小鳥遊凛音 異世界を見つける
僕たちをつないだのは
音だった
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「えーっと、、、ここは、、、?」
私は小鳥遊凛音
いつものようにメンバーと通話をしながら作業をしていた
(えっと、ナルアとベルに作画振ってて、雪は情報収集頼んでて、私は、今期の最終確認してて
転換期ってファイル開いて、、、そのあとの記憶がない、、、)
周りを見渡すと右後ろにピンク色のロングヘアをした女の子が座り込んでいた
彼女の下には、おそらく魔法陣のような文様が描かれている
、、、私の下にも
周りには、中世ヨーロッパ人が着ているような服を身にまとった人が大勢
奥から一人、お偉いさんのような少年が来る
私、、、を素通りしてピンクの髪の子へ
「アナタが聖女だな?こちらへ来てくれ」
「へ?」
ピンクの髪の子と、少年は二人してどこかへ行ってしまった
「あー、、、なるほどね」
この状況を見た私の今の気分を一言で表そう
帰りたい
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「R!R!無事なら返事して!」
次の瞬間目を開ければ、聞き覚えのある声が私を呼んでいた
「ん?あぁ、ごめん雪
ちょっと、寝てたみたいだ」
「もう、、、、心配するんだから寝るときはちゃんと言ってよね」
「あはは、、、ごめんって」
、、、どうなってるんだ?
確かに私は日本ではないところにいた気がする
どうなってるんだろう、、、
まぁ、作業終わったらもう一回転換期のファイル開くか、、、
「R!ちょっとここのモーション確認してほしいんだけどいいかな」
「はーい、じゃあ確認のファイルのところアップしておいて」
「了解!」
やっぱり、音はいいな
こうして、生きる道を作れるんだから
さ、終わらせちゃおう
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「OK、じゃあここのモーションを5秒早めて明日提出お願いします」
「はい、わかりました」
「じゃあこれで私は抜けますね、また明日お願いします」
「わかりました、明日もよろしくお願いします」
〈ベルが退出しました〉
「よし、、じゃあ転換期のファイル開くか」
転換期、、、、転換期、、、あった!
「再生っと」
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「アナタは、先ほどの召喚時にいた」
どうやらわたしは
転生ではなく転移ができるようになったそうです
異世界を行き来するものがないなってなったんですよ
「あれ?だったら作っちゃえんじゃん」
そうやってできた物語がこちらとなります