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闇属性僧侶のあんまり平穏じゃない日常  作者: 水可木
九章 迷宮と彼らの運命
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 迷宮内の居住区画に戻って、真っ先に全員下着姿でサウナに入ったワケだが。

「ねーねー、エっちゃん!!我慢大会やろうよ!!」

「構わないよ!!ところで、ケロの字、そのなんだ、あたいが背中をこすろうか?」

「マルガレーテちゃん、準備ができたので、合図してください!!そのタイミングでクラウディオさんに向けてスキル発動します!!」

「シャルロッテ、ありがとう!!ささ、マルガレーテの王子様、あたしが隅々まで洗ってさしあげます!!もう、隅々まで!!」

「……サウナというか冷凍庫」

 アリスとMが我慢大会を開催し、俺を洗うためにシャルロッテが水を用意したのはまあ、許そう。だが、スキルで大量の水を呼び出すために、サウナ内を氷漬けにするのは駄目だろう。最早サウナの全否定だ。

「おい、M、お前に背中をこすられたら、俺の生皮はげるだろ?!ほぼ初期値の<生命力>なんだぞ?!あと、シャルロッテとマルガレーテ、洗ってくれるのは嬉しいが、サウナから出てからにしてくれ!!ナスターシヤ、掃除するから許せ!!」

 一息に言う。

「おおー!!クロ助ノンブレス凄い!!」

 アリスの能天気さがワリとマジで癒しだ。

「ケロの字!!<生命力>ほぼ初期値なら、肉ごといける自信があるよ!!」

「なんで、誇らしげ?!つか、反応するの、そこなのか?!」

「エっちゃん凄い!!わたしも頑張らなきゃ!!」

 そして、アリス、お前はドコ張り合っているんだ。油断したところに、攻撃スキルくらった気分だ。

「そうですね。ナスターシヤちゃん、勝手に冷凍庫にしてごめんなさい」

「ナスターシヤちゃん、ごめんね!!あとで、あたしとシャルロッテも掃除するから!!」

「……高温の中の生臭さの方が問題、このままで構わない。コレ使って洗うといい」

 あ、ナスターシヤ的には冷凍庫の方がマシなのかと、思っていると、それまでナスターシヤが座っていたモノをマルガレーテに渡す。

「って、それ、プリちゃん!!なんか、凄い緊縛されてるけど、どうしたよ?!」

「……言ったら、自縛した」

 これ、自縛ってある意味凄いというか、ナスターシヤはナニを言ったんだ。

「これなら、スキルの威力調整なくても大丈夫そうです」

「じゃあ、シャルロッテよろしく!!マルガレーテの王子様、洗いますよ!!」

「それなら、わたしとエっちゃんが、クロ助が動かないように手伝うね!!」

「アリスさん、Mさん、ありがとう!!」

「力仕事はあたいたちに任せな!!」

 身の危険を感じ逃げようとすると、ナスターシヤに腰布を掴まれる。

「……ナスターシヤも手伝う」

「落ち着け!!そして、アリスは俺の下着を脱がそうとするな!!」

「むー、わたしたち、クロ助のお嫁さんだから、問題ないよ?!」

「って、M、待て、掴むな、俺のHP削れてるぞ?!」

「それじゃあ、マルガレーテの王子様、任せてくださいね!!」

 緊縛プリちゃんを持ったマルガレーテが近づいてきた。

 その後のことは思い出したくもないが、マルガレーテの洗い方は驚くほど繊細で丁寧で、一緒に風呂に入るのもいいかもしれないと思ってしまうくらには、キモチよかった。

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