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天才設計士の小劇場  作者: 滝神龍二
15/34

9/26 『白旗』

☆★☆★


 斂侍電志れんじでんし:青みがかった黒の長髪に眼鏡の少年。鋭い目つきでよく怖がられる。超論理思考。


 倉朋愛佳くらともあいか:背中まで伸びた茶の髪に垂れ眉と切れ長の目を持つ少女。一人称はボク。感情の赴くままに生きる。


〈DDCF〉:宇宙戦闘機設計部でその名の通り設計士が集まる部署。室内は広大で、棚と机が雑多に並ぶ研究所風の空間。壁や天井は木目調で、床は靴音を吸収するカーペットが敷き詰められている。部屋の一角、宇宙がよく見える大窓の傍に電志と愛佳の机がある。


☆★☆★

〈DDCF〉は今日も平常運転。

 愛佳が作業の手を止めて話し出した。

「さあ電志、そろそろボクたちのトークショーの時間だ」

 それを受け電志も作業を中断し、応じる。

「ああもうそんな時間か」


「今日の執筆状況は、カクヨムの最新話は進まなかったみたいだよ」

「やはり平日は忙しいか」

「忙しいのが続いているみたいだね」

「なろうの方は順調にPVとブックマークが増えているようだ」

「読んでくれている人には本当にありがとうだね!」

「ああ、ありがたいことだ」


「電志、今回は設計の話をしよう」

「ほう、珍しいな」

「ボク達が設計している宇宙戦闘機だけど、地球で使われていた機体と外観が酷似しているのは何故だい?」

「まあ、宇宙戦闘機を作るにあたって地球の機体をベースにしたからだな」

「せっかく宇宙なんだからもっと自由なデザインにしても良かったんじゃあないかい?」

「そこは、安心感が重視されたんだろう。戦闘機ってことだから、既存の物をベースにしてますって体で設計した方が、設計士も周囲も安心する。だからこれからだろうな、もっと自由なデザインの機体が生まれていくのは」

「じゃあ、ボク達の設計した【黒炎】はそのさきがけだね」

「そうなるな。これからはどんどん奇抜なデザインの機体が生まれていくだろう」

「ゆるキャラみたいなデザインとかどう?」

「嫌だなその戦闘機」

「相手が手加減してくれるかもしれないよ」

「それならいっそ白旗の形にしてしまえ」

「それはゲスいね」

「白旗が攻撃してくるってシュールだな。今日はこの辺で締めるか」

「そうだね、また明日!」

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