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ウェルカム☆ゾンビホスピタル

作者: ソナタ♪
掲載日:2026/04/16



久々に悪夢を見ました





どんな夢かといえば、

廃病院を素敵な笑顔を浮かべたゾンビナースさんに案内してもらう、そんな夢





腐りかけのナイスバデーを、これまた絶妙な破れ具合の白衣で包んだセクスィ・ナースさんに導かれ、





最初に案内されたのは外来です





小さい男の子と、そのお母さんと思わしき女性が、椅子に座って順番を呼ばれるのを待ってます



可愛らしい男の子です






目が無いけど






ああ、外れちゃったのね




手のひらにチョコンと目玉が乗ってます




あ、目が合いました




どういう理屈かは解らないけど見えてるらしくて、目玉がキョロキョロ動いてます



お母さんは心配そうな表情


肩の辺りの骨が見える位のゾンビだけど、顔の表情は読み取れます




無事に目玉が付くと良いね




そう心の中で思うと、二人の表情がほんの少し緩んだ気がしました






続いては、入院病棟





あ、こんばんは




…廊下で杖をついたお爺ちゃんに会釈されました

もちろんゾンビ



扉の開いたお部屋を覗くと、別のゾンビナースさんが血で汚れたシーツを交換してます



…ナースさんも血みどろなのに、新品のシーツは汚さないあたり、

文字通り腐ってもプロなんだなと感心です







…ところで、ゾンビって健康保険は適用されるのでしょうか?


入院しているご高齢のゾンビさんが結構いるのですよ



ふむふむ、









…死人は健康保険適用外?


まあ、そりゃそうか…









産婦人科



若い男女のゾンビが、これまた不安そうな顔で椅子に座って順番を待っています




…凄ーく、気まずい





セクスィ・ナースさん、お願いです

他のナースさんと話してないで、早く行きましょうよ



どんな方向性になろうとも、ここが修羅場になるのはお約束


ゾンビで昼ドラなんて、御免被りたいところです







気まずい空気を横目に抜け、長い長い廊下

次のエリアに向かって歩き出します





…。





廃病院で、ゾンビだとしても、患者さんは来る訳で


特に分娩室の扉なんかは、ガタが来てたら直すべきじゃないかな?




長い廊下の途中にその部屋はあって

そして少し扉が開いてました




無用心だなと思わず閉めようとした時、僕は中を見てしまったのです




つい先ほどまで息があっただろう産婦さん


しかし、我が子を抱く前に、産声を聞く前に、こと尽きてしまったらしいのです


顔を覆う布越しにその悲しみが伝わってきました


しかし、


この産婦さんの子供は間違いなく元気に産まれてくるはずです



産婦さんはこと尽きる直前に願ったに違いありません



「私の命は惜しくない、どんなカタチでも良いからどうか我が子は…」と




そしてそれは叶ったようです








だってその子は、





その身体を元気に伸ばして、今にもそのお腹を突き破──









「ああ、開いてましたか、スミマセン」




セクスィ・ナースさんの声で我に帰りました

カタン…という音で閉じる扉






…あれは果たして何だったのでしょうか?





「さア、次にいキマスヨ~」





にこやかな笑みを浮かべたセクスィ・ナースさんは、何も説明してくれませんでした




ここで僕は目を覚ましました。







夢の最後




彼女の声とは裏腹に、案内先の廊下が真っ暗だったのが印象的でした





あの先では何が見れたのでしょうか





続きを見たいような、見たくないような…



そんな悪夢も



ありますよね




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