第77話 彼女が思うVTuber
登場人物
新堂あかり:第2章の主人公。第1章の主人公の市川匠の彼女であり幼馴染。とても優しく可愛げのある娘しかしながら天然もちょっぴり入っている。魔女名アカリとして冒険の旅にでる。
ヴィーナス:この世界で人気の配信系インフルエンサー
魔女:ある目的のために物語を創る人、執筆者。神出鬼没で何を考えているかわからない。本編、物語の先にあるものはの総主人公。
四大天使魔女
ミカ:四大天使魔女の長。血の気が多い。イメージカラーは赤
ウル:四大天使魔女の一人。イメージカラーは黄色
その他
ゼウス:ウルに眠っていた人格。まだ謎な事が多い。
クロノ:女神魔女。アカリが冒険している世界の長。女子高生という設定
大和姫:巫女。その正体は卑弥呼の末裔。魔物退治を目的としている。アカリとは一度出会っている。彼氏をゼウスに奪われたためゼウスに恨みをもっている。
「はい!着いた!」
「ここは‥‥」
「私の家!」
お金持ちの家といえば…というタワーマンションだった。
「す、すごい‥‥」
「ふふん~まぁ、私は天才VTuberだからね」
「へ、へぇ」
この世界でもVTuberって言うのか…ってどういう設定してんのよ魔女。
「それに、気づいたんじゃないの?ぶつかったときに…」
彼女はちらっととある物を見せる。
「そ、それは天使の羽のアクセサリーもしかして…」
「っふふん~!改めまして私は天使魔女ヴィーナス!よろしくね!」
「っ……!」
天使魔女ー天使の名をもつ魔女で、普通の魔女より上の立場らしい、そして天使魔女は天使の羽のアクセサリーを身に着けている、一方、四大天使魔女と言われる天使は天使魔女よりも位は上だ、特徴として髪の毛の色がその四大天使魔女のイメージとしてついているそして、魔力が桁違いだ。
しかし、彼女からは天使魔女の魔力?というのが感じられない。
「ん?」
「‥‥本当に、天使魔女なんですか?」
「本当に天使魔女だよっ!」
その瞬間、彼女から魔力が吹きこぼれたような感覚がした。
「えっ」
ドスっ。
「うっ!!!」
彼女の拳は、私のお腹に。
「げほっげほっ」
「あらあら‥‥ごめんなさい…かわせると思った、今のは速さの付加魔法みたいなもんよ」
「こ、この‥‥」
見えなかった‥…私は、反撃をしようとしたが。
「……ごめん」
「なっ……」
「ちょっと、試してみたかっただけ」
「試してみたかった?」
「衰えてなかったかなって、本当は私は戦闘なんてしたくないんだよね」
「……っ…‥いや…‥その言葉と裏腹に……ヴィーナスさん……あなた‥‥私を…」
私は、言葉を言いかけようとしたが。
「今はなんかそういう魔女?みたいなのは興味ないしVTuberという仕事が大好きなんだよね、楽しいんだもん」
「そ、そうなんですか…でも……魔女は…願いを叶えないと…消滅するって」
「あぁ…そんなのあったような…っん!!」
突然、ヴィーナスさんの身体が光る。
「消滅光……」
「これが噂の消滅光かぁ」
「意識した途端に……」
「あちゃ~1本取られたなぁ意識したらこうなるのかぁうーんまぁいいか……それでこの消滅光で四大天使魔女様は…逝かれたんですね」
「……そうですね」
「で、あなたはその近くにいたって事ですか」
「……おっしゃる通りです」
「その時…彼女達が消える時‥‥どういう顔してた?」
「どういう顔ですか?」
「うん」
「そうですね…‥‥わからないです」
「わからないって……」
「だって、表情ですべてがわかる訳じゃないですか‥‥もしかしたらどんなに笑顔でも辛いかもしれない……仮面をかぶってる‥‥事もあると思いますよ」
「仮面か……いいんじゃないの?仮面を被っても」
仮面、その言葉を言った瞬間に彼女の魔力が少し変わったように思えた。
「本来の自分を見せるべきだと私は、思います」
「それは何故?」
「……」
今の私では答えは導けなかった。
「ごめん、いじわるしちゃった!ほら、私はVTuberだし絶対にプライベートは知られたくないのだからは私は仮面をかぶってるそう言いたかっただけ」
「……」
「それにね……喋るだけでみんな私を褒めてくれるのよ」
彼女は、私達の世界でいうスマホをだし、動画にあるコメントをみせてくれた。
<かわいい!>
<本当に天使>
<大好き>
「愛されているのですね」
「えぇ……私のリスナーはほとんどが男性‥‥男って単純だよね…」
「……」
「すこ~し色仕掛けするだけで‥‥ちやほやしてくれるんだもんほんと単純」
「それがあなたの本性なんですね」
「そうよ、むしろこのVTuber業界では当たり前よ」
「…‥‥」
「でも面白いものよね私に貢いでも見返りは一言、ありがとうで十分、それだけで相手は私の虜になるそして、どんどん人気なればなるほど見返しがなくても私に貢いでくれる、本当に楽よねこの仕事」
「私はVTuberの事はまったく存じませんのでそれに対しての返答はできません、でも応援してくる人がいるのにあなたがそのような事をしているといつしか痛い目をみますよ」
「わかってないな‥‥この世界は食うか食われるか、男というモノをどれだけ釣るかの世界よ。それに私は同業者も蹴り落とす」
「少し、あなたの配信動画をみましたがコラボというものをやってましたよね他の人と」
「あぁ…コラボなんてあんなの演技に決まってるじゃん、お互い嫌だよ、あなただって1人の女なんだからわかるでしょ?」
「私はわかりません」
「まっ……ちやほやされてない魔女なんてただの魔女か」
「……」
「じゃあ、一度あなたもVTuberになってみる?」
「嫌だって言ったら?」
「あなたは、絶対に言わないわ」
「何故?」
「これもあなたにとっての魔女としての使命の通過点だからよ」
バレているのはわかっていたが…‥流石天使魔女。
「ってな訳で~!一回だけ配信しよ!ダブル魔女系VTuber~!ウィッチューバー!」
彼女は、唐突に配信を始めたのだった。
「みんな~!!突然だけどゲリラ配信始めるよ~!」
天使魔女ヴィーナス、一体何が目的なんだ。




