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『マイ・レッグス』凍てついた世界で、君だけが僕の足だった  作者: Aditya Kushwaha


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13/13

包囲

死の足音は、決して大きくない。それは、何千もの乾いて凍りついた足が、石を引きずる音だ。


 ズズッ……ズズッ……ズズッ。


 砂崩れのような音だが、それは斜面を登ってきていた 。


「下がれ!」僕は叫び、手綱を引いた。「メグ、戻れ!」


 メグに命令は不要だった。彼はすでに動いていた。彼は回転し、斜面の緩んだ砂利を蹴散らした 。  僕たちは谷底から離れるように、山の上へと退却しようとした。  だが、遅すぎた 。



 僕たちが都市の明かりに見とれている間に、大群ホードは動いていたのだ。正面を塞いだだけではない。広がっていた。彼らは尾根の側面を登り、知能ある狼の群れのように側面攻撃を仕掛けてきていた 。


 左へ向く。岩の影から灰色の腐った人影の列が現れる。右へ向く。別の集団が氷を這い上がってくる 。


「どこにでもいるぞ!」僕はあえいだ。


 メグは立ち止まった。短く、怯えた呼吸をしている。彼はその場で小さく回り、隙間を探した。  隙間などなかった 。  唯一の道は「後ろ」――深く暗い峡谷へと落ち込む崖の縁だけだった。


 僕たちは後ずさった。一歩ずつ。  メグの後ろ足が浮き石で滑った。小石が背後の闇へと転がり落ちていく。  僕たちは山肌から突き出た、小さな平らな岩棚の上にいた 。  背後には垂直の落下。前方には怪物の壁。


「近寄るな!」錆びたナイフを振り回して叫んだ。軍隊を相手にするには、爪楊枝のように頼りなく見えた 。


 大群は二十フィートほど離れたところで止まった。急ぎもしない。走りもしない。獲物が罠にかかったことを知っているからだ 。  最初に襲ってきたのは「匂い」だった。太古の腐敗臭の波が押し寄せ、涙が出る。  次に「音」が来た。  何百もの喉から漏れる、低い呻き声の合唱だ。


「ガアアアァ……」


 メグがあまりに激しく震えるので、鞍の上の僕まで揺さぶられた。足を縛る革のストラップが血流を止めるほどきつく感じられた 。


「ごめん」僕は囁いた。涙が頬を伝う。「本当にごめん、メグ。僕がこんなところへ連れてきた。罠に導いてしまった」


 ウォーカーの一体が前に出た。大きく、ボロボロの鎧の残骸を身につけていた。空っぽの白い目で僕たちを見ていた 。


 メグは鼻を鳴らし、蹄を踏み鳴らした。  怯えていても、罠にかかっていても、彼は反抗的だった。頭を下げ、鋭い黒い角(彼はただの馬だが、その瞬間だけは戦場のユニコーンのように見えた)を敵に向けた 。


「戦うぞ」僕は震える声で言った。「死ぬなら、戦って死のう」


 ナイフを強く握りしめた。足のストラップを確認した。  僕は彼に縛り付けられている。  倒れる時は一緒だ 。


 大きなウォーカーが金切り声を上げた。  キエェェェェッ!  それが合図だった。


 大群が一斉に押し寄せてきた。


「食い止めろ!」僕は吼えた。


 メグが蹴り出した。最初のゾンビを蹴り飛ばし、後続の群れの中に吹き飛ばした 。僕は足を掴もうとする手を切りつけ、凍った指を切断した。  だが、数が多すぎた。  メグが一体倒すたびに、二体がその場所を埋めた。群がってくる。メグの足に爪を立て、尻尾を掴む 。



 メグが叫んだ――痛みとパニックの声だ。ゾンビが脇腹に噛みついたのだ。別のが首にぶら下がっている。 「離れろッ!」僕は叫び、滅茶苦茶にナイフを突き出した 。


 負けていた。じりじりと崖の縁へと追いやられていく。  メグがよろめいた。悪い足が一瞬崩れ、膝をついた 。


「だめだ!」


 彼が倒れれば終わりだ。ウォーカーが蟻のように群がってくる。  だがメグは、どこに残っていたのか分からないほどの底力を振り絞った。強烈な唸り声と共に体を起こし、背中のゾンビを振り落とした 。  彼は後退した。後ろ足が断崖絶壁のギリギリの端にかかるまで。あと数インチで奈落の底だ 。



 大群は再び止まった。終わりを予感したのだ。  彼らは半円を描き、わずか五フィート先で待機した。  戦いの音が消えた。聞こえるのは、メグの荒い呼吸と、僕自身の啜り泣きだけだった 。


 遠くの都市の明かりを見た。あまりに美しく、あまりに近い。


「終わりだ」僕は囁いた。  ナイフを取り落とした。手の感覚がない。  前かがみになり、メグの首に腕を回した。汗と血と雪の匂いがするたてがみに顔を埋めた 。


「愛してるよ」僕は毛皮の中で泣いた。「怖いよ、メグ。死にたくない」


 メグの体が強張るのを感じた。  震えが止まった。呼吸がゆっくりになった 。  彼は頭をぐるりと回し、僕を見た。その瞳は大きく、暗く、そして恐ろしいほど澄み切っていた 。



 彼は大群を見た。それから左手の斜面を見た――都市の門へと続く、瓦礫ガレの急斜面だ。  馬が駆け下りるには急すぎる。落ちれば死ぬ。自殺行為だ。  だが、そこだけが怪物に塞がれていない唯一の道だった 。


 メグは再び僕を見た。  彼は鼻で僕の膝をつついた。優しく、愛のこもったタッチだった。  さよならのキスだ。


「メグ?」僕は彼の目を見て囁いた。「何をする気だ?」


 彼の筋肉が収縮するのを感じた。蹴る準備ではない。  跳ね飛ばす(バックする)準備だ 。  心臓が止まった。


「やめろ」喉の奥からパニックがせり上がった。「やめろ、メグ! だめだ!」


 たてがみを強く掴もうとした。しがみつこうとした。  だが、一つ忘れていたことがあった。戦いの中で、あの古く腐った革のストラップは爪で引き裂かれ、擦り切れていたのだ。弱くなっていた 。  メグはそれを知っていた。


「メグ、お願いだ!」僕は懇願した。「僕を置いていかないでくれ! やめてくれ!」


 メグは聞かなかった。彼は、僕たちの一人だけでも救うために、唯一できることをした 。


 彼は立ち上がった(リアアップ)。そして、今まで感じたことのないほどの激しさで体をねじった。


 ブチッ。


 左足の革ストラップが切れた。続いて右も。


「いやだぁぁぁ!」


 その勢いで僕は投げ出された。鞍から飛び、宙を舞った 。  大群の中にではない。横方向へ――都市の壁へと続く急な雪の斜面へと投げられたのだ。  雪に激しく叩きつけられた。転がり、回転する。崖の端から遠ざかるように滑り落ちていく 。  雪を掻きむしり、止まろうとした。



「メグ!!」


 斜面を五十フィートほど滑り落ちて、ようやく止まった。  僕は慌てて体の向きを変え、動かない足を引きずりながら尾根を見上げた。


 メグはまだそこにいた。一人きりで 。  彼は僕を見ていなかった。大群を見ていた。  怪物たちの注意は彼に向けられていた。彼が大きな標的であり、囮だった 。



 メグは最後にもう一度、反抗の雄叫びを上げた。それはいななきではなかった。鬨のバトルクライだった。  そして、彼は攻撃を待たなかった。突撃チャージしたのだ 。


 彼は怪物の壁に向かって真っ直ぐにギャロップした。


「メグーッ!!」  喉が裂けるほど叫んだ。


 兄弟の黒い影が、死者たちの灰色の海へと消えていくのを見た。  彼が蹴り、噛みつき、ゾンビが宙を舞うのが見えた。  そして、彼が倒れるのが見えた 。


 灰色の波が、黒い島を飲み込んだ。


「あぁ……嫌だ……嫌だ……」


 僕は雪の中に横たわり、壊れ、一人ぼっちになった。谷に反響する彼の最後の戦いの音を聞きながら。

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