第73話 終 天使魔女に祝福を祝福を天使魔女に
登場人物
新堂あかり:第2章の主人公。第1章の主人公の市川匠の彼女であり幼馴染。とても優しく可愛げのある娘しかしながら天然もちょっぴり入っている。魔女名アカリとして冒険の旅にでる。
リエル:四大天使魔女の一人。イメージカラーは緑。今回のメインキャラ。
ナギ:リエルの幼なじみ。ナギとみんなから呼ばれている。リエルの家の前で隠れているところをアカリに発見された。
イザナギ:ナギの身体に入っていた人格、天地開闢を発動したが魔女によって阻止された。
エル:リエルの妹。魔女ではない。
魔女:ある目的のために物語を創る人、執筆者。神出鬼没で何を考えているかわからない。本編、物語の先にあるものはの総主人公。
四大天使魔女
ミカ:四大天使魔女の長。血の気が多い。イメージカラーは赤
ウル:四大天使魔女の一人。イメージカラーは黄色
「リエルさんはそろそろ消えるから」
「消えるって……」
「結婚は彼女の目標ですしそれが終わったら消えますよ」
「……彼女が消えた後ってどうなるの?」
「表現がしにくいです、なにもない人もいますしある人もいる」
「‥‥‥」
「ただ、魔女になった人の共通点は何かの為に魔女になり、やり直したい、変えたい事があるというのが前提です」
「‥‥じゃあ魔女‥‥‥あなたも」
「ふふ、どうでしょう?色々な人が言っていますが他の魔女に干渉するのはやめた方が良いですよ」
「あながそれを言うの」
「ん?私は、特別ですから」
「‥‥‥」
私は、それ以上の返答はせず喜ぶ2人を見つめるしかなかった。
別れが来るのを知りながらも。
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そして天地開闢の件から少しった日。
「リエル!入るよ!」
入ってくるのはウル。
「は~いどうぞ」
「なんか、クロノ様が呼んでるよ……あっ」
ウルは、私のウエディングドレス姿のリエルを見て目を輝かせた。
「どうかな‥‥?」
「とっても素敵!!羨ましい!」
「ありがとう!じゃあ‥‥ちょっと行ってくるね」
私は、部屋を‥‥呼んだのはクロノ様ではなく。
「あなたはーー」
彼女は、手招きし別の場所でという仕草をする。
私は、彼女に付いていく。
「協力感謝です」
「…何しに来たの?」
それは、魔女と呼ばれた人物だった。
「特になにもないです、ただお疲れ様です伝えに」
「そう」
「なにか不満そうですね」
「あなたって一体何者なんだろうって」
「私ですか?あなた達と同じ一つの夢……目標に向かう魔女ですよ」
「私は、色々あなたに聞きたい事があるんだけど」
「……」
「じゃあ一つだけ、あなたはこの後どうするの?」
「これから言うことを口外しないといなら教えます。もしするのでしたら、あなたをここで消します」
「消すほどの事をやるって事ですか」
「まぁ、そんな感じです」
「わかったわ‥‥口外しない…天使魔女の名に誓うは」
「あなたを信じます、天使魔女リエル…私はこの後、三大超天使魔女を消してきます」
「ほ、本気なの…?」
「えぇ、そうしないと私の目標にたどり着かないので」
「か、勝てるの……?」
「えぇ…あの3人くらいなら……」
魔女は、チラっととある魔法をチラつかせた。
「ぁ……あっ‥‥あなたその魔法……なんで」
「それは教えられないですね」
「思っている以上にこの世界は‥‥動き出しているのね」
「そうですね、だけど私は三大超天使魔女よりも恐れている事があります」
「恐れている事?」
「えぇ……あの小さい天使魔女ウルさんの事です」
「ウル?彼女は、普通の天使魔女だけど」
「あれ、知らなかったのですか彼女ってーーーー」
彼女の正体を知った私は、唖然した。
「嘘……だよね…。そんなのありえない嘘でしょ?」
「嘘じゃないです」
「だって……最強の天使魔女と呼ばれたゼウスなんてありえる訳ないでしょ!!!」
私は魔女の服の襟を掴む。
「……っやめてください消しますよ」
殺意の意思が魔女から出ており私は、とっさに襟を掴むのをやめた。
「なんで……」
「あなたもわかってるように彼女、ウルさんは元々暴走してあなたの上の存在に止められた」
「……」
「その暴走の理由ってわかる?」
「まさか……ゼウス……」
「そう、彼女の中にゼウスが眠ってるのよ、今回の天地開闢の件と同じで」
「そ、そんな」
「でも、天地開闢以上の事が起きる、だから私は三大超天使魔女を消しあの三天使が持っている能力を貰う」
「……」
「何も言わないんですね」
「今、私がここで何を言っても意味がないし無力って事を分かっかたら、それに……私は消えるし」
「大丈夫です、私が必ずウルさんを助けますから」
「あなた」
「そうしないと、私の魔女としての使命が達成できませんからね」
「魔女……お願いがあるの」
「?」
「ウルを……普通の女の子に戻してあげてください」
私は、魔女にゆっくりと頭を下げた。
「わかりました」
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「ナギさんあなたはリエルさんを妻とし、病める時も健やかなる時も、悲しみの時も喜びの時も、貧しい時も富める時も、これを愛し、これを助け、これを慰め、これを敬い、その命のある限り心を尽くすことを誓いますか?」
「はい、誓います」
神父役は、私の上司にあたるクロノ様だった。
クロノ様は普段、学生服を着ているのだがこの時ばかりは女神魔女として正装している。
「リエルさんあなたはナギさんを夫とし、病める時も健やかなる時も、悲しみの時も喜びの時も、貧しい時も富める時も、これを愛し、これを助け、これを慰め、これを敬い、その命のある限り心を尽くすことを誓いますか?」
「はい、誓います」
私達は指輪の交換をする。
指輪…色々あったけど……今は懐かしく感じる。
そしてナギは、私に近づく。
ゆっくりと私にキスをする。
あぁ、これで全てが終わるのか…本当に終わってしまうのか…。
「っ……」
「リエル?」
小声で、クロノ様は私に声をかける。
「ご、ごめんなさい」
「泣きたい時には泣いていいんだよ」
「……」
「お疲れ様」
「っっっっ」
その一言で、私は報われた。
私は、涙を流した。
当然周りの皆は驚いた。
そして……。
「あっ……」
私の身体が薄っすらと輝きはじめた。
消滅光だ。
「リエル……」
「ナギ……私は……私は」
「わかってる……もう行くんだろ?」
「ごめん、何もできなくて…」
「大丈夫……絶対に君を見つけるから」
「……」
「う、うん!」
もう一度、ナギとキスを交わした。
「‥‥リエル、また」
ミカは私に一言だけ言った。
「……リエル…リエル…嫌だ…行っちゃ嫌だ…」
小さな身体で黄色の髪の毛をしたウルがこっちにやってきて抱き着く。
「ウル……」
「嫌だよ…もう嫌だよ、なんでみんな消えちゃうんだよ…!」
「……それが、私達が望んでいる事だからよ」
「…そ、そうなの…?」
「えぇ……あなたもいつかわかるわ、だから自分を大切に…そして…自分を信じて」
「う、うん…!ぜ、絶対!また会おう!そしていっぱい遊ぼう!」
「もちろん」
消滅光の輝きがます。
終わりの時が近い。
ふと、正面をみる。
魔女、そしてあかりさんの姿が見える。
私はその姿を確認して最高の笑顔を送った。
「ナギ…ミカ…ウル…ありがとう!」
1人1人に礼を言う。
「そして……クロノ様!私を……救ってくれてありがとうございます!私は…あなたに救われた事でもう一度歩めることができたこの御恩は一生忘れません!」
「礼なんていいよ、私達の仲なんだから!ん~!そうだ」
クロノ様は、ポケットからスマホをだす。
「はい、みんな集まって~!」
クロノ様は、写真を撮る。
「これでよし……」
「クロノ様…」
「あっ…」
私は、力が抜けて倒れそうになる。
「リエル!」
ナギが抱き留める。
「ナギ……ごめんね…」
「大丈夫だから…!ゆっくり休んで」
「うん……大好き」
リエルがぐったり倒れ、消滅光がゆっくりと消えてゆくそしてリエルの姿は跡形もなく消えていった。
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「終わりましたね」
「えぇ」
「アカリさん、次どこにいくんですか?」
「あなたが、指定してくれればたっくんに会えるとおもいますけどそこの所どうなんですか魔女」
「あはは…」
「いいわ、これまでの流れをみて後2人なんでしょ」
「察しがいいですね」
「四大天使魔女の、魔女としての本来の使命を達成させろって事でしょ」
「ですね、でも、次はそうはいかないと私は思ってます」
「……まためんどくさいの嫌よ」
「めんどくさいですよ」
「…‥なので楽になるようそろそろ私も、動きます」
「初めから動いてよ」
「物語もクライマックスに近づいてますからね、アカリさんもこのまま頑張ってください~」
「あ~もうわかったわよ…それじゃ!」
私は、魔女を後にし次の目的地にむかった。
そう何事もなかったように。




