第3話 神との邂逅~転生しても詩人(リリシスト)!?
気がつくと、俺は辺り一面真っ白な空間にいた。
「アッ…さてはこれ死んだっぽいな…。」
『察しがいいな、子よ。』
突然頭の中に声が響いた。
「え!?えっ!?」
すると目の前に3メートルは優に超える肌の黒い大男が腕組して仁王立ちしていた。
髪の毛は、恐怖髪束、そして桂冠を被っている。
「うわあああああ!」
『調子どお!あっ、死んでるか!ハハッ!私はジェア。神だ!』
やば~…この神様???やば~…。
『ま~そう!とりま其方は死にました!お悔やみ申し上げます!』
めっちゃ明るいな…この神様……ちょっとだけ苦手かも!
『でもさ、君、めっちゃ現世への未練残ってな~い?』
「あっ、そう…ですね…。夢半ばで死んでしまったので…」
『だよね!オッホン、そこでひとつ提案があります!』
「て、提案………?」
『実は私、君の世界でいうところの“異世界”の管理を任されていて、君のチカラがいまとーっても必要です!』
「俺の…チカラ…?」
『私の世界“サキワフ”では、君の住んでいた世界の何倍も言葉の影響力が強い。そう、言霊のチカラだ。君の言語能力があれば、私の世界を大いに、また急速に発展させることができる!もしも君が私の世界を発展させてくれた暁には…!君の現世での“蘇生”を約束しよう!どう?やる?やらない?やらない?やる?』
唐突すぎる提案に戸惑った。
しかし、ちょっと考えてみろ。迷う必要なんてあるのだろうか?
なんか異世界の発展とか、ちょっとよくわからないことをおっしゃっているが、もしも蘇ってもう一度やり直せるチャンスがもらえるのなら、やらない手はない…!
「や、やります!」
『お~!センキュー神対応!そう言ってくれると信じていたよ!じゃあ、ここに契約書がありますので、ご署名いただけますか。』
け、契約書…?
なんかいきなり胡散くさ…いや、ビジネスライクになったな…。
俺は契約書に自分の名前を書き記した。
「空韻雷夢」…と。
『ヨシ!これで契約成立です!先に言っておくが、神との契約破ったら畜生道とかに堕とします!』
全然先に言ってない!!!
『“その時”が来るまで、一旦これまでの記憶、ここでのやりとりも含め、全てお預かりさせていただきマス!それじゃ、新しい人生、いってらっしゃーい!!!』
雑ぅ!なんか超雑ぅ!
えっ、ちょっと待って!
あと、なんか異世界用の特別な能力の付与とかそういうのないの?
わああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…!!!
こうして「俺」は徐々に意識の輪郭を失い、異世界への転生へと身を投じていったのであった。
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