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天才設計士の小劇場  作者: 滝神龍二
10/34

9/21 『デスマ』

☆★☆★


 斂侍電志れんじでんし:青みがかった黒の長髪に眼鏡の少年。鋭い目つきでよく怖がられる。超論理思考。


 倉朋愛佳くらともあいか:背中まで伸びた茶の髪に垂れ眉と切れ長の目を持つ少女。一人称はボク。感情の赴くままに生きる。


〈DDCF〉:宇宙戦闘機設計部でその名の通り設計士が集まる部署。室内は広大で、棚と机が雑多に並ぶ研究所風の空間。壁や天井は木目調で、床は靴音を吸収するカーペットが敷き詰められている。部屋の一角、宇宙がよく見える大窓の傍に電志と愛佳の机がある。


☆★☆★

〈DDCF〉は今日も平常運転。

 愛佳が作業の手を止めて話し出した。

「さあ電志、そろそろボクたちのトークショーの時間だ」

 それを受け電志も作業を中断し、応じる。

「ああもうそんな時間か」


「今日の執筆状況は、カクヨムの最新話は手が付けられなかったみたいだよ」

「ふむ、それは残念だな。今日も忙しかったのか。『仕事が火を噴いている』って作者が言っていたからな」

「へえ、大道芸でもやっているのかい?」

「リアルに火を吹いているわけじゃないよ。それより、良いニュースだ」

「なに」

「なろうの方でブックマークしてくれた人も増えたし、初めて感想もらったぞ」

「それはやったじゃあないか! ファースト感想は額縁に入れて飾っておこうよ」

「ファーストってのは感慨深いな」

「……ちょ、ちょっと電志、こっち見つめないでよ」

「み見てない見てないっ」


「ねえ電志、『後回し』と『先送り』ってどう違うの?」

「正確なところは分からないが……『後回し』の方は何か他にやることがあって、他のことを先に片付けようってことじゃないか? 『先送り』は他にやることがなくても、今すぐには片付けない、そんなイメージだ」

「じゃあ作者が最新話を書けないのは『先送り』?」

「いや……物理的に時間が無いから『先送り』でも『後回し』でもない。なんか、『デスマーチ』とか言ってた気がする」

「中二病くさいワードだね」

「そんなカッコイイもんじゃない。作者は周囲から『やつれた?』とか訊かれているらしいぞ」

「次はダイエット本を書いたら良い」

「『デスマーチブートキャンプ』だな。誰も見たくねえだろ。今日はここら辺で締めるか」

「そうだね、また明日!」

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