」
「長かったな。一足先に、これでカクヨム版は終了か」
「うん。このトークショーもカクヨム版では終了だよ」
「なかなか感慨深いものがあるな」
「電志、今日はエピローグにちなんでエビについて話そう」
「『エ』しか合ってないな。エビが好きなのか?」
「いや、苦手だよ」
「じゃあ何で話題にしたんだ」
「これが運命というやつだね」
「てきとうに話すことを運命と呼ぶのか」
「エビってボイルすると色変わっちゃうんだよね」
「えっ? エビのこと話すの?」
「最初に言ったじゃあないか」
「てっきり脱線したままエビに戻らないのかと思った」
「それは甘い」
「でもエビ苦手なんだろ」
「うん。宿命のライヴァルだね」
「今思い出したけど、昨日の弁当にエビ入ってなかったっけ」
「入れたね」
「倉朋も食べてなかったっけ?」
「おいしくいただいた」
「じゃあ苦手じゃないじゃん」
「殻を剥くのが苦手なんだ」
「紛らわしいな。今日はこの辺で締めるか」
「そうだね、また明日! カクヨム版ではバイバイだよ!」




